「そんなもの≪スピードデュエル≫に出会ったら 遊作もデュエルを楽しめるようになるかもな」
概要
藤木遊作と共通の目的をもつハッカーの青年。Den Cityで移動屋台式のホットドック屋「Cafe Nagi(カフェナギ)」を営んでいる。
誰に対しても興味を示さない遊作が唯一信頼を寄せている人物。過去にロスト事件に巻き込まれた弟・仁がおり、同じ境遇である遊作とも大きく関わりを持つ。遊作がPlaymakerとなり、LINK VRAINSにいる間はハッカーとして彼をサポートをしている。
復讐を誓った遊作に対して、いつか彼が心から楽しんでデュエルできる日を願っている。
人物
紫の癖毛に灰色の眼、顎鬚が特徴。普段はパーカーの上に茶色のコートを着用しているが、店を開いている時はマスコットがプリントされたエプロンをつけている。
店を経営していることもあってか社交的で面倒見の良い性格。Aiとの仲も遊作と比べると良好である(遊作が辛辣すぎるからかもしれないが)。ただし店の宣伝にAiをこき使うことも。
ハッカーとしての実力は折り紙つきで、
・SOLテクノロジー社にクラッキング
・ブルーエンジェルの正体を暴く
・病院の個室を盗撮
・ネットを巡回しPlaymakerに関する情報を消去
・監視カメラの映像から映っている人物の個人情報を特定、遊作と共同し不法侵入
…などと数知れず。Aiから「犯罪だよ」と全うなツッコミを受けても、「ハッキングはすべて犯罪」と言い切っている。ハッキングそのものが犯罪じゃないのは内緒。
元々は体育会系でハッカーやプログラミングとは無縁の生活であったが、ロスト事件後に一変。仁の身に何が起こったのかを知るべく、死に物狂いでプログラミングやネットワーク技術を勉強しハッカーへの道を辿る。次第にほとんどのサーバーをハッキング出来るようになった最中、ハノイの騎士の存在を知り自らLINK VRAINSに乗り込み情報集めをしていた。途中彼らに追われ、捕まりそうになった時に後のPlaymakerであるUnknown(アンノウン)に出会った。
ちなみに当時の自身のアカウント名はUnnamed(アンネームド)。帽子にコートを着用しており、その風貌はとあるゲームのキャラクターに類似している。デュエル自体は出来るものの、そこまで腕はないらしい。遊作に助けられた後に現実世界で再開をし、自身の弟がロスト事件の被害者であると遊作に告白し、それぞれロスト事件に関わっている事と、ハノイの騎士やロスト事件の真相を知る為に遊作と協力関係を結んだ。
使用デッキ
闇属性戦士族の「コードブレイカー」デッキを使用。相手フィールドにモンスターを送り付け、相手リンクモンスターとリンク状態となることで、デメリットをもたらす戦術を使用する。
草薙本人は「あまり腕はない」と自称していたものの、Playmakerとのデュエルではデッキ、戦術を知り尽くしていたことや遊作が迷っていたこともあり圧倒して見せた。
余談
今作の次回予告は草薙が担当しているのだが、その内容が「草薙ポエム」と称されるほど叙情的な語り口となっており、密かな人気を博している。興味のある方は是非公式サイトで聴いていただきたい。
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ネタバレ
Playmaker達のサポート中に、仁の助けを求める声を聴き、自らも「ミラーLIKE VRAINS」へ突入する(この時、緊急事態だった故かアバターは現実世界と全く同じ服装だった)。しかし、その声はライトニングによる非情な取引のための罠だった。取引の内容はPlaymakerと闘い、勝利すれば仁の意識データを返す。断れば消滅させる(ワザと負けることも含めて)という非情なもの。仁を救う為に、やむを得ずPlaymakerとデュエルする。
Playmakerが戦うことを躊躇していたこともあり、容赦なくモンスター効果やコンボで攻撃して圧倒する。Aiの問いに対しても「俺が一番大切なのは仁だ」と突っぱね、デュエルを続行する。
さらにネタバレ
草薙は、仁の意識データをライトニングが握っている以上、こうなる可能性は想定していた。
現実世界で遊作と密約を交わし、覚悟を決めさせていた。もしも遊作と戦わされる事になったら自分は迷うことなく、仁を救う為に遊作と闘う。もしそうなった時は遊作に大義を貫いて自分を倒せと。
もちろん遊作は戸惑った。しかし、遊作自身も解っている。
遊作に対して自分の弟を救うPlaymakerという存在は、もはや自分だけではなく「みんなの未来の道標であり希望である」と、言い聞かせる。そのうえで、遊作が大義を貫いてライトニングを倒すのだと勝手だと承知の上で言い聞かせる。
ついに
覚悟を決めたPlaymakerが新たに召喚した、デコード・トーカー・エクステンドの効果とコンボによって、ライフが0となり敗北。仁に詫びを入れつつ、Playmakerに後を託して消滅した。ライトニングはPlaymakerが草薙を倒さざるを得なかったことに「戦うまでもなくお前たちは我々に負けた」と愚弄するが、Playmakerは草薙がこの事態を予測していたこと、草薙は自分を恨んでなどいないことから「負けたのはお前たちだ」と反論した。
なお、遊作にとって家族も同然であった草薙を倒すことになったのは相当心に来るものがあったようでデュエルが終わったときには泣き崩れただけではなく、ライトニングに反論した後にはしばらく倒れてしまった。
戦いが終わって
Playmakerがボーマンを倒したことで、現実世界で目を覚ます。
そして、仁が徐々に明るさを取り戻したことを喜んでいて、謝礼として遊作と尊にはコーヒーは一生無料で提供している。
しかしながら暫くは仁の側にいて失った時間を埋めておりその間は遊作が店を切り盛りしている。
人間態Aiが行動を起こした際に、財前晃の招集にPlaymakerと共に同行。初めて、ブルーメイデンらと顔合わせをする。
今シリーズでも変わらず現実世界でPlaymakerのサポートを行う。財前とブルーメイデンのデュエルを見守る際、Aiの心情を聞かされる。確かに弟の仁は救われたが、代わりにイグニス達はいなくなったことに対しては申し訳なく思っている。
AiとPlaymakerの戦いが終わった後は、仁と2人でホットドッグ屋を続けており、遊作が戻ってくることを待ち続けている。