概要
仮面ライダーBLACKRXこと南光太郎が危機に陥った際にこのナレーション(声:政宗一成)と共に御都合主義が起きることである。
他作品におけるヒーロー達も、追い詰められても諦めず、奇跡の逆転劇や説明のつかない理不尽な勝利を度々見せているのだが、RXはこのナレーションのみで簡略な説明を行い、御都合主義…もとい奇跡を起こす様がシュールであるため、よくネタにされている。
なお、実際には作中ではこの台詞自体は2回しか言われていない。正確には2回目は「不思議な事が起こった!」である。
だが、この台詞が語られていないシーンであっても、RXがダメージを負ったりエネルギーを吸い尽くされたり、はたまたその供給源(サンパスク)を破壊されても太陽光やキングストーンの力で回復・再変身出来たりロボライダーやバイオライダーの多彩な能力でピンチを乗り越えてる事によって、そういう作風を象徴する台詞として後々まで語り継がれるようになった。
具体例
- 変身機能を破壊されて宇宙に捨てられたら、太陽の光でRXにパワーアップした上に、前作で大破したバトルホッパーもアクロバッターへ進化して復活(宇宙の荘厳なる奇跡)
- 恩人の娘(の偽物)を目の前で死なせて深い悲しみを与えたらロボライダーにパワーアップ(「不思議なこと〜」の台詞があったシーンその1)
- ロボライダーでも脱出できない罠に放り込んだら怒りでバイオライダーにパワーアップ(「不思議なこと〜」の台詞があったシーンその2)
概要にもあるように「不思議な事が起こった」というナレーションは2回しか無いが、『仮面ライダーWEB』では最初のRXにパワーアップした時の奇跡も不思議な事として解説されている。
そして太陽光を吸収したキングストーンには「RXが窮地に立たされた際は、光太郎の感情や意志に反応。神秘的な現象を起こし、RXにさらなる力を 与える。」という能力が備わっており。
恐らく本来の「不思議な事」というのは、上記の用に進化・強化フォームを手に入れる事を指すものと思われる。
奇跡が起こった時のBGM
余談
ちなみにシャドームーンも、
- 神殿の崩壊に巻き込まれて死んだと思われていたが生きていた
- 新しい武器を創りだしたり、BLACK時代から遥かにパワーアップしたRXと互角の戦いを繰り広げる
- 力尽きた後、親友の腕の中で失われたはずの元の姿を取り戻す
などの奇跡を起こしている。
ここまでイジられてはいないが、「百獣戦隊ガオレンジャー」でも「奇跡が起きたのです」というご意見無用な逆転フラグがある。(OPの2番でも「奇跡の力」と言うだけあって、ナレーションが発言した回数はこちらの方が上)
ちなみに、BLACK以外での仮面ライダーにおける「奇跡が起こった」こととして、仮面ライダー1号が巨大化したことがある。→「ウルトラマンVS仮面ライダー」
ゲーム作品では
ゲーム「オール仮面ライダー ライダージェネレーション」シリーズでは、
RXは体力が少なくなると1度だけ体力全回復+ステータスアップの効果を持つアビリティ「たいようのきせき」を持つ。
これが発動すると「そのとき ふしぎなことが おこった」と表示される。1作目では中田譲治氏のナレーション付き。
ゲーム作品でふしぎなことが再現された例である。
またバトライドウォーシリーズの「創世」では、サンバスクゲージが溜まってる状態で体力がゼロになると不思議な事が起こって復活する事が可能。ただし1ミッションにつき一度だけで、さらにゲージ増加速度は緩やかな上RX自体が強キャラなので発動条件を満たす前に大体ミッションが終わってしまう。どういうことなの…。
そしてガンバライジングでは、仮面ライダー世界に駆ける(クライシスがRXをBLACKの姿に戻して倒そうと思ったら、別時代からそれぞれの形態が助けに来て4人に増えた映画)仕様のBLACKがカード化され、そのオモテ面に記された必殺技名が『その時不思議な事が起こった』である。
関連タグ
そのときふしぎな事が起こった(表記揺れ)
その時、ふと閃いた!、どんなミラクルも起き放題、なんということでしょう:似たようなもの