概要および
空挺部隊は本来、陸軍や空軍の部隊の一つとして設置・編成されるが、ロシアおよびウクライナでは独立した軍として扱われる(アメリカの海兵隊に構想が似ている)。
その歴史は1931年に航空強襲隊がレニングラードで設置されたのが始まり。
それ以降、規模が拡大し、5個師団まで規模が大きくなった。
第二次世界大戦に投入された後、兵士だけではなく、独自の車両を持つようになった(対戦車自走砲や歩兵戦闘車)。アフガニスタン戦争にも投入され、ムジャヒディーン相手に奮戦した。
ソ連崩壊後、ロシア連邦内の部隊はロシア空挺軍に、ウクライナ内の部隊はウクライナ空中機動軍に名称を変えている。
西側型編成との差異
西側型の編成だと、空挺師団は空挺作戦特化の部隊であり、他の諸兵科部隊と連携して作戦を行うことを前提にしている。
具体的に言うと、空挺降下兵(歩兵)を中心とした部隊編成で、装甲車両中心の部隊は限られており、また砲兵は空中投下で支えられる程度となる(規模でアメリカを他の国と同一視しないよーに)。火力支援、空挺による制圧域までの機甲突破は、別の師団の兵科が行うことが前提となっている。
それに対して、ソ連型VDVはそれ自体が空挺作戦を展開するための諸兵科連合ユニットとなっている。
この為、西側編成だととても空挺作戦部隊が持っている装備品だとは思えない主力戦車や、自走砲、重量級の歩兵戦闘車/装甲戦闘車の部隊を含めてひとつの師団を構成している。
この為空挺降下作戦以外でも、機動性のある陸上部隊として作戦に投入されることも多い。
まぁ重要な中身はと言えばウクライナ空中機動軍とかイカれっぷりはもう……
ロシア空挺軍も以前は凄かったんだが、その、お察しください。