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概要編集

セイバートロン星に存在する超コンピュータ。

機械に生命を与え生命体にする力をもっている。この生命は初期では「パーソナル・コンポーネント」と呼ばれ、トランスフォーマーのパーツとして扱われていたが、後のシリーズでは「スパーク」と呼ばれている。

惑星の内部にある黄金の球体で、起動させるには「ベクターシグマの鍵」と呼ばれるアイテムが必要。

この鍵は有機物を侵食して金属に変える力を持つため、悪用されると非常に危険なアイテムである。


各シリーズでの登場編集

G1編集

CV:コーリー・バートン(CV:石井敏郎

第42、43話から登場。

メガトロンが新たに作り出した陸上部隊スタントロンを自我のあるトランスフォーマーにするために、鍵を所持している長老アルファートリンから鍵を奪い取って起動させた。

その後サイバトロンがスタントロンに対抗するためにエアーボットを開発した際に再び起動させるため、デストロンに奪われた鍵の代わりにアルファートリン自らが鍵となりアクセスした。

騒動終結後、オリジナルの鍵は悪用を防ぐためにエアーボット達によって破壊されている。

これ以降アルファートリンがベクターシグマの意思を伝える代弁者として登場するようになった。


海外展開『ザ・リバース』では強力なエネルギー庫「プラズマエネルギーチェンバー」をガルバトロンに解放させ、その影響を受けない地球人のスパイクの力でエネルギーを星の活性化に利用した。

また今作ではコンボイがベクターシグマにアクセスするために空になったマトリクスの器を利用している。


日本展開『ザ☆ヘッドマスターズ』では『2010』の最終回で宇宙の英知が詰められたマトリクスが空となった事で不安定になり、暴走してしまう。

それに乗じたガルバトロン達デストロンによってセイバートロン星ごと破壊されそうになったが、軍施設に置いてあったマトリクスをホットロディマスが充電し、コンボイと共にセイバートロン星へと運んだが、既に暴走は臨界点にまで達していた為コンボイ自らがエネルギーをベクターシグマに与え、暴走は終わった。

その後は、セイバートニウム以上の硬度を誇るミラクル合金セイバートニューロンの調合を始め、これを巡り再びデストロンとサイバトロンの攻防戦が繰り広げられた。

しかしメガザラックの独断でワイプによって、爆弾を仕掛けられてベクターシグマもろとも、セイバートロン星が壊滅してしまう大惨事となった。


ビーストウォーズリターンズ編集


CV:エリザベス・キャロル・サヴェンコフ(吹き替え:神奈延年

ベクターシグマとは別に、セイバートロン星深くにある鏡のようなスーパーコンピューター「オラクル」が登場。ビーストコンボイに暗示的な神託を与え、導いていた。

裏設定ではベクターシグマに外部からアクセスするために開発されたインターフェイスポータルであり、デストロンに寝返ったライノックスことタンカーがオラクルにアクセスしてG1で破壊されたベクターシグマの鍵を復活させて入手し、セイバートロンのリフォーマットを企むビーストメガトロン惑星の無機化のために利用しようとした。


ビーストウォーズネオ編集

【TTFK3】新刊のお知らせ

CV:平野智恵

サイバトロン達を指示するスーパーコンピューターとして「ベクターシグマ」が登場。

G1より遥かに自立的な思考を持っておりトランスフォーマーの神として崇められている。「光の塔」と呼ばれるシンボルのタワーの内部に設置されていて、女性的な人格で青い光球に包まれた石器のナイフに思わせる形の石の様な姿をしている。どちらかというとサイバトロンよりの思想であり、サイバトロンを大規模な軍制で統括し宇宙の平和に務めさせてきた。そんな中ビッグコンボイへ直々に新兵の育成を命令し、以後の逐一支持を送っていた。エネルゴンマトリクスにアクセスしてビッグコンボイに代弁させることが可能でサイバトロン達の成長や危機に助言や激励を授けてもいた。

ユニクロンの復活を早くに予期しており、復活してセイバートロン星に攻め込んできたのに対し、サイバトロンの艦隊を向かわせつつも新しいトランスフォーマーとしてゼロからやり直すよう説得したが聞き入れられず、艦隊を壊滅させられセイバートロン諸共乗っ取られベクターシグマ・ユニクロンへと変えられてしまう。

しかしサイバトロン・デストロン双方の活躍でユニクロンは破壊され、解放された。

漫画トランスフォーマーレジェンズでは、ビーストコンボイビーストメガトロンの戦いで、オラクルと有機エネルギーの泉が融合したことで新しく生まれ変わった模様。

星を救ったビーストコンボイの偉業を讃え、自らを守護する存在として、グレートコンボイを始めとした多くのコンボイタイプのトランスフォーマーを生み出したとされる。

後にユニクロンとの戦いに備え、セイバートロン星を再び機械化することを決意。そしてビーストウォーズネオの物語に繋がっていくことになる。


トランスフォーマープライム編集

CV:藤原啓治

サイバトロン星の地下に眠るプライムの叡智の宝庫。ディセプティコンが首都として利用していた都市ケイオンの地下に通路が存在するが一般には所在地が知られておらずプライムが所有する「ベクターシグマの鍵」の導きを辿る必要がある。この鍵は生体認証認知機能があるためプライムの称号を持つ者かプライムに鍵を授けられた者しかベクターシグマへのアクセスが出来ない。

マトリクスに宿っている記録のバックアップも施しており、マトリクスの力を放出したことでマトリクスを所持した(=プライムの力を授かった)時からの記憶を失ってしまったオライオン・パックスに、事前に鍵を預かっていたジャック・ダービーを乗っ取ったスペースブリッジでサイバトロン星へ送り、記録を再ダウンロード、マトリクスに送信して元のオプティマス・プライムへと戻す事に成功した。


関連タグ編集

トランスフォーマー セイバートロン星 プライマス ユニクロン

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