ルルーシュが偽の弟・ロロの事を「ボロ雑巾のように捨ててやる」と(内心で)言った事から生まれたネタ。
原文は「ナナリーが居るべき所を奪い取った偽者め…散々使い倒して、ボロ雑巾の様に捨ててやる!」というもの。
ルルーシュは最愛の妹であるナナリーを奪われたのみならず、父であるシャルルの目的のためにC.C.を誘き寄せる囮として使われていた。そういった屈辱的な状況に対する鬱憤・怒りがルルーシュにはあり、それをブリタニアの工作員、つまり最も身近にいる敵であるロロに叩きつけているというわけである。
ただ、ナナリーの「居場所」を奪った、という表現からは、ロロが本来は妹に向けられるべき愛を奪っていることへの怒りも感じとれる。うーんこのシスコン。
ネタとして確立した理由としては、まがりなりにも皇族であるはずのルルーシュが唐突に「ボロ雑巾」などという極めて庶民的な言葉を、しかもキレッキレのゼロ口調のまま口にしたことに対するギャップのインパクトと萌えがあったと考えられる。
もっとも、体力を使うこと以外なら何事もそつなくこなし、主夫な一面も持つルルーシュなので似合わない表現というわけではない。むしろ微妙に似合うからこそネタとしてウケたのだろう。
ちなみに、ルルーシュはロロを手駒にこそしたが、最終的になんやかんや愛着が湧き、複合的な展開もあって「ボロ雑巾のように捨ててやる」ことはなかった。