概要
仮想世界「アンダーワールド」(UW)における、キリトの専用武器。
命名者はユージオで、名前が決まるまではキリトから「黒いやつ」など適当に呼ばれていた。
素材となったのは、北帝国ルーリッド村に生えていた巨木「ギガスシダー」。
ギガスシダーはソルスの恵み(UWにおける太陽光の呼称)、システム的には空間リソースを300年もの長期に渡って浴び続けた結果、とてつもない硬度を獲得し「悪魔の木」とも呼ばれていた。
しかし、ゴブリンとの戦闘により権限レベルが上がったユージオとキリトが、青薔薇の剣を用いたアインクラッド流剣術(片手剣ソードスキル)で幹を何度か切りつけた結果伐採に成功した。
2人が騎士を目指して央都セントリアに向かうにあたり、この木のうち最もリソースを含有している先端部を切り離し、セントリアの鍛冶師サードレのもとに持ち込み加工を依頼。
長い時間と貴重な砥石を消費した末、キリトたちの上級修剣士昇格直前に仕上がった。
キリトがアドミニストレータ戦後心神喪失状態になっていた半年間は、アリス・シンセシス・サーティが木を伐採するときに使っており、非使用時はキリトが青薔薇の剣(アドミニストレータ戦により刀身が破損)と共に抱えていた。
フェイタル・バレット
FBの最終アップデートで追加された「深淵ダンジョン」の最下層区域のボス部屋の偽キリトから、夜空の剣と青薔薇の剣をモチーフにした光剣が超極低確率でドロップされる。体感的に1%あるかないか。
只でさえ、偽キリト部屋のボスはとてつもなく強く一瞬でも気を緩めればパーティー全滅しかねないレベルであり、苦労して倒してもドロップせず、運良くドロップしてもレア度が低い物ばかりな為(同じ武器でレア度が違い高いほど多くの効果チップが付いている当然レア度が高いのは更にドロップ率が下がる)、深淵の名にある意味相応しい地獄のマラソンを強要され、途中で投げ出したり中には精神崩壊しかけたプレイヤーもいるとかいないとか…。
手に入りさえすれば、それに見合う力があるのも確かで、夜空の剣は実装されている光剣の中で最高の攻撃力を誇り低確率ではあるがクリティカルでダメージが10倍になるというオーバースペック。但し、重量も光剣では最大で要求ステータスも膨大な為、扱いが難しいが使いこなせれば耐久力が高い高難易度ボスも簡単に倒せるようになる。
ちなみに青薔薇の剣は、攻撃力やクリティカルダメージこそ夜空の剣に比べると控えめではあるが、クリティカル率が光剣どころか実装されてる全ての武器の中で最高値でありLUK極振りで確定クリティカルし、一撃必殺の夜空とは違った安定した火力が出せる代物である。