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本編のネタバレが掲載されていますので、閲覧の際は御注意下さい。


CV:井上芳雄

人物編集

ARデバイス「オーグマー」を使用したゲーム「オーディナル・スケール」(以下OS)のランキング2位の謎の剣士。


本名は後沢鋭二(のちざわ えいじ)。成人(年齢は20歳)しており、劇中では飲酒してるシーンがある。生年月日は2006年4月8日と思われる(生年はOS時点での年齢から算出。日付はSAO関連ゲームより。ちなみに4月9日はアリスの、4月10日はユージオの誕生日)。


SAO生還者の一人で、当時のキャラクターネームは苗字を捩った「ノーチラス」。

幼馴染である重村悠那に想いを告げるきっかけ作りのために2人でSAOにダイブした結果、デスゲームに囚われることになった。


劇中での行動編集

ホープフル・チャント編集

デスゲーム開始後は、ユナ(悠那)を現実世界に帰すため、下層に留まり半年かけて地道にレベリングを行い、十分な実力を身に着けたうえで攻略組に加わり、ゲーム開始から約1年が過ぎた頃には血盟騎士団に加入するまでになった。


しかし、参加した中ボス戦で「アバターに理性よりも生存本能が優先して伝達され、強敵を相手にすると足が竦んでしまう」というフルダイブ不適合症状(FNC)であることが発覚し、その影響を鑑みたアスナの判断でボス攻略から外されてしまう。

そんな中、危機に陥った他のプレイヤーを救うために迷宮区に向かった先で、皆を助けるために囮になったユナを目の前で死なせてしまうという絶望を味わい、血盟騎士団から去り攻略組からも脱落した。


誤解されやすいが、上記の一件はフルダイブ不適合症状の名の通り身体的な障害でエイジはヘタレではない

具体的に例えるなら人は何らかの理由で「2階から飛び降りなければ絶対に死ぬ」という状況に置かれた場合、「理性」によって、最悪大怪我するとわかっていても飛び降りることができる。

しかし、VR空間内でのエイジの肉体は「理性」よりも高い所から飛び降りるのは危険という「本能」を優先し飛び降りを拒否してしまうのである。


克服するには「自分の弱さを克服する」のではなく「自分の弱さを受け入れ、それでも自分を信じる」事が必要なのだが、それが出来たのはSAOが終わってから1年以上も後の事であった…。


オーディナル・スケール編集

現実世界に帰還した後、悠那の父親である重村徹大の「SAO生還者達の記憶の断片を元に、悠那をAIとして新生させる」という計画に加担する。


彼の役割は「OSをプレイしているSAO生還者のうち、死線を潜り抜けてきた攻略組を闇討ちし、HPが0になりそうな極限状態を体験させることでデスゲームの記憶を喚起させる」こと。後はオーグマーが対象の脳に高出力スキャンをかけてSAOの記憶を抽出しYUNAに転送する、という仕組みになっている。

アスナの他クライン率いる「風林火山」メンバーが被害に遭っているが、これはユナの死の一端となったのが「風林火山」の一部メンバーであったためである。


武器は片手剣で、アバター衣装は黒・紫基調。白基調であるキリトやアスナとは対になっている。

なお、彼がOSランク2位という好成績を維持出来ていたカラクリは、重村から提供された人工筋肉を仕込んだパワードスーツを衣服の下に装着し、更に人体の行動予測プログラムを仕込んだ特注のオーグマーで敵の挙動を先読みしていたという、完全なチート行為によるものである。


ただし、彼の名誉の為に付記しておくと、チートツールを使用していた事実はあるものの、パワードスーツにせよ特注オーグマーにせよ、使いこなす為には(自分自身の肉体を使う以上)身体能力やセンス、反射神経などが必要不可欠であり、万人が易々と活用できるものではない。つまり、それが出来ていたエイジは決して弱者ではなく、むしろ高スペックなくらいであり、また剣技についても、前述の通りトップギルドである血盟騎士団に加入出来るレベルのものは持ち合わせているため、ありがちな「技量がないのにチートツールでイキッているやつ」という評価は誤りである。事実、キリトも「エイジの能力ならたとえマシンのサポートがなくてもかなりいいとこまで行けた」と称賛している。


コーディアル・コード編集

全て失ったエイジは2日後の2026年5月1日に警察へと自首。

彼のやったことは立派な暴行・傷害罪に相当するが、クライン達が「ゲームの中のこと」と被害届を出さなかったために起訴されるかは微妙なラインにあった。


そんな中で黒ユナのSOSを受けたキリト(に依頼された菊岡)の根回しによって、謎のSOSの調査のために処分保留のまま保釈される。そしてフルダイブ不適合を克服し黒ユナの一命を取り留めるも、デスゲーム、ライブ会場に続き三たび目の前でユナを失い、黒ユナの胸で涙を流した。


アリシゼーション編集

アニメ版『War of Underworld』にてまさかの再登場を果たす。

フルダイブ不適合を克服した後はALOでプレイを始め、ナビゲーション・ピクシーになった黒ユナと共に過ごしていた。

アバターの装備はOS同様の黒・紫基調で、ヘッドギアと外套を身に付けている。武器は片手剣。

種族は不明(色合いからインプまたはスプリガンの可能性有)。クラインらが容易に判別できたことから、SAOで使っていた「ノーチラス」のアカウントをコンバートした模様。


アンダーワールドへの救援を求めるリズベットの訴えに応える日本人プレイヤーの一人としてコンバートを敢行し、人界軍を守るために奮戦するも、日本勢はPoHに扇動された中国・韓国プレイヤーの大軍に敗れ降伏する。

比較的ダメージが少なかった彼は、キリトを害そうとするPoHを相手に斬りかかり、一度は劣勢になるも、オーディナル・スケールの頃の姿に戻ったユナの歌でありったけのバフを得て一騎討ちに臨む。

PoHに名を問われ、本名ではなくかつての無力だったときの肩書「血盟騎士団のノーチラス」を名乗ると、アバターがSAO当時の姿に変化した(心意によるものという見方もあるが、エイジはアミュスフィアでダイブしている為、本来ならば心意を使えないはずである。原作者はSAOサーバーが関係している事を示唆しているが、明言はしていない)。

SAOで命を落とした多くの「仲間たち」の仇たるPoHと渡り合うが、日本人への強く深い憎悪が籠もったPoHの心意には押し負け両腕を切り落とされてしまう。それでも心は折れず、最後にPoHの首の一部を噛み千切り、SAO時代のアバターとなったユナと共に天命全損でログアウトした。


敗北こそしたが、世界規模の知名度を誇るユナの登場が中韓プレイヤー達の心を動かすと共にキリトが復活する時間を稼ぐ事となる。また、PoHの手袋にあったラフィン・コフィンのマークに気付いたムーンフェイズ達が陰謀に気付くきっかけを作り、劇場版の展開も踏まえたアニメ故の大活躍を見せた。


中の人について編集

担当声優の井上は本業が俳優である。声優経験はSAOシリーズ以外では劇場版ヒロアカ第2作のHEROES:RISINGにて敵キャラであるナインの担当声優として出演していた。


知名度の高さ故に、アリシゼーションでの再出演時でのキャストクレジットでは、ユナ役の神田沙也加と共に最後に大きく紹介されていた。


ちなみにSAO再出演時には同時期にテレビ放送されたドラマ版『半沢直樹』第2期にも出演している。


直接の関係は無いが、アリシゼーション放送時と同じ年に放送された『笑ってはいけない大貧民GoToラスベガス』では、冒頭でユナの中の人である神田沙也加とまさかの共演。

エイジとユナのコンビが再び実現した事にちょっとした話題となった。


完全な余談ではあるが、井上氏、神田氏、そして重村教授を演じた鹿賀丈史氏の共通点として、東宝が興行するミュージカルに出演経験がある、という事が挙げられる。エイジというキャラクターを通して井上氏を知った方は、そちらの方にも手を伸ばす事をお勧めする。


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