Hot Rodはスペース入りなので、タグとしての使用は非推奨。
トランスフォーマーシリーズのキャラクターはホットロッドにて。
概要
Hot Rodとは改造車のスタイルの一種で、一般的には主に1930年代~1960年代のアメリカの自動車を改造した物を指す事が多い。
一般的な特徴は以下となる。
歴史
1930年代頃から自動車の普及と共にドラッグレース(2台の自動車で直線の速さを競うレースの事)が全国各地で行われるようになり、それに伴って車の改造に一定の方法が確立された。
それらはレースによってエンジン内部のプッシュロッドが熱くなる事に因んで「Hot Rod」と呼ばれるようになった。
また、速さを競うだけでなく、1950年代頃のアメ車によく見られるスタイルの豪華さ・派手さも徐々に改造に取り入れられて、多数のレースイベントやカーショーが行われる事で新たな形式が登場する事で後世まで発展。
社会問題化した違法行為から一種の総合芸術へと洗練化されたため、車その物に留まらず、ファッション、デザイン、アート、音楽、ホビー、ビジネスなどに幅広く影響を及ぼしており、アメリカ文化の大きな一部となっている。
日本での普及
一時期まではほとんど知られておらず、それまでアメ車と言えば大き過ぎるとか、走行性能や燃費が悪いとか、さらに暴走族みたいな怖い人が乗るもの……そんなイメージが先行していた。入手も困難だったため、いざ広めようとしても非現実的であった。
1980年代頃には一転して注目されるようになる。その背景にはバブル景気や、若い世代が新しい文化を求めたこと、暴走族の衰退などが考えられる。
この時期に人気を集めた所ジョージ氏が、アメ車を好んで乗っていたことも無視できないだろう。
そんな時代を経た現代においてもアメ車が入手し辛いのは変わらず、国産の小型トラック(ピックアップ)に派手なカラーリングを施したり、車高を下げてスタイリッシュに改造した物が多い。また、1960年代~1970年代頃の「アメ車の真似をした」国産車を改造する場合も。
最近ではHot Rodの解釈の広がりと、「真のHot Rod」が入手できない事情を逆手に取って、アメリカでは見られないような車種を改造した物も多くなってきた。
具体的には430系以降の日産セドリック、グロリアやS11系以降のトヨタ・クラウン、トヨタ・マークⅡ3兄弟など。