概要
キリト(桐ヶ谷和人)が『ALO』から『GGO』へアバターをコンバートした姿だが、どう見ても女の子にしか思えないアバターになっている。実際、多くのプレイヤーは彼を女性だと思っており、シノンも彼を当初、女と思い込み、後に男と知ってから一時的に激しい怒りを抱いていた。
なおこのアバターはコンバートする前の元ゲームのプレイ時間が長ければ長いほど当たりやすいレアなものであるらしく、SAO事件に巻き込まれ長時間『SAO』にフルダイブしていた故に選択されてしまったのだろうとキリト本人は推測している。
GGO編である5巻の表紙イラストはこのキリトが描かれているが、これを手掛けたabec氏は
男と思って描くと上手くいかなかったので「『最初に胸を描いて男という既成概念を破壊し、その後胸をまったいらに戻す』という方法で描いた」
と語っている。
装備・戦闘スタイル
GGOは銃撃戦を行うゲームであるため本来ならばそのスタイルに合わせるところだが、SAOでの経験から「剣士キリト」という自己認識が強かったため、ショップで偶然見つけた光剣(ビームサーベルやライトセーバーの類)に興味を持ち、その中の一つ「カゲミツG4」を購入した。
その他、サブウェポンとしてハンドガン「FN Five-seveN」も購入し、右手で光剣、左手でハンドガンという新しい二刀流スタイルを作り上げた。
GGOではSAOや新生ALOのようなソードスキルがないためシステムアシストも当然受けられないが、仮想世界での戦闘経験が長いキリトには剣技が染み着いているため、問題なく振るうことができる。
メディアミックスにて
テレビアニメ
アニメ第2期GGO編で登場するが、あくまで性転換などはしていないため、中の人は通常通り松岡禎丞氏が演じることになった。松岡氏は実際にアニメで採用されたものも含め4パターンの声質を用意していたとのことで、アニメ採用版はその中でも中間の声の高さらしい。
因みに「最も女の子に寄った演技は、本当にカワイイ女の子そのもので驚いた」とのこと。→参照記事
更にアニメ収録現場ではこの姿のキリトを「キリ子」と呼んでいることが語られている。アニメ2期4話におけるシノンとの初対面時には、口調も女の子らしいものにし嫁の仕草を真似ていた。BoBに出場した際に他のGGOプレイヤーに声をかけられた際も、悪戯混じりに「応援してね♥」と返している。
なお、途中でシノンに男であることをカミングアウトしてからは、上記の悪戯を除いていつもの声色に戻している。
ゲーム
GGOを舞台とした『フェイタル・バレット』にも登場。
本作のキリトは基本的にSAOのキリトの姿なのだが、キリトを操作して死銃事件を追うキリトモードでは事件調査のための特別なアバターという設定で原作仕様の男の娘キリトのアバターを使用する。そして、このアバターにつけられたハンドルネームこそがkirikoである。
ちなみにアバターを手配したのはこの人。
アプリゲームでも登場するが、『コード・レジスタ』ではイベントでギャルゲヒロイン風になる、某学園黙示録っぽく破れたセーラー服を纏って日本刀を振り回す(ちなみに元のキリトとは別人扱い)といった形で実装されるなど制作サイドに愛されている。
『アリブレ』では魔法少女衣装で参戦しているが、この元ネタを出したのは他ならぬ松岡氏であり、YouTubeの生配信番組出演中にこのことを知った当人は「(自分でネタを出したんだから)責任をとれと」「声を準備しなきゃ」と覚悟を決めていた。
(ただし、幸運にも実装時はほぼ通常時の音声だった。)
関連イラスト
道を踏み外しそうなイラストが多数投稿されている。
関連項目
男の娘/男の娘一覧 こんな可愛い子が女の子のはずがない だが男だ
ベル・クラネル:キリトと同じく中性的で童顔な中の人繋がりの少年で、ドラマCDおよびアプリにて男の娘と化したことがある。ただしキリトとは違いリアルで女装させられた。
なお女装姿自体はメインヒロインら女性陣には大好評だったものの、当の本人は『大切なものを失った』、『汚れちゃった』と嘆いており、半ばトラウマと化している。