概要
右目もしくは左目に装備した眼帯(眼帯の下はオッドアイになっているらしい)と脱色したような白い肌の色に、インフィニティブラストと呼ばれる、他種族のものとは違った強力な攻撃を使用できるのが特徴。
ある時期を境に、PSUにて深い爪痕を残したSEEDおよびそれに対抗するSEEDワクチンの相乗影響により、急速にヒューマンが変異した種族である。
PSUでヒューマンとして登場したヒューガは、PSU:EP3でSEED浸食を受けワクチンによって一命を取り留めた一人であり、PSPo2iでデューマンに変異している。
新キャラクターのナギサはデューマンとして登場。
攻撃力・命中力・法撃力といった攻撃に関するステータスが軒並み高い。
代わりに、HPを筆頭とした防御に関するステータスが全種族中で最低という極端っぷり。
PP最大量や回復量も最少で、後述のインフィニティブラストもその特殊さから上級者向け、というか上級者しかあんまり活かせないような特徴を持っている。うまく御せればかっこいいんだけどね。
兎に角、他の種族なら痛い程度で済むような攻撃が致命傷寸前程度になるので、よっぽどアクション慣れしている人でないととてもつらい。
つまるところ、格ゲーでいう滅殺おじさんあたりに近い特性である。
インフィニティブラスト
レベル10になると自動的に使用できるようになるブラストゲージ技。選択している戦闘タイプによって種類が、戦闘タイプのレベルによって性能が変化するのが特徴。発動すると一定時間の間、□ボタンと△ボタンが種類ごとの特殊攻撃に置き換わり、武器が外れる上にアイテムを使用できなくなる。(武器を持っているときのパラメーター補正や、自動回復薬系スキルが使えなくなる)
またビーストのナノブラストのように無敵化するわけでもない(この辺はPo2以前のナノブラスト仕様に近い)ので、ただでさえ他種族と比べて防御面が紙であるデューマンが、保険も効かない状態で死地に突っ込むという、まさに諸刃の刃である。
幸い同時に緊急回避が強化されるうえ、タイプレベルが一定以上で攻撃ヒットすればHPを回復できるようになるので、これらをどう使いこなすかがブラストを活かす鍵となってくるだろう。
(根本的にPPが低いので、回避自体が多用できないのだが…)
インフィニティブラストを使っている仲間がいたら、レスタでサポートする体制を整えておこう。
ブラストゲージ技を解放すること自体は、高グレードシールドラインおよびユニットの購入やバッジの付替えが不要(キャラLv10以上で自動解禁)なので敷居が一番低いが、上記のように何の考えもなしに使用するとますます戦況が悪化するので「ここぞというとき」には逆に使わず、余裕があるうちに叩きこんでしまう方が良い。
ブラスト技の圧倒的火力は健在だが、安全性を盾にした力押しがかなり使いづらくなるため、上位ミッションでは地獄を見る。(ハーフディフェンスによる即死回避は有効であるが、少なくともLv11以降のHP吸収は必須といえる)
タイプレベルによる変化
Lv11~ | 攻撃が当たった相手からHPを吸収できるようになる。発動中唯一の自力回復手段。 |
Lv21~ | △ボタンによるチャージ技のタメ時間短縮 |
Lv31~ | ヒット時に睡眠の追加効果。一度攻撃すれば解除されるが、敵の動きを止めやすい。 |
Lv41~Lv50 | 制限時間の延長 |
ハンター:オーバーエンド
ファンタシースターZERO、PSO2に登場した同名のPAとほぼ同様に、
光の大剣を以て前方広範囲を殲滅する。
動作がやや遅めだが、威力・範囲ともに抜群。
レンジャー:ファイナルトリガー
前方中距離を打ち上げる青い衝撃波を連発できるほか、
範囲は狭いが長射程のレーザーで吹き飛ばす攻撃が使える。
総じて狙撃職らしく、範囲は狭いが長射程で、視界の大半は狙い撃てる。
フォース:フォーリングスター
前方扇型に起爆エネルギー弾をばら撒く通常攻撃(実際はラ系テクニックのような攻撃範囲、弾は見せかけ)と
前方とやや側面の複数点を爆破し打ち上げるフィニッシュ攻撃が使えるようになる。
もっとも高威力+紙な組み合わせだが、よりにもよって他と比べて若干短射程。
ブレイバーの場合:ブレードストリーム
両手に発生させたビームソードで突進・乱舞攻撃を放つ。大きく動き、さらに全段に打ち上げ付与なので敵の動きを非常に止めやすい。しかしその分全段ヒットさせづらい。全て当たればフォーリングスターに劣らない破壊力を出せるが、こう見えて何故か射撃属性なので、フルヒットしやすい敵ほど威力が出にくいことも珍しくはない。
PSO2にて
2013年7月より稼動中のファンタシースターオンライン2 Episode.2にて、新種族としてデューマンが登場している。眼帯はなくなっているが、オッドアイと、額から生えた角、デューマンスキンと呼ばれる肌の紋様が特徴となっている。眼帯はさまざまな種類がアクセサリーとして実装されているのでそれで代用できる。
オッドアイはデューマン特有のタイプもあり、瞳のパターンも左右で変更できるため、他のタイプにも幅広く変更できる。角は男性は1本、女性は2本あり、大きさ・角度・位置を設定でき髪型やアクセサリーによっては角を隠すことも可能。
肌はヒューマンやニューマンとは違うカラーパレットが用意されており、褐色や、普通の肌色のほかに極端な蒼白の肌にすることもできる。
現在は肌のパレットパターンがヒューマン&ニューマン・デューマン・キャストと選択できるようになり、ヒューマンと変わらない肌色にしたり、キャストのパターンで頭の角を生かした異色肌を楽しめるようになっている。
デューマンスキンもオフにできる(ストッキングやタイツ、タトゥーと同じ扱いになる)ため、角を見えなくして両目を同じ色にしてしまえばヒューマンと見分けがつかなくなる。なお、デューマンスキンはデューマンのみ選択することができる。髪型や眉毛・まつ毛、その他服装などはヒューマンやニューマン等とほぼ共通でおしゃれを楽しめる。
ステータスは前作同様攻撃力の数値は高く防御は低い傾向。特に打撃力は男女ともにキャストを上回り全種族最高数値を誇っており、射撃、技量もトップクラス。法撃もニューマンほどではないがそれなりの高水準。
さらに、PSPo2iのときと違ってPPは一律化され、運用が難しいインフィニティブラストもマグのフォトンブラストに置き換わり、それぞれの欠点は払拭されたといえる。同時に実装された新クラス・ブレイバーに最も向いた種族の一つであり、ヒューマンと並んで全クラスで一線を張れる実力を備えている。PSPo2i時代に涙を呑んだリトルウィング社員からすれば、この強化っぷりは嬉しいことであろう。
もっとも防御系ステータスは相変わらずお察し。
全体的にオワタ式ハードアクションの傾向が非常に強いPSO2では「殺られる前に殺れ」とばかりに防具装備もセット効果や追加効果による攻撃力・PPの増強に重点する傾向が大きいのだが、その防具装備の装備条件がPSU同様「防御系ステータス」にあるので、デューマンは防具の選択肢が小さくセット効果の恩恵を受け辛いといえる。
クラフトシステムを使って条件を弄ることも可能だが、そうなると防具特有の追加効果も消滅してしまうので追加効果次第ではかえって効果が下がってしまうため悩ましい。
高難易度ともなるとデューマンの火力をもってしても雑魚掃討に時間がかかりやすくなり死亡率も高くなりがちなため、自身が無ければあえて「マーク・グリフ」などの防御系の特殊能力付を用意したり、「ネガフォトン」といった元のステータスが低く追加効果も低い防具をクラフトでかさ上げして使用するなどして、防御を底上げして平均化を狙うのも選択肢の一つ。
現在はテクニックや特殊能力・潜在能力での回復力を犠牲にダメージの70%をカットするスキルがある「エトワール」なんてクラスが追加されたので、クラス構成の際はご一考を。
さて、お話的に気になるのはダーカーとの関連性。
「次元の裂け目から飛来した有機パーツの解析とフォトンの研究の結果、ヒューマンを基に生み出された」人工種族とされている。
これ自体はキャストを含め、種族すべてに当てはまることなので珍しい話でもないのだが、
アークスのやつらの場合、ちょっと前に何か引っかかる暴走龍がいたような…
おまけに元々別の種族なのにデューマンに変異した奴まで現れる始末…きな臭いぞ。
ちなみにアニメではダーカーと竜が混ざりあった生体細胞が付着した布切れが百年前に時空の裂け目から飛来し、研究の結果4つ目の種族として完成したとなっている(アッシュはシオンの影響で歴史改編の影響を受けず知らなかった)。
余談
実はデューマンは、本来はPSO2に実装される予定の種族であった。
PSPo2i開発中の間に、PSO2も同時開発されていた為、その時の資料が他のスタッフに見つかり、いつの間にか実装されていたという裏話がある。
またPSOにはデューマンは存在はしないが、実質デューマンの始祖とも言えるべきボスが存在している。EP2のラスボスのオルガ・フロウは実質デューマンの始祖とも言えよう。こちらは違うが、EP3のポルックス&カストル姉妹も近い存在とも言える。
(デューマンの鍵とも言える因子類が、他のシリーズの登場する因子類と非常に似ている為)
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