概要
「天空の城ラピュタ」に登場するムスカの本名(古い秘密の名前。継承名。祖先から受け継いできた名前)。
シータと同じようにラピュタの王家の家系であり、地上に降りた時に二つに(本家と分家)に分かれたと言っていることから、ラピュタ語で「真」を意味する「トエル」を名に持つシータ(リュシータ・トエル・ウル・ラピュタ)の家系が正統な王家の家系たる本家で、トエルを名に持たないムスカ(ロムスカ・パロ・ウル・ラピュタ)の家系が分家である。
彼曰く、ラピュタ語で「ウル」は王。「パロ」については語られていないが、シータの家の「トエル」がラピュタ語で「真」、という意味であることから、これに対する言葉、「偽」または「副」であろう(ちなみに現実世界のギリシャ語で「パロ」は従属を意味する)。幾ら分家とはいえ、偽の王家であると自ら名乗るとも思えないため、「副」の意味の方が正しいともとれる。
つまり、シータの継承名が「真ラピュタ王リュシータ」、ムスカの継承名が「副ラピュタ王ロムスカ」といった意味であろう。