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本記事そのものがアリシゼーション編に関するネタバレとなります!



アリス…君の魂は…きっと甘いだろう…!」



CV:石田彰/釘宮理恵(幼少期)


概要編集

アリシゼーション編」におけるラスボス。

GGOにおいて異質かつ異常な強さを誇る謎のプレイヤー「サトライザー」のリアル。


アメリカ人で、サンディエゴに本社を構えるPMC「グロージェン・ディフェンス・システムズ」の幹部で最高作戦責任者(CTO)を務める。つまりプロの傭兵であり、GGOでの圧倒的な実力も彼が現実で本物の人間相手に本当の命のやり取りをしてきた経験に裏打ちされたものである。日本のゲーマー≒一般市民、それも米国とは違い実銃に触ったことすらないド素人如き、蹂躙できて当然の人物である。


人となりは優秀な兵士で、冷静沈着で感情の起伏に乏しい。

後述の作戦のために短期間で日本語を独自に学習している(会話習得を優先したため書くことはできない)。


しかし、その本性は一言で言えばサイコパスシリアルキラーサイコキラーとも)。

唯一快楽を感じるのが「人の『魂』に触れること」であり、そのためだけに少年時代、当時ガールフレンドだったアリシア・クリンガーマン(CV:茅野愛衣)という少女を密かに殺害、遺棄している。

傭兵になったのもアリシアを殺害した際の「『魂』との接触」を再び体験するため、つまるところ戦闘で合法的に人を殺すためである。


作中の動向編集

NSAの秘密裏の依頼で、陸自が創りだした真性人工知能A.L.I.C.E(アリス)》の奪取作戦を任される。

腹の中では作戦成功の暁にはグロージェンとNSAを出し抜いてアリスを持ち逃げし、自身の積年の狂気を満たすことを画策しつつ、脛に傷持つならず者どもで構成された汚れ仕事専門の部隊を率いて自ら《オーシャン・タートル》を襲撃する。


第一目標であるメインコントロールルームを占拠しその主要機能の制圧に成功する。が、開発者サイドが避難前に《アリス》が存在する仮想世界《アンダーワールド》(UW)への外部コマンドをロックしたために、UW内部からの操作によるアリス奪取作戦に切り替え、開発者がロックし忘れていたスーパーアカウント・闇神ベクタを使い《アンダーワールド》にログイン、アリスのいる人界の敵たる《ダークテリトリー》側の人工フラクトライトたちを統率し、人界へと進軍する。

進軍前には反逆者を容赦なく粛清し、戦争中も大規模攻撃のたびに暗黒界軍の兵士たちを使い潰すなど、敵味方問わず「命」というものを徹底的に踏みにじり続けた。


途中アリスの存在を確認すると、囮の手勢として招いた米国ゲーマー軍団により戦場が混乱している隙をついて単身飛竜で前線に赴き、アリスを拉致してシステム・コンソールへの逃亡を図る。追跡してきたベルクーリと相討ちになるも、「サトライザー」のアカウントをGGOからコンバートして再ログイン。

その圧倒的な負の心意でソルス・シノンすらも退ける。



キリトとの決戦の中、増大し続ける負の心意で遂には人の形すら失い、虚無を体現したような漆黒の天使へと変貌。

人々の祈りを集めた心意版スターバースト・ストリーム17連撃により天命を全損するも、それすらもこの後喰らうことができると信じ、ログアウトの瞬間まで愉悦に酔い続けていた。


が…

  

ゲーム版編集

フェイタル・バレットではサトライザーの記事の通り、自身の存在を悟られることなくアファシスリエーブルを使ってGGOに大事件を引き起こした。

その目的はGGOの強豪プレイヤー達のデータの収集。既にアリスの存在を知っており、その言動から原作同様自身の真の目的の下準備であった可能性が濃厚である。

アリスがSA:OやGGOへと転移してしまった件に関わっているのかは不明。


などと伏線を撒きまくった姿、まさに石田彰締め模範演技である。


中の人について編集

ご存知の方も多いと思われるが、中の人の石田彰氏はキリト役の松岡禎丞が目標に掲げているお方である(キリトを襲った金本役の逢坂良太もその1人)。


いまや松岡の代表作の1つと言えるSAOシリーズ、その集大成たるアリシゼーション編において、キリトの相棒に松岡の親友が、ヒロインに松岡と相性最高の女性が、そして最後にたちはだかる者に松岡の憧れの人が声をあてているというのは、何とも運命的なものを感じさせる話である。


余談だが、石田氏の親友も、SAOシリーズでボスを演じたことがあり、キリトとシノンの前に立ちふさがった。


関連タグ編集

悪役 サイコパス


サブキャラクターは作中設定の各記事、及び各作品の個別記事を参照。

ネタタグやカップリングはキャラクターの個別記事及び下記のカップリング一覧を参照。
















以下、更なるネタバレ注意
















上記で説明した通り、キリトとの決戦に敗れ強制ログアウトした彼。

だが、どうせリアルの自分は無傷なままだと再びログインしようとするが、気がつくと「幽体離脱」したかのように己の身体を見下ろしている状態になっていた。

そう、まるで魂の寿命を無自覚のまま使い切り、本当に死んでしまったかの様に。


そして彼の元に現れる、幼い頃に殺害したはずのアリシアの姿。

彼女の手の冷たさに長らく追い求めていた本物の感情──恐怖──を身を以て知ったガブリエルは、これまで己が殺した者達によってどこか深い深い場所へと引きずり込まれていった。未来永劫上げ続けることになる叫び声と共に…。


後に部下が発見したその死に顔は、もう一人の末路と併せ、プロの傭兵である彼らにさえ恐怖や悪夢を想起させるものであった。


このシーンはユージオが8年間探し続けた幼馴染のアリスのフラクトライトと一緒に消滅したときとは対照的となっており、二人は笑顔で手を繋ぎながら、キリトもう一人のアリスに未来の希望を託して消えていった。


死の間際にガブリエルが見たものは一瞬の悪夢であったのか、あるいは本当にあった出来事なのか。

真実を知る者は誰もいない…。

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