概要
ヒーロー協会に属するプロヒーローの階級は上から順にS級、A級、B級、C級と別れており、事実上の中間層に当たる(S級はいわば規格外)のがこのB級ヒーローである。現在101名が在籍。主人公であるサイタマも深海王撃破後から怪人協会壊滅まではここに在籍していた。
B級に昇格すると、C級における活動報告義務は免除される。給料は山猿曰く、「我々の収入ではなかなか・・・」らしい(B級1位であるフブキも同じなのかは分からないが)。
B級は主に災害レベル狼から虎までの事件を担当する(実際、A級上位レベルの実力を持つフブキと後述するフブキ組十数名がかりでも災害レベル「鬼」の扇風鬼に敗れる描写がある)。
B級1位である地獄のフブキの指揮下にある「フブキ組」がヒーロー協会における最大派閥を占めている。
該当者
1位:地獄のフブキ
B級最強の実力を有する超能力者。下手なA級をも上回る戦闘力を有する美女。
A級やS級に対抗すべく、数の力を駆使して立ち回る。
S級2位戦慄のタツマキの実妹。
B級1位及びA級になりたいのであれば彼女を超える実力かつ彼女の率いるフブキ組との競合に競り勝たなければならない
2位:マツゲ
フブキの側近。その名の通りマツゲが凄い男性。ビューラーで戦い、髪をひっつめにしている。
3位:山猿
(画像右)
フブキの側近。パワーファイターな巨漢。「野生スイッチ」なる身体強化が使える。
4位:マルイドヤンキー
暴走族のような恰好のヒーロー。地元で有名なワルガキだったが、深海王に立ち向かう無免ライダーの姿に憧れてヒーローとなり、短期間でB級ヒーロー上位にまで昇り詰めた実力者。
ヒーロー協会幹部のマッコイに「ヒーロー賭博」の八百長を指示されて一度は拒否するが、入院中の母親を脅しの材料にされて止む無く引き受け、C級ヒーローの「パピヨン800」として協会が用意したレベル"鬼"と偽ったレベル"狼"の怪人ガチワワを倒そうとする。だが、実は本当にレベル"鬼"だったため、殺されそうになるも、偶然通りかかったサイタマに助けられる。その後に気を失って目を覚ますと無免ライダーによって病院に運ばれており、彼に強敵に立ち向かったことを称賛されて感涙した。
思わず間違えてしまいそうだが「マイルドヤンキー」ではない。
6位:ワイルドホーン
自作の鎧を纏った元建築作業員のヒーロー。身体能力だけでなく、現場で培った指揮力と自ら武具を作る器用さも特徴。右腕に装備した戦闘用杭打ち機「パイルバイソン」で戦う。
サイタマも参加した作戦の指揮を執ったり、ガロウ狩りにも実力派として参加している。その代わり、作戦の筋や指揮系統や仲間との連携を重視するので、これらとはお世辞にも相性がよくないサイタマとは馬が合わない部分がある。当たり前だが、常識的に言えばまともなのはワイルドホーン側である。
21位:メガネ
番外編「吹き込む新風」(第3巻収録)に登場。
元サラリーマン。フブキ組の新入り。
努力してC級からB級にのし上がってきた男性ヒーロー。フブキ組の方針に疑問を抱き、努力だけで驚異的な強さを身に付けたサイタマと出会ったその後、フブキ組を脱退した。
後にA級ヒーローたちと合流しガロウ狩りに協力した際には、フブキ組のお仕着せだった黒スーツを脱ぎ捨てジャージ姿になっていた。
コミックス16巻にて番外編「成長過程」にて再登場。
マツゲと共にコンビニ強盗を撃退している。
「自分の限界を決めない」ことを目標としており、その腕には生傷が多数刻まれていた。
25位:ピンクホーネット
「技の商店街」の異名を持つ女性ヒーロー。
新体操の道具を武器として扱う。
39位:スメルマスター
大量の試験管を装備したヒーロー。怪人の好む匂いや神経を麻痺させる匂いを使って戦う。
39位:引きこも侍(ONE版)
10年間四畳半の部屋に引きこもり、五感を異常に発達させた侍のヒーロー。
そのせいかコミュニケーション能力は乏しく、ボソボソと話す。
43位:ガンガン
二丁拳銃で戦うヒーロー。得意技は「関節打ち」。
49位:ブッチャー
巨大な肉切り包丁で戦う男性。外見はごついが普段はホテルの料理人をやっている。
50位:ジェットナイスガイ
サングラスをしているサイボーグの青年。深海王の脅威に最初はシェルターに避難していたが、市民を守るために恐怖と戦いながらも深海王に挑む。一瞬でやられてしまったが、心意気に光る物を持つ。
後にリメイク版の怪人協会編で「ジェットナイスガイ・改」として再登場。C級だったが宝くじを当てたことにより一念発起して全身をサイボーグ化したらしい。「改」と名乗るだけあってかなり大幅な再改造を施したらしく、髪型やサングラスなども含め全体的にシャープなデザインになった。腰を一回転させてパンチを放ち、ジェット推進によるパンチ「アルティメットジェットストレート」を放つ等、戦法もよりサイボーグらしい物になっているようだ。
56位:ダークネスブレイド
漆黒の鎧に身を包んだ剣士。期待のルーキーらしいが、物凄い中二病。しゃべらせないほうが良いタイプといわれる。
肉体強度の数値は759と、C級89位赤マフの約7.6倍、一般人の約38倍で、A級上位やS級童帝の半分弱という程度(巨大な人食い熊より若干劣る程度)。本人はこの数値にまんざらでもない様子。ちなみに、鎧ではなくてコスチュームらしい。
技名が長いため8割の確率で名前を忘れ、その度に新しい(名前の)技が生まれているらしい。
60位:ニードルスター
フーセンガムを噛んでいるそり込みを入れた坊主頭の男性。安全ピンをピアスにしている。
セキンガルによって、ワガンマ救出作戦にスカウトされた有望株達の一人。
武器は鎖に繋いだモーニングスター。非常にハイレベルな武器コントロールの技術を持ち、モーニングスターの独特な動きは、敵の意表を突く。また、後手に回ったかのように見せかけて他のヒーローとコンビネーションに繋げる等、戦闘技術と判断応用力等も優れている。
メガネと同じく元フブキ組の一員であり、仲間内での喧嘩を起こして追放された。ただし、ヒーロー仲間からは親しまれている様子。
61位:ピコー
69位:クライングマン
不愛想ブラザーズの次男。23歳。武器は巨大な竹とんぼ。
74位:三節棍のリリー
フブキ組の一員。14歳。その名の通り三節棍で戦い、髪に百合の花飾りをしている。
実は胸パッドで巨乳に見せているらしい。
70位:罠天狗
ペストマスクが特徴的なヒーロー。様々な対怪人トラップを使用する。
サイタマも参加した作戦に参加したこともある。
71位:主将ミズキ
陸上選手のユニフォームを着た大柄で筋肉質な女性ヒーロー。
陸上競技に因んだ技を繰り出す。
77位:骨
全身骨柄のタイツに身を包んだ謎の人物であり、常人よりも頑丈な骨格が特徴一つ。生まれつき特殊な体質を持ち、牛乳を飲むとパワーアップする。
ONE版114撃目ではB級57位で、ヒーローネームも「鉄骨」となっている。村田版239話で57位に上がっているが、ヒーローネームはそのまま。
239話でA級ヒーローの桃テリーとヘヴィコングとともにレベル"鬼"のネットサーファーズと戦っていたが、三人ともなすすべなく圧倒される。
81位:タンクトップブラックホール
タンクトッパーの一人。C級6位タンクトップタイガーの兄。隕石事件後にて弟と共にサイタマに罪を被せて追い落とそうとした卑劣漢。だが、弟諸ともサイタマにあっさり返り討ちにされた。
93位:マッシュルーム
H市防衛を担当している小柄な男性。マッシュルームカットに覆面姿。
97位:ダブルホール
道着スタイルで鼻を機械化しているヒーロー。怪人協会撲滅作戦にスカウトされた有望株の一人。
鼻息やくしゃみを利用して衝撃弾を飛ばす他、敵を鼻フックしてから回転させる等、徒手格闘にも優れている。
ヒーロースーツコンテストにも参加していた。
99位:シューター
毒矢で戦うヒーローで有望株の一名。上空から矢の雨による不意打ちを仕掛ける。
100位:どすけべ
顔をマスクで覆った男性。ヒーローネーム被害者の会のメンバー。
順位不明∶パイナップル
パイナップルを模したヒーロー。パイナップルを彷彿させる様な武器を多数持っている。