CV:若本規夫 (英語版:トレバー・デュバル コリン・マードック(27話))
概要
惑星アニマトロスを力で支配するリーダーで、ドラゴンに変形する。海外での名称はスカージ。
「力こそすべて」といった考え方の持ち主で彼に忠誠心を持つ部下であるダイノシャウトやテラシェーバーと共にマスターメガトロンと手を組みデストロンに味方する。
フォースチップを背部にイグニッションすることで二つの龍の首が出現して三つ首竜となり「デスフレイム」や「ヘルストライク」といった必殺技を放つ。
かつてはサイドスの弟子の一人でファングウルフの兄弟子だったが、当時のアニマトロスのリーダーの統治力不足が原因で荒廃したアニマトロスの未来を案じるあまりサイドスと対立。支配者となった。
アニマトロスに訪れたローリの説得を受けプラネットフォースを引き渡したが、手を組んだマスターメガトロンへの義理立てとしてアニマトロスでの決戦では中立の立場となり、スタースクリームの罠にマスターメガトロンが嵌められた際は救出のためデストロンに合流し、その後は惑星ギガロニアまで共に行動していた。
だがマスターメガトロンのような完全な悪の存在というわけではなく、本来の彼は礼儀正しく思いやりもあり、弱きを助け強きを挫く心優しく勇敢な性格。アニマトロスを力で支配するといった方針も苦渋の決断の末に出した彼なりの回答であり、宇宙の平和を願っているのは他の惑星のコンボイたちと同じである。実際彼がリーダーとなってからはアニマトロスは平和が保たれていた。
危険を顧みず説得に現れたローリの事を「お嬢さん」と呼び、妹や娘、母親の様に思っており彼女には頭が上がらない。
ギガロニアで出会ったバドとの交流とファングウルフの説得を受けて自分の部下を連れてデストロンから離反。最終決戦ではサイバトロンに味方した。
イグニッション
デスフレイム
頭部の両隣からオレンジ色のドラゴンの頭を出現させ(ビーストモード時には三つ首の状態となる)、そのドラゴンの頭から超火力の火炎放射を行う。
かなりの威力を持ち多くのサイバトロンを苦しめた他、首をしまわなければ無限に使用可能で、イグニッション後も何回か発射したり、生やしたまま行動したり、逆にいつの間にか戻していたりする。
ちなみにサンダークラッカーが勝手な行動をした際には彼に向けて放射、彼がトランスフォームしていた戦闘機のエンジンノズルに引火し「ケツに火が!ケツに火が!!」と悲鳴を上げさせた。
余談
CVは強力若本でおなじみ、若本規夫氏。
劇中では(控えめな方だが)若本氏らしい「ブルァァ!」な演技を度々披露しており、同時に収録していた声優達は生の強力若本が生み出すシュールな笑いをなんとかこらえて演技していたとか。
しかし見た目も性格的にもとても相性が良かったおかげでフレイムコンボイには強烈なインパクトが付き、ギャラクシーフォースの中でも人気なキャラクターとなっている。