概要
ファンタシースター4部作の舞台であるアルゴル太陽系の、第三惑星デゾリスに住む先住種族。
体毛が無く緑色の肌を持つ長身痩躯のヒューマノイドで、パルマ人やモタビアンより長命である。
デゾリスは太陽から最も遠い位置にあり、気温が低く大地のほとんどが氷に閉ざされているが、デゾリアン達は防寒性のある、背の高い帽子と民族衣装に身を包み暮らしている。
支配階級であるヘッド達によってまとめられ、小規模な集落を作って暮らす狩猟民族であり、この惑星に生息するマンモスなどの大型な野生動物すらも狩って暮らしていた。
また100年に一度、太陽が惑星パルマの影に隠れて真っ暗になる日蝕は10日間も続くが、その間「聖なる炎・イクリプストーチ」がともされ、人々は再び太陽が出るのを待つ。
この炎はデゾリアン達にとってとても神聖なものであり、信仰の対象となっている。
ファンタシースターⅠ
パルマ人が宇宙船でこの惑星に訪れて植民し交流を持つようになったが、言語体系が異なり会話をするためには翻訳装置やマジックを介さなければならない。
さらに思考体系も違うためか、偏屈で嘘つきであるという印象を持たれトラブルが多発しているが、話しかけてみると語尾に「~ズラ」をつけて喋る素朴な住民が多い。
なお何故かモタビア星の住民モタビアンを嫌っている。
還らざる時の終わりに
数年前まではパルマ人によるラコニア鉱石を採掘・加工する鉱業が盛んであったが、坑内事故による有毒ガスが発生したことから、地下都市や設備は放棄されてしまった。
そのためデゾリアンは残されたモタビア星と同水準の文明都市で暮らしているが、パルマ人は無責任であるとあまり良い感情を持っていない。
なお、翻訳装置であるモジックハット(マジックハットだとうまく翻訳できない)がないとまともに会話ができず、各種施設も利用できない。
千年紀の終りに
マザーブレインの消失により高度な科学文明は衰退したが、各地に寒冷環境に耐えうる大きな街をつくって暮らしており、ガンビアス大寺院などの大規模な宗教施設を建造するほどの技術を持つ。
またパルマ人より学んだテクニックをエスパー達との交流によって磨き、近年活発化しはじめた闇の軍勢と戦っている。
今作では、冒険の途中にダジャレ好きであるが優秀な僧侶ラジャが仲間になる。
余談
緑肌で糸目のヒューマノイドであるが、デザインが二転三転したのか目玉が大きいものや口が筒状のものなど没デザインがいくつか残されている。