沢村大
さわむらだい
本作品の主人公。
2年前に古代遺跡の謎を解いたことで、その洞察力と体力を買われ、コム長官から宇宙刑事訓練生としてスカウトされた。
本編開始時はまだ訓練中であったが、不思議界フーマが全宇宙を攻撃し始めたことで急遽刑事に任命され、地球担当として派遣された。
父を捕われていた一条寺烈や先祖の故郷を滅ぼされた伊賀電とは違い、敵組織に個人的な恨みは持っていない。
その分私情に流される事が少なく、冷静に戦いを分析する。
訓練途中で任命された事もあり、コム長官からは「まだ未熟」と明言されている。その為急場でレーザーブレードを起動できなかったこともある。しかし実戦経験を重ねての成長は著しく、第16話ではフーマが彼を打倒するために最強不思議獣を特別飼育し、劇場版第1作では流れ者のガンマン・オメガをして「シャイダーを倒してその名を全銀河に轟かせる」、本編第28話ではヘスラー指揮官の弟ヒムリーをして「宇宙刑事シャイダーとはそんなに強いのですか？」と言わしめている（尋ねられたヘスラーも頷いている）。
コードネーム「シャイダー」は、1万2千年前に活躍し、銀河連邦警察結成のきっかけも作った伝説の戦士シャイダーに由来する。確証は示されなかったが、自身も地球に定住した戦士シャイダーの末裔であるらしいことが示唆された。
そして最終決戦直前に起こった極限状態の中、遂に戦士シャイダーの血と力に目覚め、激闘の末に見事、大帝王クビライを討ち、フーマを壊滅させた。
続いてその烏丸が主役を務める『宇宙刑事シャイダー Next Generation』には登場していない。アニー（演じたのは、女優として芸能界に復帰した森永奈緒美本人）が彼と一緒に写っていた写真に「大…」と語りかけている描写があり、死去したとも解釈できるが真相は不明。
なお、これらは演ずる円谷浩氏が2001年に他界してしまったことが原因である。
