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本記事そのものがSAOアリシゼーション編のネタバレです!

概要編集



































アメリカ合衆国の大手ハイテクPMC「グロージェン・ディフェンス・システムズ」に属する傭兵

サイバー・オペレーション部門で米兵相手にVR戦闘の教官を務める、仮想空間内戦闘の専門家である。

しかしそれは表の顔で、裏では汚れ仕事専門の契約社員と言う立場にある。その腕を買われてグロージェンの役員にしてCTOであるガブリエル・ミラーにより、『A.L.I.C.E』奪取を目的としたオーシャン・タートル襲撃メンバーの一人に抜擢される。


襲撃メンバーの中で唯一流暢な日本語を話せるため、作戦では占拠したSTLを使用してガブリエルと共とアンダーワールドにログイン。自身は暗黒騎士のスーパーアカウントを使用してVR内部での作戦を担当する。


リアル編集

サンフランシスコのスラム街・テンダーロイン地区出身。日系とヒスパニックのハーフ。

傭兵らしく粗野で陽気、地の文で「野性味溢れるハンサム」「努力次第ではモデルにもなれたのではないか」と称されるイケメンである。

ガブリエルのことは親しみを込めてブロ(兄弟)と呼ぶ。


過去(ネタバレ注意)編集

SAO生還者のひとりであるが、その正体はネットゲーマーなどではなく、自らデスゲームに途中参加したプロの暗殺者であった。「粗野で陽気な傭兵」というのは過去を隠すための仮面に過ぎない。

当時は韓国系犯罪組織に所属し、SAO事件以前に9件にも渡る本物の暗殺を成功させてきたが、それが裏目に出てしまったのだろうか。組織の狙うターゲットがSAO事件に巻き込まれて現実世界での警備が手出し不能なほどに強化されてしまったため、ヴァサゴに白羽の矢が立つことになる。

こうして彼は10件目の仕事でテレビゲームすらやったことないのにVRMMOで人を殺せという無茶を命じられるハメになる。しかも、足がつかないように直接的な殺害(PK)は禁ずるという困難極まる制約すらついていた。挙句の果てに任務が超高難易度とはいえ、提示された報酬は実際に支払われるかも疑わしい額(本人曰く「とんでもない金額」)であった。が、所詮犯罪組織の鉄砲玉でしかないヴァサゴには報酬があろうがなかろうが拒否権などなかったのだった。


最終的にSAOから生還し法的にも無罪放免となったヴァサゴではあったが、予想通り組織が報酬を出し渋ったため、ボスを殺害して報酬を奪い海外逃亡。現在の身分へと至ることになる。その過去故に変わらず汚れ仕事を任される身分ではあったものの、グロージェンでの生活はこれまでよりも遥かに安定したものであった。


が…


アニメ版変更その1編集

後述の描写から韓国系犯罪組織とは関わっていない可能性が高い。ナーヴギアも後述の目的のために個人で盗み出したかのような描写となり、明確に自らの意志でSAOに途中参加している。


解き放たれた憎悪編集

とある日系人の男がヒスパニック系の女を金で買い、女が孕むと堕胎を認めずにそのまま一人の子供を産ませた。その子供がヴァサゴである。

男は最低限の養育費を支払い、たまに顔を見せては日本語の会話能力を教えていたが、その目的は庶子であるヴァサゴを、男の先天性腎不全であるもう一人の息子のためのドナーとすることであった。ヴァサゴは男の本当の息子を救う道具でしかなかった。

母もまた彼を愛しておらず、役人の無知をついて子に悪魔「ヴァサゴ」の名を与えた。

15歳になったヴァサゴは用済みとなることで養育費の支給を打ち切られることを危惧し、腎臓移植の条件として男に日本へのパスポートと旅券を要求した。母親とも縁を切り、人生をやり直すべく国を出たのである。

しかし、移民に厳しい日本ではヴァサゴは法律上の問題で在留資格を得ることは出来ず、今度は裏社会で韓国系犯罪組織に拾われ、しまいには馬鹿のような難易度に加えて報酬を支払う気がないであろう任務を押し付けられることになる。


日本。そして韓国。ヴァサゴがデスゲームという極限環境下で、東アジア人全てへの憎悪を自覚することとなったのは、ある意味必然であった。


ヴァサゴは任務以外にも日本人を直接・間接問わず殺していった。

時に煽り、時に騙し、自分がのせた人間が憎み合い、殺し合う姿はヴァサゴにとってまさに夢のような体験であった。それゆえに75層でデスゲームが唐突に終わってしまった際には深い虚脱と失望にも囚われた。


アニメ版変更その2編集

危惧ではなく明確に生活費を盾に腎移植を強要された上に韓国系マフィアとの関わりがなくなったのか、憎悪の対象が日本人のみになっている。

そして前述の通り最初から日本人を殺してまわる目的のため自らの意志でSAOに途中参加した。

結果として原作以上に悲しき悪役となるも、一方で無関係の韓国人・中国人・日本人プレイヤーを利用し、更にはデスゲームの狂気と関係なくレイシスト全開の真性の下衆となった。


正体(ネタバレ注意)編集

SAOでの日々を忘れられなかったヴァサゴの心は、グロージェンでの安定した生活でも満たされることはなかった。そして、いつかまたあの世界に行きたいと願っていた彼にオーシャン・タートル襲撃という任務が下される。その作戦の中、ヴァサゴは降臨した創世神ステイシアの引き起こした地割れに飲まれて天命を全損し、暗黒騎士のアカウントを使用不能にしてしまう。

しかしステイシアの姿に驚愕したヴァサゴは、とある人物の存在を確信してSAO時代のアバターをアンダーワールドへとコンバートさせる。



悪魔ヴァサゴ、ソロモン72柱の地獄の王子。

即ち《Prince of Hell》の名を持つアバターを―――


関連イラスト編集

"Did you drop something?"it's show time


関連タグ編集

ソードアート・オンライン PoH


ハイルディン・・・中の人&傭兵繋がり。ただしこちらはPoHとは似ても似つかない義理堅く誇り高い性格。



サブキャラクターは作中設定の各記事、及び各作品の個別記事を参照。

ネタタグやカップリングはキャラクターの個別記事及び下記のカップリング一覧を参照。

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