ストーリー
1926年。探検家アーネスト・エバンスの元に、アメリカ大統領カルヴィン・クーリッジより、ペルー奥地の古代神殿に眠るネクロノミコンと言う古文書を入手する依頼が舞い込んだ。
ペルー奥地に向かったアーネスト・エバンスは、数世紀の眠りから覚めたネクロノミコンを巡って邪教集団と激闘を繰り広げ、さらにネクロノミコンを狙うアル・カポネ率いるマフィアとも戦う事になった。
そして戦いの最中、1人の少女とであった。名はアネット・メイヤー。邪神ハスターの血を引く風を操る少女は、邪神復活の為の生贄でもあった。
概要
1991年12月20日にウルフチームから発売されたメガCD用アクションゲーム。7300円。
ムチを操る金髪のインディ教授の様な29歳の冒険家アーネスト・エバンスを操作して進むアクションゲームで、同年9月20日に同社から発売されたメガドライブ用アクションゲーム「エル・ヴィエント」の前日譚的な内容となっており、エル・ヴィエントのプレイヤーキャラであるアネット・メイヤーも登場する。次作のメガCD用ソフト「アネット再び」にもアネットと共に登場する。
ゲーム自体は、奥行の無い横スクロール基本のアクションゲームで、アーネストのメインウェポンであるムチは、敵を倒すのに使用する以外に、地形上にあるフックにひっかけて大ジャンプしたりできる。また、特筆すべき点としてプレイヤーキャラのアーネスト・エバンス含めて多くのキャラがスプライトを複数使用した多関節キャラで表現されている。た・だ・し・・・スプライト管理するのでプログラムかデータ入力が手一杯だったのか、慣性の法則等がほぼ無視されている為、多関節キャラの表現として非常に微妙。また多関節キャラにする事でアーネスト自身が当時の家庭用ゲーム機のアクションゲームのキャラとして巨大な部類に入る大きさで表示されている為、喰らい判定も非常に大きく、慣れないと洞窟を転がり回る姿ばかりに見かける事になってしまう。
また、日本ではメガCDの初期ラインナップのCD媒体で発売され、豪華声優陣による音声がビジュアルシーンで流れるが、海外版メガドライブのGENESISではロムカートリッジで発売されている。その為、多関節関係の微妙さは、メガCDの性能と思われた回転処理など実はメガドライブの性能とプログラム技術でやっていた点にリソースが注がれたのではないかとも言われている。
声の出演
TIPS
- ゲーム中にSTARTボタンを押してPAUSE状態にし、1P側コントローラの十字ボタン↑・Aボタン・十字ボタン↓・Bボタン・十字ボタン←・Aボタン・十字ボタン→・Bボタンの順に押してからPAUSE状態を解除してゲームに戻ると、プレイ中のステージをクリアした事になる。どう考えてもデバッグコマンドです。ありがとうございました。
- ステージ9開始時に、スタート地点左側にある壁を登って行ってアーネスト・エバンスをスクロールアウトさせると、ステージボスのところに出現する。