CV/平田広明
概要
ローマ字表記は「Klein」。
キリトがSAO正式サービス開始初日に初めて出会った人物。当時24歳。
野武士のような風貌で、赤備え風の防具で刀を振るう、MMOあるあるなお侍キャラ。
リアル・ゲーム内共に酒飲み。
これがフルダイブゲーム初体験で、手慣れた行動を取るキリトを見かけて指南役を頼んだ。
茅場晶彦によるデスゲーム宣言後、狩場争いの勃発を予期したキリトから「早めに次の街へ移ろう」と誘われたが、待ち合わせをしていた仲間との合流を優先してその申し出を断り、キリトと別れた。そのため、序盤のボス攻略には関わらない。
キリトと最初に別れるまでわずか数時間の交流だったが、彼をソロプレイヤーにしてしまったことに責任を感じ、アスナという救いが現れるまでずっと気にしていた。
普段はナンパな三枚目でモテない女好き。人柄は信頼されてもそのデリカシーの無さにより女性陣からの扱いは実にぞんざいである。中の人ネタというわけではないが、さながらONEPIECEのサンジのようになっている。
リアルに照らし合わせれば、彼の青春時代(=2010年代)はアイドルアニメ・ゲームの全盛期故致し方なしか。
なおサンジは最近とうとう脈ありの相手が現れたが、こちらは(クエストNPCのスクルドを除けば)特に無い。
一方で一度「ゲームであっても遊びではない」となればその義に篤い兄貴分としての姿を見せる、やる時はやる男。キリトが黒猫団の件で自暴自棄になった時には彼を叱責したこともあった。
SAOver.
仲間との合流後はギルド「風林火山」を結成、ギルドリーダーを務める。
開始直後のスタートダッシュにこそ出遅れたが、そこから攻略組へと至り、更にはメンバーを一人足りとも欠くこと無く75層での決戦までを戦い抜いたことはキリトからも尊敬を受けるほどである。
なお、2巻において「友達」の一人がモンスターに殺害されていることが語られるが、これはアリシゼーション編終了後の現在も謎のままである。
ALOver.
種族はサラマンダーで、やはりSAO時代と同じく刀を使用している。
ちなみにALOに存在する伝説の剣《エクスキャリバー》獲得のクエストに赴いた際に、NPCのはずの戦女神スクルドからメルアドを入手するという奇跡に遭った。どういうことなの…。
その後もマザーズ・ロザリオ編でキリトと二人で「ここは任せて先に行け!」を行い見事攻略ギルドの大部隊の足止めに成功し、アリシゼーション編の最終決戦では日本からの援軍の一番槍を飾るなど美味しい見せ場をもらっている。
GGOver.
アニメ3期第1話のオリジナルエピソードにて登場。
使用するのはゲームの世界線同様の64式7.62mm小銃。
一方で衣装は完全に別物となっている。
OSver.
途中退場するものの、色以外は似たり寄ったりな他メンバーの衣装と違いちゃっかり陣羽織風で決めている。ギルメンとの連携でベテランの風格を見せつけてくれる。
ユナイタル・リング
ゲーム2日目より参戦。
ログインしなければ(少なくとも現状は)アバターの安全は保証されていたにもかかわらず、仲間のため半休をとってまで理不尽なゲームへと飛び込む。
結果、エギルとともに一行及びユイの危機をさっそうと救う凄まじくかっこいい登場を果たした。
……が、直後にカタナスキルではなくカンストしていた「追跡」スキルを引き継いでしまったことが発覚。しかもその理由がスクルドとの追いかけっこクエストのためというもの。上がった株は一瞬で暴落し仲間をドン引きさせた。自業自得である。
装備は登場時点で小豆色のバンダナに革防具、曲刀。
リアル
本名:壺井遼太郎
小規模な輸入商社に務める会社員で、社長の悪口を言いつつも真面目に働いている模様。
この会社はSAO事件以前からの勤務先で、難なく復職できたあたり上司に恵まれていたことが窺える。
自身の仕事のプレゼンを和人に手伝わせた事がある。
2026年7月時点で運転免許あり。GGOでも運転しながらの射撃を披露している。
なお、リアルでも「悪趣味なバンダナ」着用だが
実は髪を下ろせばそれなり以上にイケメンだったりする。
Web版初期設定
ストレートエッジから商業版として出版された「マテリアル・エディション:リミックス」に収録されたweb版アインクラッド編での設定を記載。
装備やスキルなど書籍では語られない設定も掲載されているが、少なくない量の設定が変更されていることに留意されたし。
現行の同人版も劇場版関係の設定など商業版との違いが大きいので、参考程度に留めたほうが良いかもしれない。
年齢 | 24 |
---|---|
レベル | 88 |
主武装 | カラクレナイ(刀) |
スキルスロット | 11 |
装備スキル(熟練度) | 片手用曲刀(957) 刀(822) 軽金属装備(913) 軽量盾装備(861) 戦闘時回復(562) 応急回復(759) 索敵(710) 聞き耳(594) 限界重量拡張(685) 気合(712)※ヘイトスキル 裁縫(366) |
書籍版同様に命がけのゲームの空気を和らげるムードメーカーであり、キリトの実力に惚れ込んでいるのも同じ。
だが、気のいいあんちゃんな書籍版と異なり飄々として中々心の底を窺わせないと明記されている。原作者絵の人相の悪さも合わさりなんか裏切りそうな雰囲気がある。
一方でアスナよりも高い裁縫スキルやキリト曰く中々いないはずの聞き耳スキルの持ち主であったり、この頃からネタキャラの素養はあったと言える。
ギルド《風林火山》(Furinkazan)
クラインの率いるギルドで、メンバーはSAO以前からのネトゲ仲間にしてリアルの知り合い総勢6名。完全な身内ギルドでありながらキリトや血盟騎士団と同じ「攻略組」の一角に名を連ねており、七十五層攻略戦までを見事戦い抜いた。
デスゲーム開始当日、離散していたメンバーの合流を優先したためにスタートに出遅れてしまい、攻略組に追いついたのはそれなりに後。約一年後の2023年10月15日(第40層ボス戦)の時点で新興の侍ギルドと称されて攻略組一軍の二軍の間程度の立ち位置にいたが、この時にできたノーチラスとの確執が劇場版での事件へと繋がる。
その数ヶ月後のクリスマスイヴにはキリトの援護のため攻略組古参の「聖竜連合」の大部隊と対峙し、デュエルに持ち込んで見事これを撃退していることからも着実に成長していることがわかる。しかもこの大部隊、アニメ版ではDKB時代の三幹部、シヴァタ・ヤマタ・リンドが勢揃いしている(原作では不明)。
クライン以外のメンバーのSAOクリア後の動向は不明だったが、オーディナル・スケールにて久々に登場。クラインと組んでゲームを続けていることが確認された。OSプレイヤー達の多くがまだ不慣れな連携戦術を駆使してボスエネミーに大立ち回りを演じていたが、エイジに狙われてメンバー全員が病院送りにされてしまった。
メンバー
構成員はクラインに加えての5名の男性。アニメ1期にて容姿が、劇場版でアバター名も明らかになり、入場特典の描き下ろし小説「ホープフル・チャント」では直接名前は出ないもののカルーとオブトラらしき2名が登場。それなりに重要な役どころを担った。
…が、判別のつくシーンが一瞬かつ小さく、それなりに大きいモニターで何度も見返してようやく分かるレベル。調べた熱心な風林火山ファンには敬意を評したい。
SAO時代は赤備えと武田菱の意匠を施している点以外装備はバラバラだったが、
OSではリーダーのクライン以外は防具を統一、AR外でも武田菱のお揃いのユニフォームである。
開始直後でまだ多くのプレイヤーが手探り状態の仲、SAOで培った巧みな連携を駆使して一気にランキング3桁台まで上り詰めた強豪チームとなっている。
カルー(Carrou)
「ホープフル・チャント」の「ねじり鉢巻の巨漢」と思われる幅広剣の男。
SAOでは第74層時点で赤備えの和風鎧を着用している。
第40層の頃はレベル不足でフロアボス戦に選抜漏れをしたが、それがきっかけでオブトラ、ユナ、ノーチラスと共に遭難したプレイヤーの救出に参加。
しかし救出隊は二重遭難寸前に陥り、作戦成功の代償としてユナの命を支払うハメになった。
この際、犠牲を最小限に留めるために、囮となったユナの救出よりもフィールドボス討伐を優先する決断を下したのが彼とオブトラであり、後にメンバー全員がエイジの憎悪を買う原因となった。
OSでのランキングは秋葉原UDX戦の時点で582位。その日のうちにエイジに襲撃され最初の被害者となった。
オブトラ(Obtra)
「ホープフル・チャント」の「痩せぎすな刺股使い」と思われる、逆立った茶髪で痩身の男性。
SAO第74層時点では他のメンバーよりも軽装の姿をしていた。
第40層の頃、フロアボス戦に選抜漏れし、カルーと共に同様の経緯を辿った。
OSでのランキングは秋葉原UDX戦の時点で745位。代々木公園の戦闘で頭部にエイジの回し蹴りを受けて昏倒する。
トーラス(Taurus)
メイスと大型の盾を構えた青年。SAO第74層時点では全身重装備で固めマントを着用。OSではタンクを担当しているのでこの時代も装備の様子からしてタンクと思われる。
差し当たって防具は性能優先なのだろうか、トレードマークの武田菱入りの赤備えは盾の方に施している。
OSでのランキングは秋葉原UDX戦の時点で682位。代々木公園の戦闘でエイジに頭を二連続で殴られ昏倒する。
ジャンウー(JanWoo)
片手剣と小型の盾を使用する、バンダナに口ひげの男性。SAO第74層時点での防具は赤い腹当。
OSでのランキングは秋葉原UDX戦の時点で643位。代々木公園の戦闘でエイジにガチの腹パンをされ昏倒する。
アクト(Act)
黒髪顎髭の槍使い。SAO第74層時点では上半身のみ紺色の重鎧、その上に緑の襷を着用している。
OSでのランキングは秋葉原UDX戦の時点で721位。代々木公園の戦闘でエイジに腹と頭を殴られ昏倒する。
ゲーム版
インフィニティ・モーメントではこっそりと衣装が一新。
更にこちらの時間軸ではSA:Oなど原作ではログインしなかったゲームにも参戦しているが、そのお侍な容姿は一貫している。基本的に扱いはエギル共々ヒロイン勢より一歩劣るが、能力値が高めに設定されていたり、唯一のサラマンダーであったりと名脇役としてのメンツは維持している。ホロウ・リアリゼーションでは遂に好感度トロフィーの対象になった。
フェイタル・バレットにおいても荒廃したSF世界なGGOながらプロテクターなどをうまく組み合わせて陣羽織のような侍スタイルを維持している。ゲーム上での名称は「ソルジャージャケットM」。
一方武器の方は流石に日本刀が存在しないため、自衛隊の装備を選択。64式7.62mm小銃っぽいアサルトライフル「御堂式自動小銃」と110mm個人携帯対戦車弾(パンツァーファウスト3)っぽいロケットランチャー「ブラストスピアー」を扱う。
ヒーローバトルモードではランチャーの火力と射程を中心に諸々のスキルの組み合わせなどで強キャラの仲間入りをしている。男クライン、銃の世界で春が来た。
↑
修正されました。合掌。
ちなみに110mm個人携帯対戦車弾のおじいさんである無印パンツァーファウストの初期の弾頭はクラインという名称であり、更にパンツァーファウストは女性名詞で色々な意味でクラインにぴったりの装備である。やはりモテ期到来の可能性が…?
…本当に到来したらしい。
ただの受付NPCのアファシスType-Bに100回じゃきかないアプローチをかけ続けていたら、何の間違いか特殊なクエストを受諾。VRとは言え生身で大空、下手したら成層圏まで打ち上げられるがこれまたなぜか生還し、見事報酬として宇宙時代の戦闘服のレシピ(実際にアイテムとして手に入る)を手に入れた。
なお、手に入れた服を受付嬢のアファシスに着せるという下心は頓挫した模様。
番外編の千年の黄昏では状況が状況なのでカッコいい方のクラインも見れる。
外部出演
2023年8月に開催されたSAOコラボ第3弾の、コラボガチャの確定演出に一瞬だけ出演した。
(オーブを離した時に、「おーっ!」という声とともに水着姿のクラインが一瞬表示され、ヒロイン達のいる浜辺に画面が切り替わるという物。ちなみに演出をよく見てみるとエギルも少しだけ映っている)キャラクターとしての実装は無かった。
関連イラスト
タグでは「クライン」で登録している人も多い。
初期装備ver.
余談
上のような一般のイラストもあるが、
キリトを追う女性キャラの中に何故か混ざっている事が多い。
デスゲーム開始と同時に現実の姿となったキリトと始まりの町で別れる時に彼をフォローしようと言った
「おい、キリトよ! おめぇ、本物は案外カワイイ顔してやがんな! 結構好みだぜオレ!!」
という台詞が原因と思われる。
だが、本人は上述のALOでの話やキリトの「妹がいる」発言に反応したりと異性愛者である。
まぁBLイラストも存在するので、苦手な方はマイナス検索の併用をオススメする。
関連タグ
サブキャラクターは作中設定の各記事、及び各作品の個別記事を参照。
ネタタグやカップリングはキャラクターの個別記事及び下記のカップリング一覧を参照。
作中設定 | 各VRマシン SAO ALO GGO オーディナル・スケール アンダーワールド SA:O |
---|---|
主人公 | キリト アスナ |
ヒロイン | ユイ シリカ リズベット リーファ シノン アリス ユウキ サチ |
キリトの仲間たち | ユージオ クライン エギル |
原作主要人物 | アルゴ キバオウ エイジ ユナ ロニエ ティーゼ 菊岡誠二郎 |
敵役 | PoH 茅場晶彦 須郷伸之 死銃 重村徹大 アドミニストレータ ガブリエル |
スピンオフ主要人物 | ルクス レン ナユタ |
ゲーム主要人物 | ストレア フィリア レイン セブン プレミア 主人公(SAO) レイ クレハ ツェリスカ イツキ ペルソナ・ヴァベル |
その他主要人物 | 主人公(SAO) シャム コハル エリス エリシュカ ミスト |
イラスト関連 | abec 猫猫猫 黒星紅白 ぎん太 |
一覧 | ソードアート・オンラインの登場人物一覧 ソードアート・オンラインのカップリング一覧 |
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