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……誰かが、ほんの少し優しければあの子たちは──

学校に通い、友達を作って、幸せに暮らしただろう。

でも、そうはならなかった。ならなかったんだよ、ロック。

だから──この話はここでお終いなんだ


CV:南央美(ヘンゼル)/金田朋子(グレーテル)



概要

漫画『BLACK LAGOON』の一エピソード「Bloodsport Fairytale」で登場する双子の殺し屋で、あどけなさを残した十代前半ぐらいの子供。

このエピソードにおける中心人物たちでもある。


生まれた順は不明であり、互いを「兄様」「姉様」と呼ぶ。

メイン画像では短髪ショートパンツがヘンゼル、ロングヘアドレスがグレーテル。


容姿は瓜二つで、カツラや服装の交換によって「ヘンゼル」と「グレーテル」の立場および人格を入れ換えている。

名前の通りに男女の双子なのかはハッキリとしておらず、両方とも男、あるいは女だという説もある(ただし、オマケ漫画およびDVDのおまけである「性別が入れ替わったら…」の回でヘンゼルが「女」、グレーテルが「男」と答えている)。


二人とも幼く可愛らしい外見だが、悲惨な幼少期を送った末に人格が歪み、快楽殺人犯となっている。

ただし性質は年頃の少年少女と同じであり、彼らにとって殺人という行為に悪意も作為も存在せず、自分たちの「生活習慣や宗教のようなもの」に過ぎない。



ヘンゼルは二本の(フランキスカ)およびリボルバー(原作本編では未使用、アニメ版では野良犬2匹に対して使用)、グレーテルは自動小銃(ブローニングM1918)を得物とし、子供とは思えない膂力や身体能力に加え、戦闘の腕前も並の殺し屋や傭兵では歯が立たないレベル。

また、子供だから思慮が足りないかといえばそうでもなく、自分たちが双子や子供であることを利用した知能プレーを見せたり、相手の動向を察知して有効な対応策を打ち出すなど、生き延びるための「知略」は大人のプロ顔負けのものを持っている。


生い立ち

彼らはルーマニアの負の歴史に名を刻むチャウシェスクの落とし子』たちである。

『落とし子』とは概略だけをいえば、かつて1980年代のルーマニアにおいて、ニコラエ・チャウシェスク政権下で施行された「離婚・堕胎の禁止」の法令によって急増した育児放棄した末に生まれた、大多数に上る孤児のことである。

そうした孤児の中には、国営孤児院に引き取られた子供たちもいたが人身売買の対象として闇に売られた子供たちもおり、双子はまさにそのケースの被害者であった(どうやら革命によるチャウシェスクの死後に維持出来なくなった孤児院から売られた模様)。


その中でも双子の辿った運命は一等酷いものであった。

経緯については不明であるが、双子は闇社会に流通する「チャイルドポルノ」の被写体として虐待され続けた。「ド変態のおもちゃにされ、行きつく果ては豚のエサ」となる運命だったが、更に惨たらしい出来事が二人を襲う。

撮影者たちが「スナッフビデオ」として趣向として人殺しを強要。同じ身の上の子供に始まり、様々な相手を様々な方法で殺し続けた結果、二人はすべてを受け入れて“人間”として壊れてしまったのである。殺人行為にある種の適性や才能を示した双子に興味を持った撮影者たちに生かされ、更に演出の強化や(撮影者たちの)余興を目的として武器の使い方や拷問技術などを仕込まれ、戦闘センスを開花させると、本格的な訓練を受けてヒットマンとしても使われるようになっていた模様。皮肉にもそれが殺し屋としての戦闘力を養う下地となった。


更に言えば肉体の方も「色々と弄られている」らしく、グレーテルに懐かれてその「お礼」に体の秘密を見せられたロックは、あまりの酷さに憤りを隠せなくなり、甲板に出て彼女を“獣”に仕立てた“誰か”に対して怒鳴り散らした。これは、読者及び視聴者の気持ちを代弁してくれた場面でもある。

そのためか、Pixiv内では双子とロックの組み合わせのイラストが多い。

お兄さん、またいつか…世界は君たちを、


つまり彼ら双子は、言いかえれば「世の中の闇の一片そのもの」であり、世界に存在する一種の『人間の悪意』によってその人生を狂わされた、あまりにも悲しい存在ともいえる。


「相手を殺した分だけ長生きできる」という生き延びるための宗教を持ったが故に、呼吸するように殺人を行う。

殺し屋としてバラライカを仕留める為にシチリアマフィアのヴェロッキオファミリーから送り込まれたが、勢力を無視した殺人を繰り返し、その毒牙は遂にバラライカ直属の部下「遊撃隊(ヴィトソニキ)」にまで及ぶ。この時「おもちゃ」と称してサハロフ上等兵を拉致、頭に袋をかぶせて縛り上げた上で生きたまま頭に釘を撃ち込んで殺すという凄惨な「遊び」をしている。

隠れ家を提供したシチリアマフィアについても、上記の異常な振る舞いを糾弾・面罵された為に「ぶたれるのはいや」という理由であっさり見限り、二人でロアナプラを出ようと画策する。


その後、現場の生き残りが死の間際に言い残した言葉が手がかりとなり、正体が露見。「人狩り」の対象とされ、追われる身となった。

手始めに自分達の雇い主であるヴェロッキオ率いるシチリアマフィアを「ボルシチはメインディッシュ、最初(スタート)はマカロニから」と称して惨殺し、現場に顔を出した三合会の張と交戦しつつ撤退。僅かな時間の戦闘だったにもかかわらず、あの張をして「まったく、ほっとする」と言わせた。


その後もしたたかに替え玉を使い、二手に分かれてかく乱するなど、逃亡の為にあらゆる手を尽くし、策略に気づいたレヴィとエダと交戦するが……

そんな二人ゆえに、待ち受けていた末路も決して幸福ではなかった。


ヘンゼルは遊撃隊によっておびき出され、町の噴水広場で待ち構えていたバラライカと邂逅。配置についていた狙撃手によって膝と手首を撃ち抜かれ、失血死する。

グレーテルもエダを人質に取り、ラグーン商会を逃走の切り札としたまでは良かったものの、最期はバラライカの差し金で裏切った「逃がし屋」エルロイによって後ろから頭を撃ち抜かれて死亡。


悲惨な背景があるためファンから二人への救いを求める声も多かったが、作者自身も公式サイトにて


「現実で考えるとベニーが言う通り、助けることは出来ない。

面倒をみるのは僕は嫌だし、たぶん皆嫌でしょう。

嫌じゃなければ孤児なんていないわけだし」


と発言しており、当記事での冒頭の台詞もベニーが双子を助けようとしたロックに誰かを殺す事でしか安息を得られない生き方をした双子が、今更普通の子供として過ごす事はできないと非情な現実を突きつけるものであった。その一方で後悔もあるらしい。


アニメ版において、彼らの最終エピソードでのEDは双子に手向けた専用のものに差し替えられており、ファンの間でも評価が高い。


オマケの常連

そんなわけなのか、作者も巻末オマケのゲストとしてよく二人を起用している。

特に登場した物語の関係上、バラライカとの絡みが多く、場合によっては親子コントなんてのもやっている。


余談だが、作者が長期休載中に描いた同人誌(実はハリウッド映画でしたというパラレル)ではドイツ系の双子の女児が演じているという設定になっていた。


関連タグ

BLACK LAGOON

ロック レヴィ バラライカ

殺し屋 孤児 サイコキラー 哀しき悪役


ダニー&デミ:元ネタ?こちらは姉弟。

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