概要
正式名称は『ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン(Sword Art Online Alternative Gun Gale Online)』。
『ソードアート・オンライン』第三章『ファントム・バレット』のアニメ化の際、銃器の監修を行ったのは、原作者の川原礫と同じく電撃文庫から著書を出版している、銃器に詳しい、ベテランライトノベル作家の時雨沢恵一であった。
その時の縁で「ファントム・バレットのスピンオフを書きたい」という時雨沢氏の要望を川原氏が快諾し、企画がスタートした。
そのため、銃器の描写が非常に細かく、原作(小説)の3倍以上の名銃・珍銃が丁寧な描写付きで所狭しと登場する。さらに3巻巻末には挿絵付きの解説まである。
物語の方も原作では描かれなかったGGOの日常や、本物の人殺しどもが邪魔をしない、正しくゲームであって遊びであるPvP大会が時雨沢氏独特のタッチで描かれる(まぁ主人公はそれなりに遊びではない事態に巻き込まれるが)。
本編がトッププレイヤー及びその素質のある人達の物語なのに対し、こちらの登場人物は大体中堅かそれよりちょっと上のゲーマー達の物語である。
また、アバターの容姿がリアルに近い本編に対し、こちらではリアルとアバターの容姿が大きく違うのも特徴。
本来の予定では第9巻で終了することになっていたが、アニメ終了後も作品の人気が途切れなかったため継続となった(11巻あとがきより)。
これにより後述のアニメ第2期放送までに14巻まで刊行されているが、内容が『SAO』本編の最新章の時系列まで追いついてしまったため、そちらのエピソードが終わるまでは閑話などの番外編しか描けない状況になっている。
ちなみに、タイトルの各単語の頭文字を取り出して省略しても非常に長いため、略称としては(作中でスクワッドをスクイッド=イカと間違えた事から)「イカジャム」等が非公式的に使われている。
(広義の意味での)ハーレム要素の強い本編とは逆に、(同じく広義の意味での)百合要素が強い……が、右も左もおっかない女だらけであり、登場人物達の狂犬っぷりを楽しむ作品となっている。
ストーリー
身長183cmの長身に悩む大学生の小比類巻香蓮は、上京を機にVRゲームに興味を持ち、紆余曲折あって「レン」という名前で、銃の世界を駆け回るゲーム「ガンゲイル・オンライン」(GGO)を始めた。
メキメキと実力を付けていったレンの前に、GGOでは珍しい女性プレイヤー・ピトフーイが現れ、意気投合した彼女はレンに様々なことを教えていく。
そんな中、レンはピトフーイの口から少数チームバトルロイヤル大会「スクワッド・ジャム」の話を聞き、これに挑戦することとなった。
主要人物
※CVは特に脚注がない場合はアニメキャスト
参加回 | SJ1 | SJ2 | SJ3~ |
---|---|---|---|
所属 | 『LM』 | 『LF』 | 『LPFM』 |
本作の主人公。GGO世界では珍しいちびアバター。
主兵装は電撃大王のかつての看板ロリも愛用したP90である「ピーちゃん」と、つや消しのコンバットナイフ。
CV:赤﨑千夏
参加回 | SJ1 | SJ2 | SJ3~ |
---|---|---|---|
所属 | 不参加 | 『LF』 | 『LPFM』 |
レンの地元の親友で廃ゲーマー。普段はALOをメインに遊んでいる。
高い筋力値にものを言わせたグレネードランチャー(MGL-140)の二丁持ちのデストロイヤー。
CV:日笠陽子
参加回 | SJ1 | SJ2 | SJ3~ |
---|---|---|---|
所属 | 不参加 | 『PM4』 | 『LPFM』 |
レンをSJに誘った張本人。
高い筋力値を活かして多種多様な武装を持ち込み使いこなすオールラウンダー。
CV:興津和幸
参加回 | SJ1 | SJ2 | SJ3~ |
---|---|---|---|
所属 | 『LM』 | 『PM4』 | 『LPFM』 |
ピトフーイのリアルでの知人であるM14-EBR使い。
身長190cmでガタイの良い男性スナイパー。
ピトフーイには頭が上がらない。
CV:高野麻里佳
参加回 | SJ2~3 | SJ4~ |
---|---|---|
所属 | 『KKHC』 | 『LPFM』 |
SJ2より参戦。R93タクティカル2を使うスナイパー。
リアル猟師で、当初はリアルでの狩猟仲間のスコードロン《北の国ハンターズクラブ》に属し、オフシーズン中における狙撃練習のためにプレイしていた。
そのため、当初は猟銃で人を撃つと言う事であるPKに否定的であったのだが、SJ2でのピトフーイの所業を目の当たりにした事で“あれは敵、駆逐すべき存在”と開き直り、マンハンターと化してしまった。
その後、スコードロンを抜け、SJ3で死闘を繰り広げた縁から同じく独り身となったクラレンスと組んで行動していたが、SJ4の際にピトフーイから「状況次第で自分を狙っても良い」という条件で勧誘を受けて『LPFM』に加わった。
CV:小松未可子
参加回 | SJ2~3 | SJ4~ |
---|---|---|
所属 | 不明 | 『LPFM』 |
SJ2より参戦。P90と弾薬を共有するAR-57を主武装に、サブにファイブセブンを装備した黒服のイケメン…に見せかけて性別は逆。つまるところ本編キャラのオマージュ。
SJ2ではレンの奇襲を受けボコボコにされた挙句、死んだフリも看破されて弾薬をカツアゲされるとあまりいいところがなかった。が、続くSJ3では本領と言うか本性を発揮。騙し討ちで参加者を次々と屠り、レン一行に迫るも運悪くシャーリーと遭遇。「えげつない」激闘を演じ相討ちとなる。もっとも、この縁で友情が芽生えたようで、以降はコンビを組んで行動を共にするようになり、SJ4からは共に『LPFM』に加わった。
なお男でも女でもイケるクチの模様。何か元スコードロンメンバーの弱みを握っているようで、SJ3では予選参加を渋るメンバーを脅迫していた。
主な参加チーム・参加者
SHINC | 新体操クラブ |
---|---|
メンバー | エヴァ(CV:朝井彩加) / アンナ(CV:M・A・O) / トーマ(CV:森永千才) / ソフィー(CV:内山夕実) / ローザ(CV:種﨑敦美) / ターニャ(CV:白石晴香) |
SJ1から皆勤賞で強豪。レンのライバルチーム。
GGOでは珍しい女性オンリー集団。GGO内では安価なソビエト・ロシア製の銃を使用する。
……といっても現実の女性兵士のようなとても厳つい外見で通称はアマゾネス。
画像はリーダーのエヴァ。各メンバーの詳細は個別記事参照。
MMTM | メメント・モリ |
---|---|
メンバー | デヴィッド(CV:間島淳司) / ジェイク(CV:村田太志) / ボルド(CV:小柳良寛) / サモン(CV:山本格) / ラックス(CV:水中雅章) / ケンタ(CV:市川蒼) |
SJ1より全参戦。デヴィッド率いる強豪チーム。徹底して統制された動きで大会を勝ち進む。特に室内戦を得意とする。
もとより服装を統一しているが、SJ2以降は古いスウェーデン軍の迷彩服に変更している。
SJ1~SJ3のいずれの戦いでも上位に残るが、Mやピトの計略によってチームを壊滅させられている。
デヴィッド
MMTMのリーダー。STM-556使い。早々に敗退したものの第3回BoB本戦に残った実力者。
GGOは初期からプレイしている古参で、ピトフーイと同じスコードロンに属していた事もあり、その頃に「バーチャル上だけでいいから付き合ってくれ」と告白したが、現在では黒歴史扱いしている様子。その際に自ら提案した「ダビド」というあだ名で呼ばれるのを嫌う。なお、SJ5ではビービーに告白しようと息巻いており、懲りてはいない模様。仲間たちも、全力で恋路をサポートしようとしつつも、失恋したらイジってやろうと思っている(色々な意味で)いい性格な奴等である。
SJ1にはチームの訓練目的で参加したが、そこでチームLMに完敗したことでリベンジに燃えているが、SJ2でピトフーイと再会してからは、毎度屈辱的な目に遭っている…。
リアルでは30代半ばの宅配便配達員。千葉県成田市在住。
ZEMAL | 全日本マシンガンラバーズ |
---|---|
メンバー | ビービー(SJ4以降) / ヒューイ(CV:伊丸岡篤) / ピーター(CV:木島隆一) / トムトム(CV:浜添伸也) / マックス(CV:内匠靖明) / シノハラ(CV:川田紳司) |
SJ1より全参戦。SJ3までのリーダーはヒューイだが、これはSJ参加のために便宜的に決めたもので基本的に上下関係は無い。
「マシンガン命、サイドアームなど邪道」なマシンガンを愛してやまない連中だけが集まったマシンガンバカのみのチーム。全員サイドアームすら持たず、マシンガンでヒャッハー!できればそれで良しなエンジョイ勢の鏡。なお、「全日本」なのは「北海道在住のプレイヤーと沖縄在住のプレイヤーがいる」というだけである。
当然ながら対人戦の勝率は芳しくなく、メンバーはBoB予選への参加経験もあるが、結果はお察しの通り。
とまぁ噛ませ以下のお笑い集団であったが、大会出場を重ねる度に急速に実力をつけており、SJ4にて優秀な指揮官を得た事で名実共に強豪チームの一角へと成長している。
シノハラ
額にバンドを巻いたM60E3使い。
他のメンバー同様おバカでヒャッハー!なプレイヤーだが、リアルでは静岡は伊東で塾講師を務める紳士で人受けのいい20代。
バイトの女の子に好意を寄せられているが、中身はヒャッハー!なので気付いていない。
自宅ではM60E3(のエアガン)と常に一緒、ベッドにまで持ち込んでいる変態。
SJ4より参加。紺色のニット帽を被った赤毛の女性。ショートバレル改造を施したRPD機関銃使い。
SJ4の開催告知メールに夢中で、背後からモンスターの強襲を受けそうになっていたZEMALの一同を救い、その姿を見たメンバーから満場一致で「マシンガンの女神」として崇められ、後入りでありながらリーダーを務めている。
様々なVRMMOを渡り歩いてきた凄腕であり、中でもチームの指揮能力は高い。フカ次郎とはALOで何度も戦った仲であり、幾度となく惨殺して煮え湯を飲ませた模様(その因縁を「一晩では語り尽くせない」というので、向こうもやられっぱなしではなかったようだが)。
T-S | |
---|---|
メンバー | エルビン他5名 |
SJ2より参加。全身プロテクターの未来兵士風チーム。装備は銃以外統一されているが、それぞれ鎧に通し番号を付けているため判別は可能。チームエンブレムはシャチ。
6巻時点で名前が判明しているのは、通し番号2番のエルビンのみ。
SJ2予選の敗者復活組で総合力も個人の能力もさほどではないが、好奇心と偶然と幸運から上位入賞者になり、テストプレイにまで招聘されてしまった。
SJ2でのあんまりな戦闘内容が知れ渡ったせいで評判が悪く、街中では正体を隠しているがそれでもしれっとSJに参加し続けている漁夫勢の鑑である(褒めてない)。
とは言え防御力の方は見た目に違わずSJ参加チームでもトップクラス。ヘタな銃弾ではプロテクターに弾かれてしまう。
頭まで一切露出なしのフルアーマー、空いた片腕には防弾プレート(位置も普通に銃を構えたら心臓をしっかりとガードするポジション)まで装備と完璧である。
代償に移動速度は低く、SJ2予選での敗北もそこを突かれた結果であった。
普段は外見通り光学銃を使用するが、SJではSFチックな外見の実弾銃を使用。エルビンがXM8、マシンガナーがGR9、他4名がステアー AUGやSAR21を装備する(アニメでは全員の銃がXM8に統一されている)。
TOMS | |
---|---|
メンバー | コール、他5名 |
正式名称不明。SJ3より参加。
全員がレン、ターニャ、ケンタのようなAGI重視でパラメータを上げているという速さを追求したチーム。
服装も装備も軽量で動きやすく取り回しやすいもので固めている。
SJ3ではその敏捷性を活かして6チームでの楽しく激しい市街戦を勝ち残り特別ルールまで生き残る。
テストプレイにも招待されるが色んな意味で早すぎたため、レンたちとは会うことはなかった。
コール
チーム最速でMP7A1を使う。特別ルールをあくまでTOMSの勝利のために使おうとするが…。
その他のチーム
プロチームは第1回大会のみの参加。
その他はエンジョイ勢多数でいずれも上位入賞できず敗退、テストプレイにも招かれていない。
しかしながらSJ2以降の倍率2倍近い予選を突破するだけの実力はある(シード枠3つ(4つでないのは不参加・シード権を持つプレイヤー複数人が同一チームに加入等で使われないシード権が毎回出ているため)を除き、SJ2は46チーム、SJ3は54チーム中27チームが本戦へと通過)。
Narrow(プロチーム) | (不明) |
---|---|
メンバー | 全6名(名称不明) |
正式名称不明。第1回大会のみの参加。チーム名はアニメ版より。
菊岡が手を回してGGOの訓練シミュレーターとしての有用性の調査に派遣された航空自衛隊の隊員。
そのため、結果の如何に関わらず初めから途中棄権する予定であった。
現実では民間人であるGGOプレイヤーを相手に圧倒的な強さを見せつけたが、現実の戦闘のプロであることが逆に仇となって「ゲームならではの要素」、即ち「絶対に破壊できない物体」や「現実にはありえない身体能力」をフル活用したレンの奇襲により一瞬でメンバー4人が脱落。
この時点でGGOは本物の戦闘訓練に適さないとの裁定を下しサレンダー。以降は参加していない。
ZAT | 散切り頭の共 |
---|---|
メンバー | セイン(実況プレイヤー) / ベンジャミン / カーサ / ケーニッヒ / フロスト / 山田 |
SJ2より参加のチーム。
セイン
参加者として撮影したSJ本戦の動画をUPしている実況プレイヤー。7巻でついに名前が判明。
そこそこ人気の実況者だが、プライバシーの問題があったためPvPの実況はSJが初。
セクハラ発言でSHINCにリンチを受けた際の動画は大きく再生数を伸ばした。おいコラ。
NSS | ニュー・ソルジャーズ |
---|---|
メンバー | コスプレイヤー6名 |
SJ2より参戦の戦史大好きチーム。
「各戦場で死んだと思われた者たちが神秘的な力で未来に飛ばされて、そこで出会い、いつか戻れる日を夢見つつ、一緒に戦っている」という設定でロールプレイを楽しんでいるコスプレチーム。
メンバーはベトナム戦争のグリーンベレー(XM177E2)、アフガニスタン紛争のソ連空挺軍(AKS-74)、ローデシア紛争の傭兵(FAL)、東西冷戦の西ドイツ陸軍兵(G3A3ZF)、WW2の日本陸軍将校(100式短機関銃)とイギリス軍歩兵(リー・エンフィールドNo.4 Mk.1(T))の6名で武装も時代考証に即したものしか使用しない。そのため骨董品めいた一品まで使用している。
西ドイツ兵とリーダーのグリーンベレーはリアルでも仲間。リーダーは何度か酔ってログインして迷惑をかけたとか。
RGB | レイガンボーイズ |
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メンバー | 光学銃オンリー6名 |
SJ2より参戦。不利を承知の上で敢えて得物を光学銃で統一したエンジョイ勢その2。
だがどこぞのマシンガンバカどもと違って、光学銃であることを除けばAR3・MG1・SR1と役割分担はマトモである。伊達に予選を勝ち抜いてはいない事を忘れてはいけない。
しかし、ただでさえ相性が悪い上に、SJ2・SJ3とも相手が悪く噛ませ担当となってしまったが、SJ4では、特別ルールにより待ち伏せ防止で大量に沸くモンスターを狩りまくっていた。
HTS | 微笑みタヤサーズ |
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メンバー | HK416D使い6名 |
SJ3より参戦。髑髏を描いた灰色のフェイスマスクと軍用ヘッドセット、黒と濃灰色の迷彩服のユニフォームで統一したチーム。
SJ初参戦時点でまだGGO歴5ヶ月だが、リアルではサバイバルゲーム歴10年以上のベテランサバゲーマーの集まりである。プロチームと同様、リアルとVRの違いに対応しきれず敗退した。
BKA | (不明) |
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メンバー | ヒャッハー!×6 |
SJ3に参戦。実はそれ以前から参戦していたかもしれない。
世紀末ファッションは当然、銃にも70年代以前の古くタフな銃をキメラ改造と部品が壊れたようなカスタムで徹底的にヒャッハー!なウェザリングを施している。
彼らもまたエンジョイ勢であり実際あっさり退場したが、伊達に予選を(ry
なおリアルでは保育士や市民の安全を守る消防士、JCに人気の塾講師などだったりする模様。
SJ2~3に参戦。シャーリーのリアル同僚で、本来はオフシーズン中における狙撃練習のためにプレイしていて、暗黙の了解で対人戦はご法度だったはずなのだが、メンバーの一人がSJの情報を持ち込み、他の者も乗ってきた事から参加した。
全員が「ラインなし狙撃」を決められる腕前だが、SJ2ではPM4に同盟を持ち掛けるも、断られたばかりか背後から強襲されてシャーリー以外全滅の憂き目にあった。
そのため、すっかり懲りていたのだが、シャーリーがやる気満々な事から仕方なくSJ3にも参加したが、彼女の用意した秘策は「居場所がバレるリーダーを他のメンバーに押し付け、彼らが逃げ回っている間に自身が暴れまわる」というワンマン戦法であった。
シャーリー自身も彼らとのモチベーションの差を感じた事からSJ3の後にスコードロンを脱退しており、以降は参加していない。
PM4(のメンバー) | (レンとフカの予想では)ピトフーイとエムの死 |
---|---|
メンバー | Alphon(CV:前田弘喜) / Borno(CV:野瀬育二) / Clint(CV:西谷修一) / Dominic(CV:村上裕哉) |
SJ2でピトフーイが雇った詳細不明の凄腕4人。メンバー名はアニメ版より。
得物はショットガン・マシンガン・狙撃銃・対物ライフル(M107A1)。
対物ライフルはエムが使用した。
なお、レンとフカは上記のように『優勝出来なければエムと二人で死ぬ』と決めていたピトフーイがそんな意味を込めてチーム名を付けたと考えているが、ピトフーイの事なので案外『ピトフーイとエムとその他4名(小説の頃はその他4名が名無しキャラだったため)』の可能性もあるかもしれない。
その他の人物
銃が出てくる作品ばかり書いている小説家
CV:時雨沢恵一
第二回以外の大会のスポンサーであり主催者。2026年現在で50代の病的なガンマニア。
上の通り銃が出てくる作品ばかり書いている小説家という以外に個人情報は全く判明しておらずその正体は不明の一言に尽きる。一体何者なんだ…!?
第一回大会の優勝賞品は、彼の書いた小説20巻セット(サイン付き)だったが、ネットでは大不評の嵐だったと言う。第二回大会の開催も目論んでいたが、何者かに先を越された上その賞品がアサルトライフル20丁セットなどですさまじく豪華だったために参加者が殺到。そのため、第三回からは対抗して賞品を豪華にしている。一方で、特別ルールも導入しているが、発動するまで明かされない上に真っ向勝負の邪魔になるような滅茶苦茶なものばかりなのもあって不評の嵐だが、反省はしていない様子。
また、「20260816テストプレイ」の呼びかけやクエスト「ファイブ・オーディールズ」のシナリオ執筆もしている。つまり、だいたいこいつのせい。
愛銃はSG550。
観客
SJを酒場で観戦する3人組。
直接の登場はないが、最強クラスのトッププレイヤーとして度々地の文に名前が出てくる。
SHINCの面々に対物ライフル入手のアドバイスを行い、本人のあずかり知らぬ所でレンの大きな助けになった。
謎のイケメン優男
ピトフーイがSAOのベータテストの際にレアアイテムを落とす敵を巡ってデュエルした相手。
VRゲームでピトフーイにたった二人だけ『自分よりゲームの腕も、意思も強い相手』と思わせたうちの片方。なお、もう片方はレン。
実質的にピトフーイに勝っていたのに、『俺よりレベルが2つも低いのに、それだけやれれば立派なものだ』と言いながら勝ちと獲物を譲って去って行ったスカした男。
殺し合いの後に上述のセリフと共に彼が言った『(レベルが)タメになったらまたやろう』発言を受けて、自分の余裕の無さを反省しつつ本サービスでまた剣を交えて可能ならぶっ殺すと決めたピトフーイだが結局その機会は無いままSAO事件が起きたため、顔を合わせる事は無かった。
これ以上の情報がないため正体は不明だが、仮にSAO本編の主要キャラクターだった場合、該当する人物は極端に限られる。一体何リトなんだ…。
1巻に名前だけ登場。やっぱり暗躍していた。
手を回してスクワッド・ジャムに自衛隊チームを送り込み、GGOの軍事的有用性を調査していた。
アニメ版6話で二つ名だけ登場。詳細な状況は不明だが、ALOにてフカ次郎が負かされた模様。
原作でのセリフは面識の有無はどちらにも解釈できる言い回しとなっていた。
スクワッド・ジャム 基本ルール
- 1チームは2~6人。全滅でチーム敗退。同一チームはフィールドの同一座標から試合を開始する。
- チーミングに一切制限なし。事前の談合もOK。
- なお、後ろから撃たれても自業自得。散々使い倒してボロ雑巾の様に捨ててやれ!
- サレンダーの決定権を持つのはチームリーダーのみ。リーダーが脱落した場合、事前申告した順位に従いリーダー権が残存メンバーに繰り下がる。
- 大会開始直前に、参加者全員に位置情報を表示するサテライト・スキャン端末とHP回復用の緊急治療キット3本が支給される。
- サテライト・スキャンの間隔は10分、表示されるのはチーム名とチームのリーダーの位置のみ(初回大会のみチーム名が表示されない)。
- スキャン端末は銃弾が透過する特殊仕様(初回大会のみ破壊不能オブジェクト)。
- 治療キットはリジェネ式で、1本に付き180秒で30%回復。自前の回復アイテムは持ち込み不可。
- 通信アイテムの持ち込み可。有効範囲は参加中の同一チームのメンバーのみ。ただし、脱落したアバターから通信アイテムを奪い利用することは可能。
- いつのまにか(SJ3から?)、ルール変更があったようで、直接接触して回線を繋げば他チームとも通信可能になっていた。
- 脱落したプレイヤーのアバターは「破壊不能オブジェクト」として10分間その場に残る。その際、肉体の欠損は修復されて「きれいな死体」として残る。どんなにバラバラになっても同様。
- プレイヤーの意識は死体が残留している間、専用の空間で待機。アバターの消滅とともに事前の集合場所である酒場に蘇生状態で転送される。
- 装備はプレイヤーが装備可能なものは回復アイテムを除き何でも持込み可。銃やグレネードはもちろん、ナイフや光剣、照明弾や炸裂弾などの特殊な弾薬も可。装備出来るのならベルト給弾システムのような物までOK。ただし、移動手段は装備として判定されるスキー板のような例外を除き、装備ではなく乗り物分類になるため不可と思われる。
- 通常プレイ時のデスペナルティであるアイテムドロップは発生しない。また、大会中に物理的に(あるいは取引によって)アイテムを他人から奪う事は可能だが、その場合は大会終了後に本来の持ち主に返却される。うっかり落っことしたりした場合も同様。ただし、装備の耐久値が全損した場合は、通常通りロストする。
- 大会が長引くとエリア内の参加者の密度が下がるため、フィールドが周囲から水没していったり、移動手段としてエリアの各地に乗り物が追加されるなどの措置が行われる場合がある。ただし『時間が経過しないと乗り物が配置されない』と言う訳では無い。
- フレンドリーファイア有り。ダメージ量・判定も通常通り。
- 参加チームが多い場合は本戦前日に予選が行われる(初回大会は参加チームが少なかったため予選は無し)。形式はチームごとの1VS1。エントリー数によっては敗者復活戦有り。
- ただし、前回大会のベスト4チームのリーダーだったプレイヤーが所属するチームはシード枠となる。
- ルールに明記されてはいないが、運営の意向でシード枠はフィールドの4隅に配置される。
- その他、大会ごとに特別ルールが設定される場合あり。
刊行一覧
- -スクワッド・ジャム-
- -セカンド・スクワッド・ジャム〈上〉-
- -セカンド・スクワッド・ジャム〈下〉-
- -サード・スクワッド・ジャム ビトレイヤーズ・チョイス〈上〉-
- -サード・スクワッド・ジャム ビトレイヤーズ・チョイス〈下〉-
- -ワン・サマー・デイ-
- -フォース・スクワッド・ジャム〈上〉-
- -フォース・スクワッド・ジャム〈中〉-
- -フォース・スクワッド・ジャム〈下〉-
- -ファイブ・オーディールズ-
- -フィフス・スクワッド・ジャム〈上〉-
- -フィフス・スクワッド・ジャム〈中〉-
- -フィフス・スクワッド・ジャム〈下〉-
- -インビテーション・フロム・ビービー-
時系列
作中時期 | SAOAGGO | SAO本編 |
---|---|---|
2025年 | ||
6月 | シノン、GGO開始 | |
8月 | レン、GGO開始 | シノンがヘカートⅡ入手、第1回BoB開催 |
10月 | 第2回BoB開催 | |
11月 | 死銃事件開始 | |
12月14日 | 第3回BoB(6巻)・死銃事件解決 | |
2026年 | ||
2月1日 | 第1回スクワッド・ジャム | スリーピング・ナイツ活躍中(7巻268P) |
4月4日 | 第2回スクワッド・ジャム | ユウキ告別式当日(7巻289P) |
6月第3週 | 第4回BoB | |
6月27日 | キリト一行VSサトライザー一行 in GGO | |
7月5日 | 第3回スクワッド・ジャム | アスナ、オーシャンタートル入り(10巻) |
7月7日未明 | アンダーワールド大戦(17~18巻) | |
8月16日 | 20260816テストプレイ | キリト退院・アリス家出(18巻) |
8月26日 | 第4回スクワッド・ジャム | |
9月2日頃 | ファイブ・オーディールズ | |
9月19日 | 第5回スクワッド・ジャム | |
9月20日 | ビービーからの挑戦状 | |
9月27日 | ユナイタル・リング開始(21巻) | |
年末 | 第5回BoB開催予定 |
主な登場銃器
大まかな分類は大体の系統。名称は作中表記に合わせてあります。
なお、(作中作としての)GGO内での性能・生産数、作中での扱いは現実に準ずるとは限りません。
時空を超えたスーパー実銃大戦であり、「ゲームの為の補正」がかかっています。
現実世界における詳細は該当記事、またはお近くのガンマニアへどうぞ。
- M14EBR(バトルライフル・エム)
- KTR09(ピトフーイ) ※AK-47のアメリカ仕様
- AR-57(クラレンス)
- 89式小銃(実況プレイヤー) ※日本の純国産ライフル
- G36K(ケンタ・SJ2までのラックス)
- STM-556(デヴィッド)
- ARX-160(ボルド)
- SCAR-L(サモン)
- H&K XM8(エルビン)
- ステアー AUG(T-Sメンバー)
- SAR21(T-Sメンバー)
- SIG SG550(銃が出てくる作品ばk以下略)
- XM177E2(NSSグリーンベレー)
- AKS-74(NSSソ連兵)
- FAL(NSS傭兵・プロチーム)
- G3A3ZF(NSS西ドイツ兵)
- HK416D(HTSメンバー)
- AKM
- AC-556F
- L86A2(ピトフーイのコレクション)
- R93タクティカル2(シャーリー)
- ヴィントレス(消音狙撃銃・エヴァ)
- ドラグノフ(自動連発式狙撃銃・アンナ)
- MSG90(自動連発式狙撃銃・SJ3以降のラックス)
- サベージ 110BA(PM4メンバー)
- M40A3
- M107A1(エム&PM4メンバー)
- デグチャレフPTRD1941(対戦車ライフル・トーマ&ソフィー)
その他
- MGL140(グレネードランチャー・フカ次郎)
- HK69A1(グレネードランチャー)
- リー・エンフィールドNo.4 Mk.1(T)(NSSイギリス兵・ボルトアクションライフル)
おまけ・SAO本編における登場銃器
- ファイブセブン(自動拳銃・キリト装備)
- へカートII(対物ライフル・シノン装備)
- MP7(PDW・シノン装備) ※原作版。普通の女子高生には辛いので下記に変更。
- グロック18C(マシンピストル・シノン装備) ※アニメ版。こちらなら尻も見える。
- 五十四式・黒星(死銃…ではなく半自動拳銃)
- L115A3サイレントアサシン(スナイパーライフル・死銃装備)
アニメ
2017年10月1日開催の『電撃文庫 秋の祭典2017』にて『ソードアート・オンライン アリシゼーション』とともにアニメ化が発表、2018年4月から6月にTOKYOMX、とちぎテレビ、群馬テレビ他で放送された。アニメーション制作はStudio3Hz。監督の迫井政行、シリーズ構成の黒田洋介、メカデザインの石口十などSAO本編と異なるスタッフ。
全12話+総集編1話で、3巻までの内容を描いている。
最序盤は時系列がシャッフルされ「2話→3話→1話→4話以降」の順となっている他、レンとピトフーイとの出会いやチュートリアルパートの追加など一部に変更が加えられている。
2023年7月に第2期の制作が発表された。2024年秋アニメとして放送。
なお、制作会社はSAOシリーズと同じA-1Picturesに変更(同年6月に3Hzから制作事業を承継したため、スタッフの顔ぶれ自体はそのまま)。
ラジオ
タイトルは『ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オフライン』。
放送局は音泉と響-RADIO STATION-
関連イラスト
関連動画
関連タグ
ソードアート・オンライン 川原礫:原作。