G1
CV:ジャド・ネルソン(劇場版)、リシャール・ゴーティエ(TV版)/吹:石丸博也
『トランスフォーマー2010』の主人公。初登場は日本未公開の映画『トランスフォーマーザ・ムービー』の終盤から。サイバトロンの若き戦士ホットロディマスが、死亡したコンボイからマトリクスを受け継ぎ誕生した(G1シリーズの)二代目総司令官。なお、ウルトラマグナスはあくまでも彼の代理に過ぎない。
マトリクス解放直後から何故か顔にほうれい線が入り、メガトロンのように老け込んだ顔つきとなった。以前の若者らしい快活で砕けた口調も、やや堅苦しいものになった。
ビークルモードでは、前身であるスポーツカーとコンボイのトレーラーが合わさったようなキャンピングカー風の大型車両に変形する。ホットロディマス同様、赤・黄・オレンジを主体としたファイヤーパターンと後方に長く伸びた派手なマフラーが特徴。ロボットモードでは余剰となる後部コンテナは、移動砲台モビルフォートレスに変形する。
海外での正式名称はロディマスプライム(Rodimus Prime)で、『トランスフォーマーアニメイテッド』に登場するロディマスも海外名がそれである。pixiv内ではホットロディマスと同一人物なためか、タグが「ロディマス」で一括されている事が多い。
人物像
もともと戦士としてはまだまだ若輩者だったためか、コンボイに比べると無茶はしないものの影が薄い。
しかも活躍する時は決まってマトリクスを失った時だったり、一時的にコンボイが甦った回では執拗にマトリクスを彼に返そうしたり、ホットロディマスに戻ったことを喜ぶなど、司令官としての責務を重荷に感じている節が見られる。
それでも司令官としての任務を熟すだけでなく、多くの異星人との同盟を結ぶなど様々な成果を上げた。日本の戦いでは政府から非難を浴びせられ、一度はヤケを起すも先の戦いで助けた剣道師範からの教えで迷いを断ち切った。
最終回手前ではエアーボット共々宇宙ペストに感染したウルトラマグナスに付け回され、挙句レッグガーを介して宇宙ペストに感染してしまう。その後、物語の途中から先代司令官たるコンボイが復帰し、その際にマトリクスを(宇宙ペストに感染して暴れまわっていたため少々強引に取り出される形で)返上したためホットロディマスに戻ってしまう。マグナス同様、彼もコンボイの司令官代理を務めたと言える。
87年度の海外CMではコンボイがまだ復活していない設定であるのか、引き続き司令官として勤めている。
日本独自の続編である「ヘッドマスターズ」ではベクターシグマ暴走を食い止めるために自ら犠牲となったコンボイに変わって、再び司令官として返り咲く。
フォートレスたちサイバトロンヘッドマスターと共闘するもメガザラック率いるデストロンヘッドマスターによってセイバートロン星は破壊された。それを機に指揮権をフォートレスに譲り、チャー、ブラーと共に新天地に旅立つ。
序盤のみしか活躍しなかったが、これまでの経験やコンボイの死を目の辺りにしていたのか前作よりも強い責任感と冷静さと威厳な面を持っている。
物語の終盤にターゲットマスターのリーダーとして舞い戻る展開と最終回で再登場する案があった。
OVA作品「戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー 英雄伝説編」の一つ「英雄伝説2010ウォーズ」では彼を視点に描いた総集編がクローズアップされた。
トランスフォーマースーパーリンク
CV:ポール・ドブソン/吹:置鮎龍太郎
グランドコンボイに並ぶサイバトロンの指導者であり、セミトラックに変形。冷静沈着で、彼なりの戦略を以て行動する知性派。かつてセイバートロン星で争いを続けるのではなく外宇宙でのトランスフォーマーの可能性を求め旅立った民の指導者となった(この民達がエネルゴンが存在する環境に適応したのがオムニコンである)。ホットショットのように彼を信奉する者も多い。
以前アルファQが故郷ごとユニクロンに襲われた時助けに駆けつけるのに間に合わず負い目を感じており彼の生存が発覚すると償いとしてその故郷を含め喰われた星を再生させるためユニクロンを蘇らせる必要があると考えるようになる。以前の戦いでの脅威の再来を危惧し聞く耳を持ちたがらなかったグランドコンボイとは対立したが、後に和解。彼の下に加わりデストロンに立ち向かった。星々の再生に成功しそれらが再びユニクロンの蹂躙にあった事もあり認識を改めていた。
ちなみに、劇中では下半身の状態でスーパーリンクしたことは一度しか無く、それも本編とは外れた文化の日スペシャル(日本でのみ放送)内で描かれた仮想プログラム内でのことだった。
プライムウォーズトリロジー
オーバーロードによってマトリクス・オブ・カオスを埋め込まれたロディマスがユニクロンに憑依されロディマスクロン(ネメシスホットロッド)となり、終盤でパワーアップした姿がロディマスユニクロナスである。だが、完全なユニクロンの傀儡となり果てたのではなく、彼への復讐を画策し、更にはサイバトロン・デストロン両軍の打倒も目論んでいる。
ボディのカラーリングとボンネットのファイヤーパターン、そしてアゴ髭を蓄えたような顔が『シャッタード・グラス』のホットロッドと酷似しているが、全くの別人である。
アプリゲーム『アースウォーズ』にも登場しており、こちらはメガトロナスによってマトリクス・オブ・カオスを埋め込まれている。
玩具は『パワーオブザプライム』シリーズのロディマスプライムの仕様変更品として発売。各部のカラーリングやステッカー、ボンネット部のタンポ印刷、そしてロディマスコンボイの頭部の造型が変更されている。海外では限定販売品という扱いだったが、日本では一般流通での販売となった。
G1版の玩具について
ビークルモードの大型車両が後部コンテナと分離してロボットモードに変形するギミックが採用されており、劇中で見られたコンテナ部分が脚に変形するギミックはその後の商品展開でも残念ながら再現されていない。
関連タグ
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