ユナ(SAO)
ゆな
ARデバイス「オーグマー」を使用したゲーム「オーディナル・スケール」のイメージキャラクターを務める世界初のARアイドル。
その表情や歌声があまりにも自然すぎる為、AIではなく生身の人間が演じているのではという噂がある。
OSのバトルでは彼女によるスペシャルステージが行われるものがあり、参加したプレイヤーにはバフ効果が与えられる。
オフではエイジとやり取りをしている。
アイン
ユナの周りを飛んだり転送したり、1stライブで足場になったりもしているアイツ。性別は女の子らしい。
コイツもコイツで人気があるようで、シリカはどうやら自作らしいピナのマスコットと一緒に、アインのキーホルダーを通学用カバンにつけている。
因みに「アイン」という名前は当初存在しておらず、入場者特典の「SAO劇場版 "裏"記録全集」での座談会中に急遽決まったもので(しかもその座談会は劇場公開後に行われたもの)、それまで制作陣からは「おまんじゅう」だの「ブタまん」だのと呼ばれていた。
正式名称の由来はドイツ語の「1」。ユナの名の由来もラテン語の「1」なので、その場しのぎとその場のフィーリングで決まった割にはしっかりとしたネーミング…のような気がしないでもない。
劇中では本当に「なんかユナの周りを飛んでいるなんかよくわかんないヤツ」程度の印象だが…
フェイタル・バレット
はじめに、本作のユナ関連は未映像化のとある原作エピソード(詳細はネタバレ節)が前提となっている。作中でも一応要点は説明されるが、既読だと感情移入の度合いが一気に変わるので可能ならば読んでおくことをおすすめする。
追加DLC「雪原の歌姫」より新衣装で登場。しっかりストーリーに関わる。
劇場版よりそれなりに年月が経っているが、本作でもCVはオリジナルキャストである。
スタン効果付きの光学ハンドガンなど、本DLCで実装される新要素を装備している。
ゲーム版オリジナルキャラクターであるセブンからは、AWVSSAO同様にVRアイドルとして憧れの存在として見られている。
後にユナ役の神田沙也加とエイジ役の井上芳雄は、アリシゼーション第2クールと同じ2020年に放送された『笑ってはいけない大貧民GoToラスベガス』の冒頭でまさかの共演を果たす。
SAOとは全く関係ない番組で、ユナとエイジのコンビが再び実現した事にはちょっとした話題となった。
なお、神田は2021年12月18日に35歳の若さで逝去。SAO原作(の映像作品)に出演した声優としては2人目の故人となってしまった(1人目は2016年に逝去したジータクス役の田中一成氏。2020年に逝去した藤原啓治氏がカウントされない理由についてはネタバレに密接に関わるためPoHの記事を参照のこと)。
そのため、後に発表される映像・ゲーム作品でユナが登場する際は過去の収録ボイス流用か『ヴァリアント・ショウダウン』のような音声なしのNPCが基本になっていたが、制作サイドの協議の結果、楽曲については神田の音源を継続使用し、アニメやゲームなどは『ラスト・リコレクション』以降を松田利冴が後任として引き継ぐことになった。
2代目の声優である松田氏はSAOシリーズ自体はアニメ1期は地元で視聴、2期はGGOの店員NPCの声優として参加している。
サブキャラクターは作中設定の各記事、及び各作品の個別記事を参照。
ネタタグやカップリングはキャラクターの個別記事及び下記のカップリング一覧を参照。
作中設定 | 各VRマシン SAO ALO GGO オーディナル・スケール アンダーワールド ユナイタル・リング SA:O |
---|---|
主人公 | キリト アスナ |
ヒロイン | ユイ シリカ リズベット リーファ シノン アリス ユウキ サチ |
キリトの仲間たち | ユージオ クライン エギル |
原作主要人物 | アルゴ キバオウ エイジ ユナ ロニエ ティーゼ 菊岡誠二郎 |
敵役 | PoH 茅場晶彦 須郷伸之 死銃 重村徹大 アドミニストレータ ガブリエル |
スピンオフ主要人物 | ルクス レン ナユタ |
ゲーム主要人物 | ストレア フィリア レイン セブン プレミア 主人公(SAO) レイ クレハ ツェリスカ イツキ ペルソナ・ヴァベル |
その他主要人物 | 主人公(SAO) シャム コハル エリス エリシュカ ミスト |
イラスト関連 | abec 猫猫猫 黒星紅白 ぎん太 |
一覧 | ソードアート・オンラインの登場人物一覧 ソードアート・オンラインのカップリング一覧 |
評価タグ(イラスト) | SAO100users入り→SAO500users入り→SAO1000users入り→SAO5000users入り→SAO10000users入り |
評価タグ(小説) | SAO小説10users入り→SAO小説30users入り→SAO小説50users入り→SAO小説100users入り→SAO小説200users入り→SAO小説500users入り→SAO小説1000users入り |
ここより重大なネタバレが掲載されています。閲覧は自己責任でお願いします。 |
---|
東都工業大学電気電子工学科教授・重村徹大は、ARデバイス「オーグマー」でSAO事件で失った娘をAIとして蘇らせることを企む。
その方法は、SAO生還者からSAO時代の記憶をスキャンして抽出、その中に含まれているであろう悠那の記憶を結合するというものだった。
その一環として「オーディナル・スケール」にSAOを彷彿とさせるイベントを投入していく。
本作には三人の「ユナ」が登場する。
YUNA
一般に広く知られている「ユナ」であり、その正体はSAO生還者達の記憶収集用AI。
事件解決後も変わらずARアイドルとして活動を続けている。
劇場販売パンフレットでは「黒いユナ」、エイジや重村教授は他のユナとの区別のためアルファベット表記で「YUNA」、または「黒ユナ」と呼称していた。
白ユナより一レベル下の言語化エンジン(イベントNPCやケアサポートAIに使用されているもの)を使用されており、《大勢の前で歌いたい》という単純な動機付けしかされていない。そのため、YUNAは自身が何をさせられているのか理解していない。
しかし、無関係な本を読みたがるなど、何度か設定外の挙動をとったことがあり、それが後日談の一件へと繋がることになる。
抱えているキャンディは収集した記憶を重村教授がエイジの希望で可視化したもの。
重村教授からはAIデータクローラーとしか見られておらず、事件後は運営権をオーグマーの製造元である《カムラ》と芸能プロダクション《アリオルーム》に譲渡されてしまう。その結果、自身のコピーを少なくとも5人以上生成されてAIモジュールが崩壊寸前となってしまった(SAO由来のAIは自己唯一性を基盤としており、自身の複製が存在するという認識に耐えられずにエラーの蓄積を起こしてしまう)。
彼女の危機を察知したキリトとエイジの活躍により、消滅の危機を回避する。
アリシゼーション
消滅の危機を回避した後は、フルダイブ不適合を克服したエイジのナビゲーションピクシーとして、共にALOにダイブしていた。本編での出番はないものの第1クールのOPに映り、『War of Underworld』のOPではエイジと共に後ろ姿で登場。
人界軍の援軍として駆けつけたエイジと共にアンダーワールドにダイブ。この際、ユナはアーガス本社地下にある旧SAOサーバーに保存されたかつての自分のアカウントをコンバートさせる形でUWにログインしている。人界軍がPoHに扇動された中国と韓国のVRプレイヤーに追い詰められた時、比較的無傷だったエイジはキリトを守るためにPoHの前に立ちはだかった。
ユナも本来の姿となって、歌によるありったけのバフをエイジに付与する。更にPoHの扇動の心意に支配されたプレイヤー達の洗脳を解き、日本にしかいないはずのユナの登場がUWが日本のサーバーであることに気付かせる。
激闘の末にエイジはPoHに敗れ、ユナもまたSAO時代の姿となって「エーくん」と呼んで彼の健闘をねぎらい、エイジの天命全損に伴ってログアウトした。
白いユナ
重村教授が開発している亡き娘を再現したAI。SAOのラスボス「アン・インカーネイト・オブ・ザ・ラディウス」(開発元であるアーガスが用意していたもの。デスゲーム本番では茅場自身がラスボスを務める予定だった)の言語化エンジンを流用して生み出されている。
YUNAの使っていたマスコットのアインこそが、このラスボスである。
完成のためにはSAO生還者達が持つ悠那の記憶を必要とするが、ライブ会場で行われる予定の記憶収集の最終フェイズは会場内のドローンを介した高出力スキャンであり、もしも最終フェイズが実行された場合、巻き込まれた者たちは最悪の場合はかつて茅場晶彦が行ったように脳を焼かれ死に至る。
SAO事件の再来とも呼べる凶行を白いユナは望んではおらず、自身の完成を防ぐためにキリトに接触を図る。
劇場販売パンフレットでは「白いユナ」と表記されている。
キリトたちによって前述のラスボスが撃破された事で事件が終結すると共に、そのボスの一部を流用していた彼女も消滅したかに思えたが、その残滓は崩壊の危機にあった黒ユナを守護し続けていた。
再びゲーム版
フェイタル・バレット
その正体は白でも黒でも悠那でもない、なんと4人目のユナである。
本作のユナ関連は劇場版本編の後日談「コーディアル・コード」の更なる続きとなっている。今回のユナは、この後日談で語られた「YUNAのコピー」の一人が精神を崩壊させる前に「ユナを心配している誰かさん」によってGGOへと逃された存在である。不具合の兆候を抱えたままコンバートしたため当初は危険な状態にあったが、エイジによる修復とGGOの世界に適応できたことで「(GGOの)世界でただ1人のユナ」として自己唯一性を取り戻し安定した。
余談だが上記で(コーディアル・コードを)読んでおくと良いと書いたが、この短編は劇場版のBD/DVDの限定版特典の書き下ろし小説のため、今から入手するには中古販売などを駆使しないとなかなかに難しいと思われるので覚悟されたし。
これまでにもアニールブレードや圏内事件のラーメン(アニメ1期でカットされた部分)、アルゴの犬嫌い(同じく円盤特典)などディープな原作ネタを突っ込んできたことはあったが、流石にメインストーリーにまで絡んで来ることはなかった。新規のユナファンにとっては試練の時である。
AWvsSAO
ゲームシリーズ初参戦作品。DLCキャラクターで、なんとCVはオリジナルキャスト。
しかもストーリーに関わらない、いわゆるいるだけ参戦にもかかわらず加入イベントありという高待遇である(ストーリーに関わらないのに加入イベントがあるのは他にグラファイト・エッジのみ)。
何故かALOの世界で「アインクラッドの歌姫」として有名になっている。セブンが偶然見かけたユナの映像も、加入イベントでのキリトの言い回しから生前のSAO内のユナのものである模様。何らかのルートで入手したとかなんとか。天才ってスゴい。
SAO内で有名人だったキリトとアスナのことを知っており、自身が何者か自覚のあるような素振りもみせると、とにもかくにもなんとなく既視感のある彼女を放っておけないアスナに勧誘され、より多くのプレイヤーに自身の歌を聞いてもらうべくキリト一行に同行することとなった。
……が、このユナが何者かは最後まで不明のままであった。
なおAWVSSAOは番外編なので、分岐したIF世界線から再び枝分かれしたさらなるIF世界となる(余所で例えるなら劇場版が原作ドラゴンボール、ゲームがドラゴンボールZ、AWVSSAOは劇場版ドラゴンボールといったところ)。
なので細かいことは考えないほうが良いだろう。
ゲーム上の性能は「必殺技の代わりに魔法の使えるデュエルアバター」という極めて特殊な性能になっている(本作のAWキャラクターは瞬間移動ができる代わりに空が飛べず、魔法の代わりに固有必殺技を使用する)。サポートに特化しており、無消費クールタイム制の全体バフ技を複数持つ。通常攻撃は徒手空拳だが、どちらかと言うと踊っている特殊なモーションなので一見の価値あり。
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