CV:遠藤綾
概要
本編開始時で21歳。誕生日はクリスマスである12月25日。チーム・ヴァシュロンの紅一点。
その生い立ちにはある秘密が隠されており、このことから『変わろうと』する意識が強い(金髪であるが、元々は黒髪であり染めている。これもその意識の一環である)。
天性の戦闘センスと破壊衝動を持つゼファー、アーミーとして訓練を受けているヴァシュロンと異なり、それまで銃を握る生活を送ってすらいなかった関係もあり、チームでは最も戦闘に不慣れである。
ちなみに胸は無く、服を着替えるたびに胸の大きさが変わるらしい。
ヴァシュロン曰く『枯れた土地』(英語版ではレーズン)。
ストーリーを進めて依頼をクリアしていくとミニスカートの衣装を購入できるようになり、それを着ると盛大にパンチラしまくる。ただし購入費はお高い。
性格
恩師の顔に落書きをしたり、依頼でゼファーと共に臨んだ偽装結婚式の場でゼファーにキスを迫って見せたりするなど、意外といたずら好き。
また、ギャグ色の強いイベントシーンでは、一部の台詞がヤンキー口調に変化する事がある。
前述の枯れた土地(脳内発言)の際にはヴァシュロンの脳内を察して彼の鳩尾に肘鉄を食らわし、銅像のスカートの中を覗こうと四つん這いになったヴァシュロンに対して「ふ・ざ・け・ん・な!!」と言いながら、その腹に助走をつけて全力で蹴りを入れた事もあったりする。
(補足しておくが、これは全面的にヴァシュロンが悪い。豹変して当たり前である。)
正体
その正体は、とある実験で20歳の誕生日の午前0時までしか生きられないようにクォーツを細工された『実験体20号』
ひょんなことからその事を知った彼女はそれに反抗する為、誕生日の0時直前に飛び降り自殺を図るもゼファーによって空中で拾われる。
しかし、ゼファーが掴んだワイヤーが切れ、なすすべも無く二人揃ってバーゼル下層に落下するも、なぜか二人とも一命を取り留めた。
活躍
銃もろくに握ったことのない新人のため、おっかなびっくりながらも主人公たちについて行く。
次第に度胸を付け始め、ゼファーがカーディナル・ラガーフェルドに殺されかけた時は駆け付けて射殺。ゼファーが妹を殺した罪悪感からラガーフェルドに殺されるつもりだったと見抜き、激しく咎めた。
以後もゼファーは強い自殺願望に囚われていたが、「リーンベルを幸せにした死のうかな……」と口走り、それを知ったリーンベルはフライパンで一撃してしまうのだった。
大切なものを失ったゼファーにとってリーンベルは大切な人になっていき、リーンベルにとってもゼファーの存在は次第に大きくなっていった。
終盤ではカーディナル・ジャンポーレから偽装結婚式を挙げる依頼を受け、ゼファーと自分が新郎新婦の替え玉となる。
そこで妨害者(ヴァシュロン)を迎え撃つ予定だったが、待ち時間の間にリーンベルはゼファーにキスを迫る(キスシーンは描かれなかったが、本当にしたのかどうかはゼファーの反応から察するべし)。
直後、ヴァシュロンが現れて、自分たちの依頼がカチ合ったことを知る。そこでヴァシュロンから「そっちの方が報酬がいいから、俺は負けたことにしよう」と提案される。
リーンベルは「私たちがヴァシュロンに勝てるわけないじゃない」と口走るが「最近はわからんぜ?」と成長を認められているようなやり取りをしている。
しかし運命は残酷であった。
実はリーンベルは、サリヴァン率いる医療施設エターシルに孤児として引き取られ「キャンドルチルドレンプロジェクト」の被検体となっていた過去があった。
その際に命とも言えるクォーツがサリヴァンの手に落ちており、本来ならそれを砕かれて20歳の時に死ぬはずだった。
だがそれを不憫に思った恩師ユリスの手引きで外に連れ出され、ロエンに見つかってユリスは連れ戻される。しかしリーンベルについては見逃された。
その後、リーンベルはユリスの手記から「二十歳の誕生日を迎える時に死ぬ」という運命を知ってしまう。
ならば二十歳になると同時に自ら命を絶ち、それでも生きているなら自分はこれからも生きていけると考え、冒頭の投身自殺に繋がったというわけである。
だがリーンベルは死ななかった。彼女は知らないことだが、なぜか砕けるように設定したリーンベルのクォーツは砕けず、実験の失敗を隠ぺいするためにサリヴァンが磨り替えてしまった。このためロエンはリーンベルが死んだと思っていた……はずだった。
クリスマスイブの日、ロエンはリーンベルと擦れ違ったことで「子供たちの命を犠牲にしておきながら実験は失敗していた」ということに気づき、行方をくらませたサリヴァンを探し出すべくエターシルに殴り込みを掛ける(リーンベルはロエンのことを覚えていたようで、暗い声で「メリークリスマス」と声をかけている。これによってロエンも彼女の正体に気づいた)。
一方でリーンベルもまた恩師ユリスを助けるべく、仲間たちと共にエターシルへと乗り込むのだった。
ユリスを保護したことでその口からリーンベルのクォーツがサリヴァンの手に落ちていることが判明し、一行はサリヴァンの邸宅へと向かう。サリヴァンを捕らえるも突如として現れたロエンによって銃殺され、クォーツは行方知らずとなった。
しかもサリヴァンは「私が死ねばリーンベルのクォーツは壊れることになっている」と言い残していた。
いつ死んでもおかしくないリーンベルだが、そこに絶望の色はなく。最後に自分を外の世界に出してくれたロエンに会いたいと考え、ゼファーとヴァシュロンの協力の元、大聖堂へと乗り込む。
ロエンとの対面にてリーンベルは「後悔していませんか?」と問い、「後悔などしていない」と返答を受ける。
それを以てリーンベルは立ち去ろうとするが、ロエンが決着を望んだことで戦闘となる。
ロエンは内心では苦しんでおり「償いたい」という罪悪感を抱き続けていた。しかし今更後に引くわけにもいかず、死を覚悟してこの戦いに挑んでいた。
死闘の末にロエンは膝を突くが、リーンベルに彼を撃つことはできなかった。ゼファーが代わりに銃殺するが、直後に聖刻が発動。ロエンは復活を果たす。
ロエンが求めていた「奇跡」が起こったことで彼も戦意を失い、戦いはこれにて終幕を迎えた。
その後、レベッカの手から一つのクォーツが地面に落ち、砕け散ってしまうのだった……。
エンディングにてリーンベルは仲間たちと共にバーゼルを旅立ち、花が咲き乱れる大地を歩いていた。
掌越しに太陽を見上げるリーンベル。その瞳は、手に埋め込まれたクォーツに反応して輝いていた。
実はリーンベルの運命を不憫に思ったエターシルの医者が、秘密裏にクォーツを彼女の手に移植していた。つまりサリヴァンが持っていた「リーンベルのクォーツ」は真っ赤な偽物であり、レベッカが砕いたのも偽物だったわけである(伏線が張られている他、隠しダンジョンでサリヴァンと戦う際にも判明する)。
外部作品への出演
ゼファー、ヴァシュロンとともにプロジェクトクロスゾーンに参戦。ゼファーと組みペアユニット参戦。
戦闘前の掛け合いでは化粧関係で沙夜やうららと意気投合していたり、デビロット姫からは悪の女幹部として濃い目のメイクを薦められたり、ネイト(ねねこ)からはツッコミ待ちの発言を貰ったりもしている。
続編ではソロユニット参戦〈公式サイトの技名によると『フライパン』を使って攻撃する模様〉。
ファンタシースターノヴァではリーンベルのみ参戦。ヴァシュロン、ゼファーと離れ離れになっており主人公に同行するしながら探している。
関連イラスト
関連タグ
エンドオブエタニティ EoE ゼファー(EOE) ヴァシュロン トライエース
プロジェクトクロスゾーン プロジェクトクロスゾーン2 スターオーシャン:アナムネシス
槇村香:「かつて軍隊にいた凄腕の何でも屋と同居している未熟なツッコミヒロイン」ということで類似点が散見されるキャラクター。
香瑩:「研究所から脱走した被験者でコードネームで呼ばれていたが、現在は何でも屋を営む主人公の元で同居している」「若くしてこの世を去ったある女性を思わせるヒロイン(手術によって体内にあるものを移植されている)」など類似点が見られる。
リエラ・マルセリス:プロジェクトクロスゾーンで共演を果たした中の人繋がりのセガヒロイン。ただしリーンベルと違って巨乳である。
錦木千束:リコリス・リコイルの主人公。終盤の展開にリーンベルを思わせる要素がある。
井ノ上たきな:同じくリコリス・リコイルの主人公。「黒髪ロングで新人の何でも屋」「執拗に狙われた相棒の窮地に駆け付ける」「休日には髪型を変えており、仲間と一緒に買った服を着る」とリーンベルを思わせるところもあるが、役回り的にはゼファーが近い。