演:三浦力
※三浦は『獣拳戦隊ゲキレンジャー』でゲキバイオレット/深見ゴウを演じており、
戦隊とメタルヒーローを両方演じた俳優の1人となった。
(他には『ゲキレンジャー』で共演した大葉健二【バトルケニアおよびデンジブルー/宇宙刑事ギャバン】と金井茂【ジースタッグ/メガシルバー】がいる。)
人物
「赤射!」
銀河連邦警察に所属する宇宙刑事で、伊賀電からシャリバンのコードネームを受け継いだ。年齢は27歳。ユニフォームは袖や襟が赤いものを着用。捜査時には赤いジャケットを羽織っている。
髪型は初登場時はやや長かったが、「Next Generation」では短くなっている。
かつて初代シャリバン・伊賀電が再興させたイガ星で生まれ、電の下で宇宙刑事としての訓練を積んだ。
セイギとは巡査時代に電に師事した兄弟弟子であり、当時起こった事件を捜査していた際、逮捕を急ぐあまりに銃撃を無効化してしまう犯人に対して発砲してしまう。電が駆けつけていなければ人質は死んでいた所であり、彼に「宇宙刑事」のあり方について問われ、シャリバンを襲名した際にもはっきりと答えを示せずにいた。
何事も計算尽くで進めないと気がすまないよく言えば論理的、悪く言えば頑固な性格だが、「シャリバンNext Generation」での決戦ではあえて禁止薬物「ハイパーM」をあえて服用したり、撃の直感を信じることを「計算の結果」と呼ぶなど次第に計算に縛られない行動を行うようになってきた。
意外と乱暴な所があり、捜査を続けるために仕方なくとはいえ、エリーナ秘書官に腹パンを食らわせている(下手したら停止処分ものである)。
お調子者の一面がある撃とは度々衝突も起こるが、意見が合えば抜群のチームワークを発揮できる。
相棒にシシー(演:桃瀬美咲)という事前リサーチや解析、炊事、グランドバースの操縦をこなせる優秀な宇宙科学捜査官がいる。
各作品での活躍
『宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』
初登場作品。ビーズ星に赴任していたが、ギャバンの救援に魔空城へと向かい、魔女キルを撃破した。
実は台本上では舟と性格が逆だったというエピソードがある。
『スーパーヒーロー大戦Z』
かつて初代シャリバンが壊滅させた宇宙犯罪組織マドーが暗躍しているという情報を受けて、撃と別方面から捜査していた。撃が命令違反を犯した為にウィザードやビーストの討伐任務を引き継ぎ、彼らに襲いかかった。
後に黒幕がマドーと知ってなお、「私情は挟めない」として幻夢城破壊の為に地球ごと超次元砲で撃ち抜くという考えを曲げようとしなかったが、撃の説得で1時間だけ猶予を与えるよう烈に掛け合った。
紆余曲折の末にシャイダーと共にスーパーヒーローたちに加勢し、マドーの壊滅に貢献した。
仮面ライダービースト/仁藤攻介からは「チョコバーの包み紙みたいな奴」と言われたせいで、「チョコバーの包み紙」でググるとシャリバンが多数ヒットする元凶になってしまった。
ゲキバイオレットが登場しないので、彼との共演は叶わず…。
『宇宙刑事シャリバン Next Generation』
初の看板作品で、彼の人となりが深く掘り下げられた。
かつて電が壊滅させた宇宙犯罪組織マドーの名を騙るネオマドーが復活し、その全貌を掴むため地球に赴く。
その中で、かつて快は電に言われた「宇宙刑事って何だ?」という言葉を反芻しつつも、宇宙刑事としての正義感と心構えの謎を解き明かしていく。構成員の一人を激闘の末に撃破し、元締めを逮捕するものの、戦いのダメージが激しく、銀河警察本部の病院に搬送される。その後は一命を取り留め、電に自分なりの回答を示して本当の意味で「宇宙刑事シャリバン」の称号を受け継いだ。
続くシャイダー編では撃と共に命令違反を承知でコピーキャット犯罪の黒幕を追った。
余談
スペース・スクワッドにもシャイダーと共に候補メンバーの一人として語られているが、演じる三浦氏が2018年に芸能界引退を発表してしまった為、スペース・スクワッドに登場するシャリバンは(氏が一時復帰でもしない限り)宇宙戦隊キュウレンジャーVSスペース・スクワッドの時のジライヤ同様に(先代の伊賀電を含めた)別人になる可能性が高い。