概要
26歳。意外と悪役顔の三枚目。主人公PMFチームの中では最年長であり、また闘技場の「チームヴァシュロン」という紹介を見る限りこのチームのリーダーである模様。
(実際問題としてゼファーとリーンベルは彼よりも後にPMFになっている)
ステータスはHPの伸びがいいため、斥候として敵の注意を惹きつけるのに向いている。終盤では彼一人で多数の敵と戦うシナリオもあるので優先的に育てておきたい。
普段は金銭欲が強く助平で、端正な容姿に似合わず三枚目的な言動が多く見られるが、その一方で元カーディナルのアーミーであった関係もあり、その実力は本物。オープニングムービーでは大量虐殺を働いたゼファーを終始圧倒して制圧したり、物語終盤ではカーディナル・ジャンポーレが配置したアーミーたちと単独で渡り合っている。これらのことから主人公たち3人の中では最も強いとされており、リーンベルには「私とゼファーの二人でもヴァシュロンには勝てない」と言われている(当のヴァシュロンは「最近はわからんぜ?」と述べているが)。
その自由奔放な性格も含めて「生きた伝説」と言っても過言ではなく、劇中でもトップクラスの実力の持ち主とされている。ちなみにカーディナルのテレサの亡き夫ビクトーはヴァシュロンの元上官で師匠とも言える存在だった。
ヴァシュロンはアーミー時代に遺跡探査の任務を受けたビクトーに同行するも、そこで外界の住人(レベッカ)に襲われビクトーを含めた部隊は壊滅、ヴァシュロンも一度死亡したが謎の蘇生を果たした過去がある。ちなみに気を失っていた彼を回収したのはサリヴァンである。
この一件の後、ヴァシュロンはアーミーを辞めてPMFを開業した。なぜ彼が今の地位を捨ててこの暮らしを選んだのかは一切語られていない。なぜか毎年クリスマスの日に居候が増えている。
レベッカから撤退する最中、一人で逃げたサリヴァンには悪態をついて怒りを見せていたが、その後、曲がりなりにも助けられたことから普段通りに付き合っている(「神様から授かった大事な身体」と皮肉っぽい台詞を言ったりすることもあったが)。
サリヴァンの方もヴァシュロンに対しては敬語を使わず、対等に接している様子が窺える。
ヴァシュロンの正体は「ゼニスの騎士」と呼ばれる存在……人間たちの寿命を管理する巨大機械ゼニスに認められた存在である。レベッカに殺された際に己の信念に従って行動した人間を蘇生させる聖刻が発動したことで生き永らえた(ゼニスのシステムがヴァシュロンを死なせないように生かした)。またその際にレベッカに聖刻が刻まれたことで彼女の記憶を封印し、結果的に相討ちになった。
レベッカとは最終盤の隠しダンジョンで決着をつけられるが、特にやり取りもなく戦いが終わるため味気ない感じである。
その戦闘スタイルは驚異的な身体能力で敵の弾幕を正面突破するなど相手の不意を突きながらも、「仕留める時は脳幹に向けて2発」(ビクトーからの受け売り)と地味ながらも確実性を優先させるもの。
カーディナルの一人であるバーバレラと対面した際、彼女の爆乳に内心で悶え、モノローグと共に奇妙な踊り(通称:ヴァシュロンダンス)を披露して見せる場面は本作屈指の迷シーン。
外部作品への出演
ゼファー、リーンベルとともにプロジェクトクロスゾーンに参戦。
同い年で似た立ち位置のキャラであるゴッドイーターの雨宮リンドウと連れが入れ替わり、その連れであるアリサをドン引きさせ、ソーマを原作にはないツッコミ役に変貌させた。
ソロユニット中屈指の高性能さと、他作品の女性への多数のセクハラなど原作通りのかなりのはっちゃけぶりを見せつけた。
セクハラ発言は、実在していないゲームキャラにまで及び、「訴えるわよ」と言われている。
(言われたほうの相棒は「事件として成立するのかなぁ?」と、ツッコミを入れている。)
製作陣にいろいろと優遇され過ぎだろ、これは・・・。
ちなみに、何故か脳内映像だったはずのヴァシュロンダンスの立ち絵まで存在する。
続編のプロジェクトクロスゾーン2ではゼファーを相方にペアユニットになる(ゼファーと組んでいたリーンベルはソロユニット参戦)。新たな爆乳やアリサの成長振りに相変わらずダンスを踊ってる。
セガが手掛けるオンライゲーム『PSO2NGS』では、ヴァシュロンとよく似た髪型である「ヴァルトヘアー」が登場した(飽くまでも老執事イメージの髪型である)。