『0011ナポレオン・ソロ』(原題:The Man from U.N.C.L.E.)は、アメリカNBC系列で、1964年から1968年まで放送された、スパイもののテレビドラマ。全4シーズン、計105話。
メトロ・ゴールドウィン・メイヤー製作。第1シーズンはモノクロだったが、以降はカラー放送された。
日本では、1966年から1970年まで、日本テレビ系列で放送された。
当初様々な敵を相手に戦っていたが、世界制覇と人類の支配を企む国際犯罪組織スラッシュ(T.H.R.U.S.H.)が登場すると、以降は宿命のライバルとしてもっぱらこの悪の組織と対決するようになる。また、初めはハードだった作風も、次第にコミカルなタッチへと変貌し、それが特色となった。
ソロの相棒で金髪のロシア人イリヤ・クリアキンは、開始当初脇役に過ぎなかった。ところが、ソロを凌ぐと言われたほど予想以上の人気が彼に集まったために次第に出番が増やされ、ほどなくソロとイリヤがコンビで活躍するシリーズへと変貌した。
しかし、優秀だが女性には弱いソロと、クールに任務をこなす中性的なイリヤという対比が、番組をより面白くした。
1966年からアンクルの女性エージェント、エイプリル・ダンサーを主人公とした、スピンオフ作品「0022アンクルの女(The Girl from U.N.C.L.E )」も放送された。全29話。
2015年には本作を元としたリメイク映画「コードネームU.N.C.L.E.」が製作された。
キャスト
本編の主人公。国際秘密捜査機関アンクル(U.N.C.L.E.)の特別捜査官(コード番号は0011)。
明晰な頭脳と人並み外れた行動力の持ち主でルックスも抜群の優秀な捜査官だが、女性には目がなく、見ると必ず口説いてしまう。
イリヤ・クリヤキン:デヴィッド・マッカラム(声:野沢那智)
コード番号は002。ソロと同じアンクルの捜査官、ソロのパートナー。金髪のロシア人で小柄。
女好きのソロとは好対照にクールで女性には見向きもしない、冷静に任務を遂行していく。ただし時にはとんでもないミスを犯したり、ソロに対してイタズラを仕掛けるお茶目な一面もある
アレキサンダー・ウェーバリー:レオ・G・キャロル(声:真木恭介)
コード番号は001。イギリス人でイギリスとアメリカの情報局に50年間在籍し、現在はソロとイリヤの上司でアンクルのニューヨーク本部第二課課長。
ウェーバリーの姪で秘書。
OPナレーション:(声:大木民夫)
ワルサーP38アンクルスペシャル
ソロ達の使用する改造拳銃はアメリカでも日本でも大人気となった。ナポレオン・ソロを知らなくてもメガトロンの元ネタと言えば判る人も多いだろう。
一説ではルパン三世の愛銃がP38になったのも本作の影響(を受けたアニメスタッフによるもの)だと言われている(原作漫画ではP38との表記はない、と言うか適当に描かれている)。
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外部リンク(引用)
- 0011ナポレオン・ソロ - Wikipedia(最終更新 2016年5月21日 (土) )