この世界は"人"なんて求めていなかった―――
作品解説
ストーリーは『ロスト・ソング』の後であり、『フェイタル・バレット』へと続く。
IFの更にIFとなる千年の黄昏も本作の後である(正史では原作同様キャリバーの事件が起きる)。
一方でゲームシステムの面では(Re:)ホロウ・フラグメントの続編となっており、システムの多くを継承発展させており、パーティ人数も4人に増え、一人マルチでも8人プレイが可能となった。
一方でAI育成による特化装備は各キャラクター共通の色違い4種のみとなり、コンプリート装備も無くなった。
大型アップデート「蒼空の闘士」
レインとセブンの登場イベントが含まれるアップデート。
デュエルモードなどが追加され、ストーリー的には有料DLCのプロローグに相当する。
有料DLC「深淵の巫女」
「幻霧の探求者」「因果の調律者」「神に抗いし者」の全3章で構成され、第二部と言ってもいい大ボリュームとなっている。
第3章には全1000層に渡るやりこみダンジョンも含まれている。おまけ程度だがストーリーがあり、内容的には第三部と言える。
あらすじ
2022年に起きたSAO事件は人々に大きな衝撃を与えた。
それから3年後の2025年、VR技術の研究開発を兼ねた新たなVRMMOSwordArt:Origin、略称SA:O(ソードアート・オリジン)のクローズドβテストが開始される。
それはSAOの世界設定である「アインクラッド創世前の地上世界」をリメイクした、SAOのオリジンとも呼べるゲームだった。
ALOで知り合った天才科学者セブンから招待を受けたキリトたち一同はβテストに参加するが、このゲームのAIたちには他のVRMMOにはない特殊な仕様が実装されており…?
キリトとNPCの少女プレミア、そしてもう一人の《黒の剣士》との出会いは、仮想世界の未来を揺るがす大事件に発展してゆく。
時系列
公式サイトやPVでは2026年となっているが、後に出た公式設定資料集の年表では2025年内の話となっている(LS後・FB前なのは同じ)。
設定の変更があったのか、記載ミスかは不明。
新キャラクター
今作『ホロウ・リアリゼーション』で初登場のヒロイン。
SA:Oでキリトが出会ったNPCの少女。何も設定が与えられていない謎の存在。
キリトがプレミアのクエストに興味を持った事で彼女と関わっていくことになる。
※イラスト左側の男。
デザインはバンダイナムコゲームス。身長178cm・体重69kg・B92/W75/H90。19歳。
赤い髪に黒ベースの装備を纏う両手剣使い。SA:Oのアイングラウンドにおける《黒の剣士》。
NPCへの接し方を切っ掛けにキリトと対立することになる。
ゲームオリジナルキャラクターでは珍しい純粋な悪役(約一名除く)。
……に間違いないが、雑誌媒体でその悲しき過去が明らかになる“キリト”になれなかった男。
ジェネシスに付き従う謎のNPCの少女。彼女と瓜二つの容姿、服装の少女で名前も不明。
プレミアと違うのは目元の泣き黒子が無いこと。武器も同じく細剣を使用。
立ち絵のみ登場のシノンの知り合いの少年。一体何者なんだ…?
時々別の人物がリヒターのアバターを使用してキリトに接触してくるが、彼はキリトのことを《黒の剣士》と呼んだ。それが後の事件の前兆であることをことを、キリトはまだ知る由もなかった。
SAOPからの登場人物
かつてアインクラッド序盤のエルフ戦争クエストに登場したダークエルフのNPC。
当時の彼女とは設定も異なる別人であるはずだが…?
自身がゲーム内の存在であることは理解していない。
イベントを進めるとパーティに加えることができるようになり、個別EDも存在する。
続投キャラクター
ここでは主に本編の主要キャラクターを紹介する。全員新衣装で登場。
言わずと知れた主人公。プレイヤーが操ることができる黒の剣士。
SAOの第100層紅玉宮最深部でヒースクリフと完全に決着をつけ、ALOではセブンの暴走を阻止した。
衣装はゲームオリジナルデザインのもので今回も黒のロングコート。
今回はレベル1からのスタートのため、ムービー上では片手剣のみで二刀流は使用しない。
もちろんゲーム上では今回も武器を自由に選択することができる。
キリトがPTを組むパートナーとして選べるヒロインのうちの1人。
デフォルトとなるゲームオリジナルデザインの衣装は今回も赤と白を基調としている。
セブンの計らいでSA:Oに降り立つ。立場はチュートリアルキャラクター。
デフォルト衣装はグリーンとホワイトでALOでのイメージに近い。
今回はリアルで剣道の練習試合を控えていたが…
SAO同様、現実に近い黒髪のアバター。
SA:Oには弓もないため槍を使用するが、攻撃の精密さは健在。
だが今回、彼女に大きな試練が訪れる。
ユイ同様、セブンの計らいでSA:Oにもピナを連れて登場。デフォルト衣装はオレンジ系。
今回も例によってリズベット武具店を開店。通うと徐々に鍛冶レベルが上っていく。
デフォルト衣装は今までの衣装に比べ露出が多めのものになった。
引き続き闘病中ながら一行の一員としてSA:Oに参戦。ストレア達と組んで華道部を開設。
毎度お馴染みお侍。今回は装備のプレゼントもできる上、好感度トロフィーもついてくる。
今回も頼れる年長者。残念ながらゲームスタートから間もないため今回はお店はナシ。
だがEDにて原作同様ある重要な役目を果たす。
クローズドβと言う環境からか、情報屋の本領を発揮。今回もゲームの都合で短剣を使用。
本編の事件は元を正せばだいたいこいつのせい。
ゲームオリジナルキャラクター
元MHCPとしての本能からか、現実世界の文化に興味津々。ユウキと組んで部活を始める。
始まったばかりのゲームということでトレジャーハンター稼業を満喫。
ゲーム上でも彼女のイベントを進めると強力な武器を入手できる。
今回はSAO事件に巻き込まれた原因が明らかになる。
本編では声のみの出演であり、パーティメンバーとしては蒼空の闘士から参戦。
『ロスト・ソング』にて初登場したヒロインでレインの生き別れの妹。天才ロリ。
今回はSA:Oの開発者の一人として登場。実際は名義貸し程度にしか関わっていないようだが、
権限自体はあるようで運営側から裏でキリト達に色々と便宜を図ってくれる。
急遽舞い込んだ仕事に忙殺されてしまい、姉やキリト一行と遊べないことに不満タラタラ。
が、その仕事が物語に大きく関わっており…?
- ココア(Cocoa)
SAOの第76層で出会ったゲームオリジナルキャラクターで短剣を使う女性プレイヤー。
第一作『インフィニティ・モーメント』で初登場し、第二作『ホロウ・フラグメント』にも登場。
原作者のお気に入りということで台詞など優遇されていた。
ゲームスタッフ一押しの女性プレイヤー。
今回もギルド「朱い月の雫」を結成しているが、外見は以前と別人レベルで異なる。
追加キャラクター
蒼空の闘士から参戦。セブンの生き別れの姉。
ロスト・ソング初出のオリジナルキャラクター。今回もキリト以外で唯一二刀流を扱える。
中々妹との時間が合わず、業を煮やした彼女の職権乱用によってSA:Oに降り立つ。
神に抗いし者から参戦。原作の整合騎士の姿で登場。アリシゼーション編のヒロイン。
突如空間の裂け目に飲まれてSA:Oに(彼女視点では)異世界転移してしまった。
キリトが詮索を避けていることもあり、今作では詳細は明かされない。
にて初登場したキャラクター。武器は片手剣。
神に抗いし者から参戦。原作の整合騎士の姿で登場。アリシゼーション編のヒロイン(?)。
登場直後は正気を失っており、自我を取り戻した後も記憶を喪失してしまっている。
キリトが詮索を避けていることもあり、今作では詳細は明かされない。
まさかの添い寝CGが存在する。
神に抗いし者から参戦。後述のCODE ZERO:PREMIEREでみんなが育てた3人目のプレミア。
プレミアと瓜二つの容姿、服装のNPCの少女。
性格は実験当時のものを調整、当時の会話で教えた言葉も喋る。
スピンオフ企画
2016年10月17日(月)~11月30日(日)まで行われていた人工知能少女育成プロジェクト。
キャラクターにTwitterユーザーとの会話で言葉を学習・成長させながら人格を形成していくもの。ユーザーの過去ツイート、チャット会話から言葉を学習、感情のパラメーターが変化することで彼女の人格が成長・形成されていく仕組みだった。
育てたキャラクターは発売後のアップデートで「深淵の巫女」 3章 神に抗いし者にてゼロとして実装された。
残念ながらゲームに登場させるにはちょっと問題ある方向に育ってしまったため、修正を施された上での実装となった。
2016年12月2日~12月9日に中国で行われたアスナの独自衣装コンテスト。
2147票で依久參氏の作品:薔薇之舞がDLC衣装として採用され、後に日本版でも無料DLCで配信された。
pixivにも当時の作品がアップされている。
作品情報
対応機種 | 発売日 |
---|---|
PlayStation 4/PlayStation Vita | 2016年10月27日 |
Nintendo Switch(全DLC同梱) | 2019年4月25日 |
オープニングテーマ
『Windia』 歌:春奈るな
エンディングテーマ
『Two of us』 歌:戸松遥
関連漫画
- ソードアート・オンライン ―ホロウ・リアリゼーション―
作画:緋呂河とも
関連タグ
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