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きっと何者にもなれないお前達に告げる

僕の愛も、君の罰も、すべて分け合うんだ。

概要編集

少女革命ウテナ」などで知られる幾原邦彦の12年ぶりの監督復活作で、テレビシリーズとしては14年ぶりとなる作品である

MBSTBSテレビ愛知BS11AT-Xにて、2011年7月~12月まで全24話が放送された。

DVDBDは全8巻。

ヒロイン高倉陽毬の担当声優である荒川美穂さんのデビュー作。また、高倉冠葉の担当声優である木村昴はそれまでドラえもんジャイアン役に専念しており、当作がドラえもん以外では初の出演作となった。

アニメに先行して小説が発売され、上中下の全三巻が刊行。上巻には9話まで、中巻には18話までが収録されている。

2015年2月にBlu-ray BOXが発売された。

2021年には10周年記念の一環として劇場版『Re:cycle of the PENGUINDRUM』の公開が発表された。テレビシリーズを再構成し、新作シーンを追加した内容となる。同年4月8日に劇場版の応援クラウドファンディングが実施された。一日足らずで目標金額を達成した他、限定数が設けられているコースが全て完売となっており、大きな反響を呼んでいる。


ストーリー編集

生存戦略―――ッ!

その言葉と共に、病の末に死んだはずの高倉陽毬が甦った時から運命は輪り出す。

陽毬は不思議なペンギン帽子に宿る謎の人物(プリンセス・オブ・ザ・クリスタル)により延命されたが、その代償として「ピングドラム」を要求されてしまう。

陽毬の兄で双子の高倉冠葉高倉晶馬は、妹のために影も形もわからない謎の物体・ピングドラムを探す事に。

三兄妹の翻弄の日々に荻野目苹果も加わり、ピングドラム探しが始まる。

「生存戦略しましょうか!」


登場人物編集


スタッフ編集

原作イクニチャウダー
原案・監督幾原邦彦
助監督山崎みつえ
キャラクター原案星野リリィ
シリーズ構成・脚本幾原邦彦、伊神貴世
キャラクターデザイン西位輝実
シリーズディレクター中村章子
コンセプトデザイン中村章子、柴田勝紀
美術秋山健太郎、中村千恵子
色彩設計辻田邦夫
編集西山茂
音楽橋本由香利
音楽制作スターチャイルドレコード
音響監督幾原邦彦、山田陽
音響効果三井友和
アニメーション制作ブレインズ・ベース

主題歌編集

オープニングテーマ編集

ノルニル」(第1話~第14話)

歌:やくしまるえつこメトロオーケストラ / 作詞:ティカ・α / 作曲&編曲:江藤直子

少年よ我に帰れ」(第15話~)

歌:やくしまるえつこメトロオーケストラ / 作詞:ティカ・α / 作曲&編曲:江藤直子

エンディングテーマ編集

DEAR FUTURE」(第1話~第9話・第11話・第12話)

歌:COALTAR OF THE DEEPERS / 作詞:岩里祐穂 / 作曲&編曲:NARASAKI

DEAR FUTURE feat.Yui Horie」(第10話)

歌:COALTAR OF THE DEEPERS / 作詞:岩里祐穂 / 作曲:NARASAKI / 編曲:WATCHMAN

灰色の水曜日」(第13話・第15話・第18話)

歌:トリプルH / 作詞:石橋凌・白浜久 / 作曲:白浜久 / 編曲:橋本由香利

Bad News 黒い予感」(第14話・第17話)

歌:トリプルH / 作詞:石橋凌 / 作曲:田中一郎 / 編曲:橋本由香利

イカレちまったぜ!!」(第16話)

歌:トリプルH / 作詞:石橋凌 / 作曲:田中一郎 / 編曲:橋本由香利

HIDE and SEEK」(第19話)

歌:トリプルH / 作詞&作曲:白浜久 / 編曲:橋本由香利

Private Girl」(第20話)

歌:トリプルH / 作詞&作曲:石橋凌・白浜久 / 編曲:橋本由香利

魂こがして」(第21話)

歌:トリプルH / 作詞&作曲:石橋凌 / 編曲:橋本由香利

朝のかげりの中で」(第22話)

歌:トリプルH / 作詞&作曲:石橋凌・白浜久 / 編曲:橋本由香利

HEROES ~英雄たち」(第23話)

歌:トリプルH / 作詞&作曲:白浜久 / 編曲:橋本由香利


各話リスト編集

話数サブタイトル話数サブタイトル
1ST STATION運命のベルが鳴る13TH STATION僕と君の罪と罰
2ND STATION危険な生存戦略14TH STATION嘘つき姫
3RD STATIONそして華麗に私を食べて…15TH STATION世界を救う者
4TH STATION舞い落ちる姫君16TH STATION死なない男
5TH STATIONだから僕はそれをするのさ17TH STATION許されざる者
6TH STATIONMでつながる私とあなた18TH STATIONだから私のためにいてほしい
7TH STATIONタマホマレする女19TH STATION私の運命の人
8TH STATION君の恋が嘘でも僕は20TH STATION選んでくれてありがとう
9TH STATION氷の世界21ST STATION僕たちが選ぶ運命のドア
10TH STATIONだって好きだから22ND STATION美しい棺
11TH STATIONようやく君は気がついたのさ23RD STATION運命の至る場所
12TH STATION僕たちを巡る輪24TH STATION愛してる

小説・マンガ版編集

公式小説がアニメと同時期に上中下巻で発売した。

柴田五十鈴作画によるコミカライズ版が月刊バーズ幻冬舎コミックス発行)にて2013年9月号から2017年3月号まで連載された。全5巻。

同誌には、同じ監督作品である『ユリ熊嵐』と

キャラクターデザイン原案を務めた星野リリィの『おとめ妖怪ざくろ』が連載されている。


関連動画編集


関連イラスト編集

輪るピングドラム輪るピングドラム


関連項目編集


テレ玉キルラキルの後番組として2023年秋から放送(ある意味でも再放送)。地上波でも再放送される機会が少ないので、貴重な再放送ともいえるだろうか。


外部リンク編集


他の言語編集

Mawaru Penguindrum

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