CV:矢作紗友里
概要
本作の主人公。
椎八場第一高校の1年D組。恥ずかしがり屋でドジっ子。吸血鬼一家に生まれるが、「不幸」に反応して血が増えてしまい限界に達すると鼻血を拭いて倒れてしまう増血鬼で、吸血ではなく供血のために人間に噛み付く。
初めて人を噛んだ時期になると血が増えやすくなる。落ちこぼれというコンプレックスに悩まされる日々であったが、健太との出会いが彼女に変化を与えていく。最初は自分の増血の原因の健太を避けていたが、自分が増血鬼と判っても普通に接してくれている健太に次第に恋心を抱くようになり、種族の違いという壁に悩むも第36話にて遂に恋人同士となる。
しかし友里耶を殺そうとするエルダから「ヴァンパイアと人間の混血児は子供を作れない」という衝撃の事実を告げられてしまい、健太が望む「普通の幸せ」を自分が与えられないことに苦悩するが、それでも尚自分と共にある事を望んだ健太の愛情に救われる。
後に、健太と本当の愛情が芽生えた事で増血しなくなり、普通の人間とほとんど変わらなくなる。この為、高校を卒業した夜に煉の手で家族の記憶を全て消去され、家族は最初から居なかったと思い込むようになる。記憶消去の翌朝、真紅家の面々から子細を聞かされていた健太にプロポーズされ、これを快諾して婚約者同士となる。
20代半ばで、健太と結婚し雨水果林となり、25歳で娘の歌音(かのん)を出産。2028年現在は14歳となった娘の少し変わった性癖にハラハラしながら、平凡な家庭の平凡な主婦として日々を過ごしている。歌音もまた、果林と瓜二つの容姿である。
健太に「杏樹に似ていない」と突っ込まれていた点と、作中の描写から、「父親似の顔立ち+母親似の巨乳+祖母の血を色濃く受け継ぐ魔性の女+ドジで平凡な容貌」なのだと推測される(兄と妹は、母親似のプラチナブロンド、日本人離れした顔立ちだというのに)。