概要
声は水島大宙。17歳、身長171cm、体重62kg、一人称:ぼく。
(幼少期)声は高橋美佳子。10歳 / 身長138cm / 体重34kg。
旧名は「ヒューバート・ラント」で、アスベルの弟。父親似の兄に反して母親似であるからか、アスベルとはあまり似ていない。
幼い頃はアスベルと幼馴染のシェリアと一緒にラントで暮らしていたが、父親のアストンによりオズウェル家に養子に出され、以降はストラタへ暮らすことになる。
オズウェル家に養子に出された後は、持ち前の辛抱強さで出世を重ね、現在は17歳という若さでストラタ軍少佐の地位に就いている。真面目で軍務に忠実な性格だが、養子に出された事で家族に捨てられたと思うようになっており、当初は兄アスベルや母親に対して冷たい態度で接していた(兄は追放したが母親に関してはそんなことはしないと述べている。これは母親に対する情が残っていたのか、じわじわと苦しめてやるという意味合いなのかは想像に任せるしかない)。
しかし内心では家族を大切に想っており、兄や幼馴染のシェリア、そしてソフィの身を案じている。一方で疑い深く隠し事をされるのを嫌い、一行に同行するようになった当初はなかなか素性を明らかにしないマリクやパスカルに不信感を募らせている。アスベル同様に「光の力」を持ち、この力については彼なりに調査していた。
「レディアントマイソロジー3」には残念ながら不参戦だが、アスベルが「故郷に弟がいる」と発言しているため、存在はしている模様。
性格
幼少時代は気が弱く大人しい性格で、いつも兄のアスベルの後をくっついていた。臆病だったが努力を惜しまない勤勉家で、幼い頃から非常に博学だった。
木の棒を使った二刀流のスタイルに憧れており、成長した後の戦闘技術にもこれが反映されている。
成長した後は生真面目だが捻くれ者な性格となり、幼い頃の面影はどこにもない。用心深い性格も含めたこの性格の変化は養父のガリードによる教育のためである。
前述のように家族含むラントに捨てられたと思い込んだ憎しみを抱いていたが、7年経っても変わり映えのないアスベルの兄弟想いや、いざ自分が仕事場に立って初めて実感した実の父親の仕事の難しさに少しずつ考えを改めていくようになる。
用心深かった性格も、パスカルに危機を救われてから打ち解けていくようになり、徐々に堅苦しい一面が無くなっていく。それ以降は不器用ながらも兄を想うようになり、可能ならば自らが進んで辛い道を選択しようともしていた。
しかしどういう訳かパスカルに対し好意を抱くようになり、恋愛感情に疎いパスカル相手に内気な面も見せるようになった。
また、生真面目な性格が災いして、天然かつ世間知らずのソフィとのやり取りが非常に苦手で、戦闘終了時の掛け合いではかなり苦労している模様。
実は得物とバトルスタイルが子供時代好きだった漫画の主人公を参考にしていたり、子供向けの戦隊物に血道を上げたりと、隠れヒーローオタクな一面がある。戦隊に至っては、本人は髪の色も服装も思い切りブルーなのにも拘らずやたらとレッドを推したがる。
戦闘スタイル
武器は銃を仕込んだ両剣。固有装具は眼鏡。戦闘スタイルは両剣技と双銃術。秘奥義限定であるがこの両剣は弓状に変形でき、矢を放つこともできる。テイルズオブシリーズではダブルセイバー風の武器を使う敵は存在したが、味方では彼が初めてとなる。また、シリーズでも珍しく秘奥義の名前にフランス語が使われているものがある。
近~中距離での戦闘が得意だが、術技発動時の移動や攻撃範囲にクセがある上に、防御面や回避面がやや伸びにくいこともあり、プレイヤーキャラとして扱うには多少の慣れが必要。クリティカル攻撃を食らいやすいことで油断するとすぐ戦闘不能になってしまう。
難易度が上がるにつれて、復活しては即戦闘不能になることもあるため、プレイヤーキャラとして使わない場合も作戦の組み合わせがかなり重要になる。
性格や境遇、そしてこの性能といい、様々な部分がリオン・マグナスに似ていると言えよう。
また、多少なりとも回復魔術、状態異常回復魔術も習得でき、補助に回ることも可能。特に男性オンリーのパーティ時は貴重な回復要員となり、グミ封印プレイでも重宝する。
真相
父親のアストンがヒューバートを養子にしたのは、哀しい過去に起因している。
アストンにもまた次期領主を継ぐ兄がいたが、その兄が父親の意向に反したために、父親が次期領主の座を下ろし、アストンをその座に据えた事で争いが引き起こされてしまった。どちらも領主にならなければ生きる術がなかった為に、どちらも譲る事はなく争いを泥沼化させてしまった。
結果的にアストンが勝利して領主を継ぐ事になるが、兄はラントを追われて亡くなってしまった。この過去に強い負い目を感じていたアストンは、自らと同じ道を息子たちに辿らせぬよう、辛い選択でありながらヒューバートを養子に出すことを決行したという。
しかし不器用な父親のその本当の意志を2人の息子たちは知ることなく、アストンは戦死してしまった。
また、アスベルは遠いストラタに住むヒューバートのために手紙を書き続けていたが、いずれもヒューバートの基に届く前にガリードに破り捨てられてしまったため、その思いは届かなかった。結果的に真相を知らない兄に対し、ヒューバートはそういった憎しみの念をぶつけてしまうことになってしまった。ヒューバートの抱いていた感情は、いずれもボタンの掛け違いにより起こった不幸な出来事であったと言える。
隠しイベントでは反乱を起こそうとしたガリードを説得する。衛兵をけしかけられたが鎮圧し、ガリードに対して「もう一人の父親を失いたくない」と告げて改心させた。
ガリードの方は出世欲から歪んでしまったもののヒューバートを引き取った当初は可愛がっている様子が過去の回想で描かれている。
他作品への出演
パスカルと共に闘技場のゲストとして登場。
イベント「がんばれヒューバート 初めてのフレグランス作り」でパスカルと共に加入。
本作で、新術技として集光雷算、コアグラヴィトン(リヴグラヴィティの技変化)、大集光雷算(集光雷算の技変化)、絶破滅雷陣(雷牙招来の技変化)を習得。
魔鏡技は「ラム・アフティアー」「ディトリア・ミストラル」「トリックアンドトリート」「エクスパーンシオン」「サンオイルスパーク」、アスベルとのクロスオーバー魔鏡技で「彪雅轟衝・飛鳥」。
関連イラスト
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