こういうのはな、びびったら、負けだ。
概要
CV:森川智之
三合会タイ支部のボス。二つ名は「金義潘(カンイファン)の白紙扇(バックジーシン)」。
香港のスターフェリーポート(天星碼頭)で同僚全員を皆殺しにした元警察官であるが、組織には信用され重用されている。
飄々とした好人物であるが、内面は二つ名通りの冷徹な策士である。レヴィと同じく二挺拳銃の使い手だが、強気な彼女が「かなわない」と漏らす程、銃の腕は(近年は管理職的な仕事が多く、あまり実戦には出てこないものの)上らしい。
ベイヴという現役時代のあだ名があるらしいが、本人は気に入っていない。サングラスを外した素顔はそのあだ名に違わぬ可愛らしい顔立ちをしている。あらゆるセンスが一流であるが、ジョークのセンスだけは最悪と評される。
バラライカとは全面抗争の際、ロアナプラの波止場で銃撃戦による一騎打ちを行った末に痛み分けに終わった過去があり、その後は互いの性格を理解しながら、好戦的な彼女に対し一種の方向性を与える(三合会に被害が及ばないよう、別の組織を潰させている)等対等に接し、組織としても比較的良好な関係を築いている。
フルネームは小説『シェイターネ・バーディ』で判明。
キャラクター造形のモデルは、恐らく映画「男たちの挽歌」のマーク(チョウ・ユンファ)。小説版では、バンコクで映画スターに間違えられたことがあるらしいと噂されている描写がある。
愛銃は競技用ハンドガンであるベレッタM76をカスタム(外見的には象牙のグリップに龍と『天帝』の刻印が施されている)した代物で、二挺総じて「天帝双龍(ティンダイションロン)」と呼ばれる。
作者には、ギャグと銃のセンスは最悪と言われている。
作中ではジタン・カポラルを吸っている。
甲賀デスシャドー流忍者のシャドーファルコンを引き入れる時等、面白さを優先する面もあるが、その判断は不思議と間違いは無い。