概要
一つ目の巨体をもつ強力な念動力使いの怪人。
怪人協会のリーダーで、推定災害レベルは『竜』。
非常に傲慢で、自身の能力に絶対な自信を持つ。
しかしその正体は……?
戦闘能力
念動力に金縛り、テレパシー等々多彩な超能力を用い一方的に相手を屠る。
但し一度に一つの能力しか使用することが出来ない。
本人の最大の技は重力の超過で、最大300倍まで重力を付与することができる。
また、リメイク版ではバリアや再生能力も披露していた。
活躍
怪人協会を従え、ヒーロー協会を討ち、怪人による新世界を築き上げようと画策していた。
また、勢力拡大の為に人間怪人として暴れまわっていたガロウを引き入れようとするが失敗に終わり、S級ヒーロー戦慄のタツマキと対峙するも、圧倒的な実力差により敗北。
無慈悲に惨殺されてしまった。
以下ネタバレ注意
怪人としての姿は遠隔操作によるダミーで、その実態は地獄のフブキと旧知の超能力使いの女性。
学生時代にフブキ率いる『異能研究会』の副会長としてフブキを補佐していた。
しかし、17歳の時に未来を見通す能力"第三の眼"を身につけ、未来に「何か」を視たことがきっかけで精神に異常をきたし豹変してしまった。
そしてフブキに「全人類の撲滅」を提唱したことで危険視され、能力を封印された。しかし封印は執念によって解除され、かつてとは比べ物にならないレベルの強力な異能力者として暗躍していくこととなる。
なお、見た目はメガネをかけた巨乳の美女。ウェーブのかかった水色の長髪が特徴。
怪人協会を仕切ってはいるが、サイコス本人は少なくとも見た目に関しては人間そのものである。
操り人形を破壊されるも、自身の居場所がバレる筈もないと高を括っていたが、一瞬で戦慄のタツマキに看破され地下1500mから引きずり出される。
だが、黒い精子たちと交戦している戦慄のタツマキの隙をつき、彼女にダメージを与えることに成功。
そのまま追い詰めるも、突如現れたキング、因縁の相手であるフブキが現れる。
フブキの挑発により彼女と1対1の戦いを繰り広げ、挑発されるがまま力を行使し続けた結果、自滅。
怪人協会壊滅後はヒーロー協会に収監、投獄された。見た目もすっかり覇気がなくなってしまった。
が、怪人リストを見た戦慄のタツマキが襲撃。処刑されそうになるも、フブキとサイタマにより免れ、フブキ組のもとで保護される。
フブキとの精神世界にて、何かに怯える旨の発言をしており、本人も何に怯えているのか自覚が無い模様。
リメイク版
ギョロギョロという名で怪人協会の参謀役として登場している。
また、原作に代わる首領として怪人王オロチという怪人が存在しており、彼を新世界の王にする為に暗躍している。しかしながら事実上怪人協会を仕切っているのは原作版と同じ。
人間時代のオロチの怪人の素養を見抜いて仲間に引き入れた描写がある。
性格も原作とやや異なり、基本的に落ち着いて物動じないが冷酷さは健在。敗北者や逃亡するものには容赦が無いが、利用価値があれば生かしておく判断も取る。
時々ちょっとお茶目な事をしたりもする。
また戦力増強も視野に入れ、各地で怪人の素養のある悪人にオロチ由来の「怪人細胞」を提供し、それを食べさせる事で人間を怪人化させて組織に引き入れるといった計画も進めていた。
機が熟したとして怪人協会の存在を自ら公表しヒーロー協会に宣戦布告。
同時に怪人たちに各市で同時多発的に暴動を起こさせた。
さらにヒーロー協会のスポンサーの息子ワガンマを誘拐。それを世間に公表することでヒーロー協会の逃げ場を奪い、ヒーロー達をZ市のアジトに誘い込んで迎え撃ち、一網打尽にするという計画を実行した。
ヒーローをアジトに誘き寄せて一網打尽にする手筈だったものの、S級を中心とする最強戦力を相手に徐々に劣勢に立たされ、ガロウが脱走して強力な怪人を倒してしまったり、切り札だった怪人王オロチがあっさりサイタマに倒されてしまうなどの不測の事態の連続に戦線は崩壊。
最終的に戦慄のタツマキによって地下から引き摺り出され窮地に立たされるも、隙をついて死にかけていた怪人王オロチと融合。この時、精神世界で得体の知れない何かに干渉され、本来ではあり得ない程のパワーアップを遂げた。
これによって戦慄のタツマキを追い詰めるが、キングの活躍によって人質が救出されたことで本気を出したタツマキに押し戻され、ジェノス他S級ヒーローたちの連携により怪人王オロチから切り離されてしまう。
そのまま姿を隠し戦況を窺っていたところ、ホームレス帝と同質且つそれを圧倒的に上回る爆発を察知。
遠方ではサイタマと、自身に力を与えた存在により凶変したガロウが戦いを繰り広げていた。
戦いが終わり離脱を見計らっていると、目の前に因縁の相手である地獄のフブキが立ちはだかり、彼女と交戦。
先の戦いのダメージもあってあえなく戦闘不能となり捕縛され、ヒーロー協会に収容。人権も破棄された。
そして、“ツクヨミ”と呼ばれる組織に売り飛ばされそうになるが、フブキとタツマキの策略で保護された。
見た目の主だった特徴はギョロギョロ、サイコス本人ともに基本的に原作版を踏襲しているが、特に本人は地下深くに引きこもっている割にはかなり攻めたセンスの服を着ている。
原作版では比較的ダボッとした服だったので目立たなかったが、スタイルも抜群に良い。オロチとの融合後は巨大化してそのスタイルを惜しみなく披露しているが、何故かメガネも一緒に巨大化していた。
学生時代に異能研究会会長であったフブキに憧れ以上の感情を持っていたことが示唆されている。
ギョロギョロは培養で作られた肉人形であることが明言されているが、培養元の細胞の出どころは不明。
サイタマ、フラッシュと行動を共にしたマナコはギョロギョロから培養中に分離されたという出自であるため、ギョロギョロから何らかの特性を受け継いでいる可能性も示唆されている。
サイコスはマナコの少なくとも生みの親であり、もし元になった細胞がサイコス本人のものだとすればサイコス自身のクローンであるという事になるが、現時点では不明。