作品解説
東宝・葦プロダクションがOVAとして製作され、1987年に東宝ビデオから発売されたロボットアニメである。
恐らく続編を意識したであろう物語のプロローグ的な内容になっており、続きの構想自体はあったと言われているものの、本作のみに終わったため真相は未だ謎のままである。
ちなみにキャラクターデザインは青年漫画家で有名な阿乱霊。
あらすじ
無限のエネルギーを放つラファエル星の希少鉱物リドニウムを求めて宇宙を旅するライオット。彼は“ザレムの瞳”をふたつ揃えて神像にはめ込めばリドニウムを封じた石室の扉が開くことを知る。
主な登場人物
主人公サイド
ライオット-cv.矢尾一樹
この物語の主人公。若干おちゃらけ気味だが決めるところは決める3枚目のような性格。
リドニウムを求め、スピカとセネカを引き連れ風来の如く旅していた所ザレムの瞳を持つユタに出会う。
ユタ/クラディノーバ=レイ-cv.水谷優子
基本的に明朗快活ではあるものの、どこか気の弱い少女。
扉の鍵となるザレムの瞳を持つことから、それを求めるデムスター一味の魔の手から狙われる。
スピカ-cv.神代智恵(現:神代知衣)・セネカ-cv.中村敏美
レディウス第二の心臓ともいえる人造人間。
ライオット曰く『勝利の天使』と例えられており、概要メイン画像の二人のうち赤髪がスピカ、青髪がゼネカである。
飴玉状のスモーク弾を常備している。
デムスター一味
デムスター-cv.速水奨
デムスター一味の親玉。スピカとゼネカに似てはいるものの、詳細は不明。
カイザー-cv.若本規夫
もう一つのザレムの瞳を持つ男。デムスター一味の行動隊長で、下記の三人組を引き連れ活動する。
ランダー-cv.二又一成
ランドル -cv.上田敏也
ラコーン-cv.山口健
登場メカ
レディウス
ライオットが乗り込む巨大ロボットで、刀身の長い剣を武器とする。
スリムなスタイルだが、スピカとゼネカの二人が血液ごと融合・強化されるツインシンクロンによりマッシブに変化する。
額の赤い水晶から放たれる針状の光線を無数に放つ『シャドウフレア』が必殺技。
なお発動時黒い固有空間を展開し、敵を擬似的に封じ込むことが可能。
二輪ビークル(公式名称不明)
ライオットが移動の際に使う水陸両用の乗り物で、キャノピーは開閉式。
シャープな車体が、車輪と巨大なボールの上に乗っかっている独特なフォルムとなっている。
意外と大型で前後部それぞれ2人ずつ席に乗れる。