概要
「それがどっこい違うのさ、安もんのラジカセ野郎!」
『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』に登場するサイバトロン戦士。アメリカを中心とした英語圏での名前はブローン(Brawn)。
ジープに変形し、ビークルモードではフロントグリルの部分からドリルを展開して地中を掘り進む事ができる。
自称「怪力ゴング様」の名の通り、小柄なミニボットでありながらかなりの力持ち。無骨で親分肌な性格で、時には頑固。
チャージャーは親友で、本編第63話「インカの秘宝」ではコンビを組んでデストロンと戦った。
パーセプターとは当初反りが合わず、彼が科学者としての任を全うするため前線に出ない事を臆病と罵り、やたらと突っかかっていた。だが第25話「ミクロの決死隊」では共にメガトロンの体内に侵入して任務を達成した事で和解し、仲を深めた。
活躍
戦績は作中でも良い方に分類され、特にサウンドウェーブと交戦した時は、持ち前の怪力を活かして圧倒するなど彼の宿敵であるはずのブロードキャストよりも良い功績を残している。そのためファンからは「音波キラー」とも呼ばれている。
一度だけメガトロンの融合カノン砲を使った事があるが、強力な反動で使いこなせなかった。
『ザ・ムービー』では地球のサイバトロンシティの応援としてアイアンハイド、ラチェット、プロールと共に宇宙船で向かうが、デストロン軍団に襲撃され、スタースクリームの撃ったメガトロンライフルにより倒れた。
なお、プロット段階ではメガトロンライフルのビームで真っ二つにされる予定だった。
その後のシリーズにて
『2010』では、エピソード『音楽惑星への挑戦』で作画ミスによりデストロンの中に混ざって登場していた。
『ビーストウォーズメタルス』の原語版では、初代コンボイが死にかけた際、チータスの「このままじゃブローンの二の舞だ」という台詞の中で触れられているため公式には戦死している模様。
アニメイテッド(ブローン)
『アニメイテッド』ではチームロディマスの一員としてゲスト登場。チームの構成員はロディマス、レッドアラート、ホットショット、アーマーハイド。
レジェンズ
『レジェンズ』では「LG48 ゴング&リパッグ」の名で発売。『ザ☆ヘッドマスターズ』に登場するリパッグがヘッドマスターとして付属する。
コミックでは、とある戦いで胴体を失いヘッドマスターの体になってしまった(本人曰くパワーが半減)。レジェンズの世界に移り住んでからは工事現場でアルバイトしている。商品に付属のリパッグは今回、ゴングの家に居候しているという設定。
関連する商品には以下があり、いずれもセット商品である。
- ゴングのヘッドマスター…LG-EX ヘッドマスターセット
- リパッグのドローン…LG53 ブロードサイド
- 通常サイズのリパッグ…LG-EX リパッグ&グロテス
バンブルビー(ブローン)
「怯むなー!」
冒頭のサイバトロン星での戦いにて登場。
上記の台詞で劣勢なオートボットを鼓舞するが、直後に敵弾の直撃を受けて大きく吹き飛ばされ壁に激突してしまった。しかしその後のサイバトロン星脱出シーンで脱出ポッドに向かっており、派手に吹っ飛ばされた割には負傷は軽かったようである。
劇中では変形せずビークルモードの設定も無かったが、スタジオシリーズにて玩具化された際にSF四輪ビークルとして設定されている。