概要
空挺部隊は、一般的に空挺資格を持つ軽歩兵(普通科隊員)が多くを占めるが、航空機などで装備を空輸して部隊に随伴する砲兵部隊など歩兵以外の兵科の部隊も保有し、自己完結性、つまり極力他に頼らず任務を遂行する能力が高い。
戦争は歩兵だけで出来るものでは無いが、空挺部隊の場合は主力の歩兵が「飛行機で敵地の上まで運ばれて、そこからパラシュートで降りて戦う」人たちなので、その後についていく砲兵や兵站、通信、軍医など後方支援の将兵たちも空挺作戦に関する知識や技能が求められるし、状況によっては部隊に随伴して降下できることが求められる。
もちろんそんなスキルを他の部隊に求めても非効率的なので、任務の遂行に堪える能力を身に着けた専門職の兵士たちが空挺部隊の傘下で主力の支援に当たる。
空挺作戦が登場してから、軍隊で最精鋭の部隊として畏敬の念を集めており、空挺作戦や戦闘そのものの有無に関わらず有事の際には真っ先に動員されることが一般的である。
空挺の項目も参照。