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解説

演:森永奈緒美

宇宙犯罪組織不思議界フーマの攻撃により壊滅したマウント星出身の女宇宙刑事で、宇宙刑事シャイダーこと沢村大のパートナーを務める。元々は大と同じく銀河連邦警察の訓練中の候補生であったが、各惑星がフーマの襲撃より次々と壊滅に追いやられたのを受けてコム長官の命の下、急遽動員された。


男勝りかつ勝気な性格で、口癖は「アニーにおまかせ!」。前2作の女性パートナーとは違い、シャイダーと共に地球を守るべく自らも前線で積極的に戦う。戦闘能力も高く、フーマの戦闘員ミラクラー数人を軽く相手取ることはもちろん、くノ一5人衆ことギャル軍団とも互角に渡り合う実力を持つ(というか生身での戦いの場合、シャイダーよりアニーの方が強そうに見えるのは内緒)。また、メカニックの扱いにも長け、バビロス号の操縦や、シャイアンの操縦(二人で乗る場合はアニーがスカイシャイアン、シャイダーがバトルシャイアン)もこなす。武器は二挺のレーザーセンサーガン(バードニア・ブラスターとする媒体もあり)。たまに(自前の武器を持っていない時などには)シャイダーからビデオビームガンを借りて使うことも。


候補生時代は候補生共通の黄緑と白のツートンのボディースーツを、バビロスの艦内では青と白のツートンのボディースーツを着用しており、捜査活動時には白のシャツの上に茶色のジャケットとスカートを身に着けていたが、第16話からジャケットの色が黄色に変更されている。しかし、最終回で彼女のその後の動向が語られるシーンでは再び茶色のジャケットを身に着けているのが確認できる。


ちなみにマウント星人はガスに対する耐性があり、第5話で囮作戦の最中に催眠ガスを嗅がされフーマのアジトに拉致された後、不思議獣ムジムジによって繭に閉じ込められても眠らされたフリをしていただけであり、シャイダーに救出された直後も特に体の異常はなくピンピンとしていた。


フーマとの戦いが終わった後はエジプト大学に留学して考古学を学んでいたが、現地の難民キャンプの状況に心打たれて医者となり日本で診療所を営んでいる。


余談

  • 2作とはベクトルの異なる「戦うヒロイン」であり、ミニスカートから繰り出されるパンチラ要素も相まって、当時の大きなお友達の間で爆発的な人気を誇るキャラクターであった。(もしかしたら今も…だが)
  • ちなみにこのパンチラアクション、演じていた森永奈緒美氏は非常に嫌だったそうである。
  • 空想科学読本でもスカートの短さとデザインの無茶さはツッコまれた。
  • 「アニーにおまかせ」というキャラクターソングが作られ、演者の森永氏本人が歌っている。
  • 番組終了後には宇宙刑事シリーズのメインライターだった上原正三が彼女を主人公にした小説『女宇宙刑事アニーの大冒険』を雑誌『宇宙船』に連載した。
  • 森永氏は1998年に芸能界を引退したが、ある日、宇宙刑事シリーズでマリーンを演じていた名代杏子および宇宙刑事シャイダーに子役で出演していた水島よう子(当時は本名の渡辺恭子)と偶然再会。これがVシネマへの出演と女優として復帰するきっかけへ繋がり、2014年の『宇宙刑事シャイダー NEXT GENERATION』のアニー役で女優として復帰した。

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宇宙刑事シャイダー シャイダー 沢村大 女刑事


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