概要
映画『宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』で復活した宇宙刑事シリーズの世界観を活かした作品。タイトルに「NEXT GENERATION」とあるように、『宇宙刑事シャリバン』と『宇宙刑事シャイダー』の次世代の宇宙刑事の活躍を描いている。勿論、十文字撃も登場する。
オリジナルシリーズからも『シャリバン』から伊賀電/初代シャリバン役の渡洋史、『シャイダー』のヒロイン・アニー役の森永奈緒美、宇宙刑事シリーズ3作品に登場する大山小次郎役の鈴木正幸が当時と同じ役で出演し、故人である沢村大/ 初代宇宙刑事シャイダー役の円谷浩も写真で登場している。
『シャリバン』側には『爆竜戦隊アバレンジャー』のキャスト3人もゲスト出演しているが、これは『アバレンジャー』10周年記念作品が製作に至らなかったことの名残らしい(同時期の『恐竜大決戦!さらば永遠の友よ』にも、『アバレンジャー』キャストが出演している)。
ストーリー
『宇宙刑事シャリバン NEXT GENERATION』
過去に壊滅したマクー、マドー、フーマの構成員と同じ名を名乗る犯罪者達が銀河系の各地で暴れていた。
日向快は相棒のシシーと共にネオマドーのガイラー将軍が行おうとしている違法薬物「ハイパーM」の取引を防ぐために地球を訪れ、快の幼なじみセイギとその相棒アイリーンと捜査を行うことになる。しかし、快はゴードン長官からのある「特命」を受けていた。
『宇宙刑事シャイダー NEXT GENERATION』
シャリバンの事件後、ホラーガールを追跡していたギャバン/十文字撃は突き止めたアジトを襲撃するが逃げられてしまう。その直後、エリーナ秘書官から捜査中止の連絡を受けてバード星に帰還したギャバンはゴードン長官の娘、ヒルダが誘拐された事を知る。
一方、地球では2代目シャイダーこと烏丸舟が武器密輸の常習犯、不思議獣ピタピタを追っていた。取引現場を抑えようとした寸前、突如現れたシャイダーの相棒タミーが乱入し、犯人が逃走してしまう。
辛うじて逮捕したシャイダーだったが、取引のブツはなんと誘拐されたヒルダであった。
登場人物
※主な登場人物のみ紹介
両方登場するキャラ
一条寺烈からギャバンのコードネームを受け継いだ宇宙刑事。立派な一人前の宇宙刑事に成長している。
シャリバンの主役。ネオマドーの違法薬物取引を阻止する為に地球に派遣され、同じイガ星出身のセイギと共に捜査を行うが、ゴードン長官から密かにある特命を受け捜査を行う。
シャイダー編にも登場する。
シャイダーの主役。3人の中では1番の年長者ではあるが、地球で捜査中であるにもかかわらずナンパをするなど、およそ刑事には見えないかなり軽い性格。更にはオヤジギャグや若い女の子を見るとテンションが上がる等、口も行動もかなりチャラい。
快と同じくシャリバン編にも登場する。相手が撃ではあるが、極秘任務中の快の事を撃にサラっとしゃべってしまっている。
初代宇宙刑事達のよき友人。エネルギー研究所の所長を経て、現在は銀河連邦警察のサイバー犯罪捜査官として活躍している。
シャリバン編
かつて宇宙犯罪組織マドーを壊滅させ、マドーに滅ぼされた故郷イガ星を再興させた伝説の宇宙刑事。快とセイギの元上司でもある。
第6銀河系バヤシア星担当の宇宙刑事で、快と同じくイガ星の出身。
シャイダー編
沢村大との名コンビで知られた元女宇宙刑事。フーマ壊滅後、現在は日本で診療所を営んでおり、「ワケあり」の患者も受け入れる闇医者をやっている。
ゴードン長官の娘。誘拐されたところを偶然からシャイダーに救われるが、「ピタピタジェル」の攻撃により舟と繋がれた状態になってしまう。
アニーのかつてのパートナーで初代シャイダー。
アニーの写真内のみの登場。