概要
スタジオジブリのアニメ映画『天空の城ラピュタ』のクライマックスで、ムスカに囚われたシータの元に駆けつけ「シータと2人きりで話がしたい」と要求したパズーに対し、ムスカが言った言葉。
実際に時間を計ってみると3分間どころか1分も待っていない(約50秒ほど)。
そのためかしばしばネタにされる。
尚、英語吹き替え版では1分に変更されている。
途中の描写を省略しただけで劇中では3分間経過していたのか、そもそも最初から3分も与える気がなかったのかは定かではない(まぁムスカの人間性を考えれば後者の可能性が大だが。ムスカとしては後述のように弾込めの時間が欲しいために猶予を与えただけである)。
しかしいずれにせよ、パズーとシータが「自分達の命と引き換えにしてでもラピュタを葬らなくては」という悲壮な覚悟を決めるには十分な時間であった。
一部では「40秒で支度しな」と言われて本当に支度を終えたパズーに3分間も猶予を与えてしまったことがムスカの敗因ではないかとも言われている。
真相
ムスカはこの発言の後、エンフィールド・リボルバーのリロードを行っている。これについて、2001年に発売された絵コンテ集に注釈がある。
「このスキに装弾していますが 実はもう弾丸がなかったのです」
そう、パズーが来た時点でムスカは弾を撃ち尽くしていたため、猶予を与えたように見せてリロードする時間を稼ぐのがこの発言の目的だったのである。
ただし、実際にこのシーンまでに撃たれた弾丸は5発であり、リボルバーの装弾数は6発。
「1発無駄やないかい」「いや安全性のために1発はカラなんだよ」などとちょっとした議論を巻き起こすことに(1発分撃つシーンを劇中で省略していた可能性があるが真相不明)なるが、仮に1発分残っていたとしても、2人を始末するには最低でも2発分必要であるため、いずれにせよリロードが必要であった(無論1発のみではパズーもしくはシータを仕留めたとしてもその後は隙を晒すことになるので、時間を稼ぎたかったのも無理はない)。
関連タグがこんなところまで…!
カップラーメン・・・3分間待つの代名詞
糸村聡-テレビ朝日系の刑事ドラマ遺留捜査の主人公(演︰上川隆也)。ドラマのクライマックスで「僕に3分だけ時間をください」と言って謎解きを始めるが、ムスカとは逆に毎度明らかに3分以上経過している。