概要
ヒーロー協会に属するヒーローたちのグループの中でも、最大派閥を誇るグループ。
リーダー及び結成者はB級ヒーローランク第1位の地獄のフブキ。所属するメンバーもB級ヒーローたちで構成されている。フブキ組に属するB級ヒーローは全員黒スーツを着用している。
元々はフブキが独力で圧倒的な戦果を挙げ続ける姉・戦慄のタツマキに集団での対抗を試みて結成した。
数の力を活かした効率的な働きが出来、フブキ主導のもと大勢のメンバーが怪人を囲み倒す戦い方をとっている。これで手柄を分け合うことで、メンバーのランキングが落ちることはないが、手柄の分配で新人いびりのような事をしたり行動方針で揉めたりする事もある。
構成員
番外編「吹き込む新風」時点で20人、第9巻おまけ「フブキ組の奮闘」時点で35人だと言及されている。
- 1位:地獄のフブキ
フブキ組のリーダー及び結成者。
- 2位:マツゲ
フブキの側近。その名の通り、睫毛が特徴的な男性。武器はアイラッシュカーラー。フブキの不在時にはメンバー達を率いたり、フブキが車で出動する際は運転手を務めることもある。実質的な副リーダーポジション。
- 3位:山猿
フブキの側近。マツゲと行動を共にする力自慢の巨漢。
- 61位:ピコー
元ゲーマーの男性。
- 74位:三節棍のリリー
百合の花飾りをつけた14歳の少女。武器はその名の通り、三節棍。
脱退者
- 21位:メガネ
フブキ組の新入りで、本人曰く「加入した、というより拾われた」。元サラリーマンの青年。ある人物との出会いを通じてフブキ組を脱退した。
他のメンバーからは「動きが悪い」「何の取り柄も無い」と貶されていたが、ランキングはリリーやピコーよりも高い。
- 60位:ニードルスター
モーニングスターで戦う目つきの悪い男性。
仲間内で喧嘩を起こし追放された。
のし上がって見返す為に、一人で機を窺ってきた。
特別枠
- 7位:ハゲマント(サイタマ)
本人は認めていないが、フブキから勝手に特別枠メンバーとされている。
その他
フブキ組員ではないが、フブキが高校時代に率いていた組織『異能研究会』の副会長だった人物。
ポチ(村田版)
サイタマに押し付けられる形でフブキ組のペットとなった。というよりただフブキ組入会特典の高級肉だけ食べに行ってるだけである。
現状フブキ組最強戦力
余談
S級ヒーローのタンクトップマスターが率いるタンクトッパー達がそうであるように純粋にフブキを慕っている者もいれば、楽をして手柄や評価を得たいから加入しているだけの者、フブキへの忠誠心はあるがその見返りを求めるような者もいる(これはフブキの勧誘の仕方にも原因があるが…)。更にフブキ組の結成理由は上記の通りだが、それがフブキ自身の利になっているのかと言われるとかなり微妙なところであり、作中で描写されている限りでは車での移動や情報収集などの雑用面ではそれなりに役に立っているが肝心の戦闘ではフブキを守るどころか逆に守られることも多く、敵に能力で洗脳されてフブキに襲いかかってしまうなど足を引っ張るような事もあり、殆ど戦力にすらなっていないのが現状である。そんな有り様なためフブキを溺愛する姉のタツマキからは「足手まとい」「ハッキリ言って迷惑」と酷評されている。ただし、フブキ本人はフブキ組のメンバーを可愛い部下として大切に思っていて、洗脳されて自分に襲いかかってきた時も攻撃を躊躇しており、その後助けにきたタツマキにも「操られているだけだから傷つけないで欲しい」と訴えていたり(当然無視されて容赦なく吹き飛ばされたが命に別状はなく、仮にタツマキが本気だった場合、再起不能どころか跡形も残らないため、ちゃんと手加減はしていた)、その洗脳した張本人との再戦の際は自分を苦戦させた事よりも部下を酷い目に遭わせた事に対しての激しい怒りを見せ、落とし前として執拗に痛めつけていた。それ故にマツゲ、山猿、リリーをはじめとするフブキを心から慕うメンバー達との絆は深く彼等もフブキのためなら最強の超能力者たるタツマキに歯向かってでもフブキについてく覚悟を持っている。