「RPGの“新星”、ここに誕生。」
概要
SEGAとトライエースの共同開発による、ファンタシースターシリーズ最新作(純粋なCS専用として)。
ファンタシースターオンライン2と共通した世界観であるが、本編からほぼ完全に独立したストーリーとなっている(オマケ程度の連動要素は有り)。
ストーリー
「ハンパな絆では、生き残れない冒険がある。」
アークス特殊惑星探査隊オルター所属艦「デルタ・ヴァリアント」は、
新たに発見された惑星「マキア」への長期現地調査の際、
突如、惑星からの攻撃にさらされ、墜落してしまう。
何とか不時着に成功したものの、惑星上では船の動力源が無効化されてしまう。
文明が存在しないはずのその惑星で、
主人公達は人工的な重武装を身に着けた超巨大生物兵器「ギガンテス」と遭遇する。
驚異的なエネミーの存在に加え、艦のエネルギーが尽きる絶望的な状況。
多くの乗員をコールドスリープしれ、窮地を凌ぐ事態になる。
残されたメンバーと共に、惑星の調査に乗り出す主人公。
目的は、謎の攻撃者の解明と惑星からの脱出、そして帰還。
過酷な世界を生き抜くサバイバル生活が今、始まる。
解説
PSO2と共通した世界観であるが、時系列としてはEP1相当の頃の話であり、なおかつ本編からほぼ完全に独立したストーリーとなっている。
「あまり話を近くしてしまうと、【オンラインゲームゆえにどんどんシナリオが更新されていく本編】との相違や矛盾が生じてしまうため、それを防ぎたい」意向からである。
早い話が、オラクルを取り巻く不穏な騒動や、種族のデューマン、後に新設されるクラスなどは一切絡んでこない為、本編からほぼ切り離された新しいストーリーとして語られている。
尚、コスチュームの幾つかがPSO2にも登場している。ギガンテスフレームのキャスト用パーツや、セクシースタイルV・シャンプースタイル(何故か取引不可の物が配信されている)も今作が初出。
ゲームシステム
サバイバル生活
惑星探査に訪れた星「マキア」に不時着し、アークスの活動に必要不可欠であるエネルギー「フォトン」が何故か無効化されてしまっている状況の中、限りある資材を元手に、サバイバル生活を始める事態となった主人公一行。
最初はPSO2本編で見かけるようなショップ等も一切なく、ほぼすべての拠点施設やアイテム、武器等は物語を進めていく上で整えていく。また、フォトンが無効化されている代わりに、新たなエネルギー源【グラン】の力を利用していくこととなる。
何をするにも、クエストでエネミーを討伐して資材を調達して賄っていかなくてはならない点で「サバイバル感を味わってもらえれば」としている。
……だが、極論すれば某怪物狩猟者のシステムに中途半端に寄らせた作りであり、更に武具のスキルは某神を喰らう者のように、各エネミーのコアにランダムで振られたモノに依存される為、下手なリセマラよりも苦行を負う場合もある。
後のアップデートでコアの合体・強化が可能になるも、それで作られたコアではアタッチパーツ(武器にだけ装着出来るアクセサリー)以外は造れないと、痒い所に手が届かない仕様(もっとも、PSU初期時も武器作成があった)。
更に猫の台所そのものな食堂もあるのだが、使用コストを支払わない代わりに、食材をプレイヤーが用意する仕様なのが難点。
他にもニャンターさんorモンニャン隊に類する、派遣システムもある等の、歴代狩人にとって非常に既視感に満ちている。
ギガンテス
「アークスとは起源の違う軍事技術によって作られているが、
いつ、誰が、何の目的のために造ったのか全く不明。」
文明の見られないマキアにて、主人公達が突如遭遇し、戦闘する巨大な人工エネミー。物語を進めていく上で避けては通れない強大な障害となる。
総称となる「ギガンテス」は、ギリシア神話の巨人族等を指す言葉で、以降新種が発見される度に巨人に肖った種族名称(アグリオス、エウリュード等)が付けられていく。
また、惑星の名前である「マキア」も、ギリシア神話の中で語られている巨人戦争「ギガントマキアー」から付けられたもののようである。
対ギガンテス用新兵器
あまりにも巨大なエネミー・ギガンテスに対抗するべく製作された、NOVAオリジナルの新しい武器。
【ヘイロウ】
ギガンテスにグランのエネルギーを利用した足場を形成し、戦闘を有利に進めていく為に開発される武器。全てのクラスで装備が可能。
グランを大量に使用する攻撃は大きなダメージを与えるのも可能だが、足場の形成だけであれば、代用品として消費アイテム「リングジェネレーター」を作成してサブパレットにセットして使用も可能。
【パイル】
ギガンテスに特殊な杭を打ち込む武器。杭に攻撃を当てていけばより多くのダメージを与えられる、PSEバーストに代わる「グランバースト」のゲージが溜まる、等の利点がある。
パイルを装備するには、パイルを装備する為に急遽設立された新クラス「バスター」に転職するか、「バスター」クラスをレベルアップさせて覚えるスキルをセットする必要がある。
新クラス「バスター」
上記で説明した「パイル」を扱う為に新設された、NOVAオリジナルの新クラス。パイルやヘイロウ以外の全種類の武器も装備可能となり、戦闘の幅が広がる可能性が期待されている。
……但し、実際は器用万能そのもののクラスであり、実装以降は他のクラスのスキルを入手する以外は、基本的にバスター1択の状態……「過去作品で出来た事が何故出来ていない」とツッコむしかない。
マルチプレイモード
本作はオンライン通信の「アドホック・パーティー」には対応しておらず、周辺のユーザーで集まって通信する「アドホックモード」による複数人プレイが可能となっている。
キャッチコピーでもある「『絆』を深めるきっかけになれば」としている。
登場キャラクター
本作におけるプレイヤーの分身。アークスの新人で、マキアへの到着を控えたデルタ・ヴァリアント内でコールドスリープから目覚める。選択したボイスは戦闘中に聞けるのみで、イベントシーンでは選択肢とボディランゲージが意思表示のすべて。フィルディアに見込まれたばっかりに、未知の惑星・マキアを資材集めに東奔西走することになる。
性別によるストーリーの分岐はないが、NPCの反応やイベントシーンの演出に差異がみられる。
cv:内田真礼
デルタ・ヴァリアントの戦闘員で、明るく元気なムードメーカー。主人公とは訓練生時代からのパートナーで、主人公を「相棒(バディ)」と呼ぶ。刀剣や銃器等の武器の扱いがまるでダメだった為にフォースを選んだが、素手の格闘が好きな為に肉弾戦は無駄に強い。だが、成績が良くなかった為か自信に欠ける一面を持っている。
cv:松岡禎丞
種族:ヒューマン/クラス:ハンター
デルタ・ヴァリアントの戦闘員で、主人公たちの訓練校時代の同期生。どんな任務でも倒れない信条から「不倒のセイル」の異名を持つ有名人。パルチザンを手に敵へ突っ込んでいく為、回復アイテムの消費が激しく、ルティナには「モノメイト男」呼ばわりされる場面も。
cv:茅野愛衣
デルタ・ヴァリアントの戦闘員で、セイルのパートナー。2年飛び級し訓練校を首席で卒業するほどの優等生だが、本人は引っ込み思案。小一時間語れるぐらいスイーツを愛し、食堂セクションのヒュペリオンには「恐れ多い」のを理由に迂闊に近づけない。
cv:沢城みゆき
種族:ヒューマン/クラス:ハンター
デルタ・ヴァリアントの戦闘部隊の隊長を務める女性で、「暁紅(ぎょうこう)のフィルディア」の異名を持つ歴戦の勇士。男勝りだが、繊細な一面もある。艦長・マグナスに後事を託され、新艦長として惑星脱出の指揮を執る。
若い頃はヤンチャだった模様。
cv:銀河万丈
種族:ヒューマン/クラス:ハンター
デルタ・ヴァリアント艦長にして、艦名の名付け親。マキアへの不時着後、先遣隊を率いて調査に赴くも、フォトンが使えず部隊は壊滅。駆けつけたフィルディアに艦とクルーを託して息を引き取った。
彼自らが先遣隊を率いた行為は「新人を守る為の英断」「組織のトップの行動とは思えない愚行」等、プレイヤーの賛否を呼んでいる。
cv:大塚芳忠
種族:キャスト/クラス:レンジャー
デルタ・ヴァリアントの炊事担当者で、コックのようなカラーリングが特徴。「おいしい食べ物は人を笑顔にする」考えの持ち主で、場の空気を読んだ上で一番の差し入れを持っていけるよう、常に準備を整えている。
ちなみに、PSO2では同型の別人「キュレイオン」がフランカ'sカフェに配属されている。こちらのCVは鈴村健一氏。
cv:早見沙織
プレイヤー達に助けを求める謎の少女。
エネミー
Gダーカー
アークスの敵であるダーカーが惑星マキア独自のエネルギー「グラン」によって変異した姿。