概要
ファンタシースター4部作の舞台であるアルゴル太陽系の、第二惑星モタビアに住む先住種族。
全身が青い体毛で覆われ、瞳孔が無い赤い目、頭上に尖った耳、黄色いクチバシ状の口を持つ。
モタビアは長い公転周期を持ち、作中の時代には太陽に近い位置にあることから高温となり、惑星全体が砂漠化しているが、そんな過酷な環境に住むモタビアンたちは、強い日差しを避けるためフードが付いた服を身に纏っている。
階級としてはノーフ(一般市民)とマニア(戦闘職)がおり、小さな集落を作り部族単位で生活している。
手先がとても器用な種族で、パルマ人が宇宙船でこの惑星にたどり着いたときには、すでに熱線銃を独自に製造して狩りに用いていたともいわれる。
さらにゴミのようにしか見えない部品から様々な高度な機械装置や乗り物などを作り出すことができるが、航空技術の実用化や宇宙開発には至っておらず、機械が完成した瞬間に興味を失いあまり執着しないという気質を持つ。
ファンタシースターⅠ
ファーストコンタクトからある程度時がたっており、パルマ人と普通に会話で意志の疎通ができるが、新たな種族の植民に不満を持った上記の階級の一部や、イビルと呼ばれる野盗などの攻撃的な個体による襲撃が問題となっている。
還らざる時の終わりに
モタビアの環境がマザーブレインによって緑あふれる大地となってしまったために、本来の生活様式を失いパルマ人の居住区の外にあるジャンクヤードやゴミ置き場のようなところに集まり細々と暮らしている。
なお元々何でも食べられる強い消化器官を持つために、パルマ人が食べられないような傷んだケーキでも平気である。
千年紀の終りに
マザーブレインの消失によりモタビアが再び砂漠にもどったため、彼らにとって住みやすくなった環境の中で集落を作り暮らしている。
しかし惑星パルマ産のモンスターフライや、バイオモンスターが野生化したグラスキラーなどの新生物が繁殖し始め、さらに近年勢力を増してきた邪教集団の襲撃により、数多くの犠牲者が出たために隠れ里を作り、新たな生活様式を模索している。
今作では、冒険の途中にモタビアンマニアのパイクが仲間になる。
余談
『ファンタシースターⅠ』では齧歯類のような前歯を持つ姿だったが、『千年紀の終りに』で硬い
クチバシを持つ姿にリデザインされた。
初期作の段階でのイメージモチーフは『STARWARS』のジャワ族であると思われる。