CV:白石晴香
概要
ある理由で大切な親友と殺し合うという運命を背負った、エピソードchiral主人公の片割れ。
身長は相方である湊小春より高く、スレンダーなスタイルに、髪型は青いメッシュ入りの二つ結び。
参戦後に判明した身長・バストデータは、それぞれ162.7cm(神無木栞と同じ)・B80(菜森まなと同じ)、着瘦せするタイプらしい。
勉学・運動・感性・生活・性格評価は小春とほぼ正反対、エテルノ4人目の勉学1メンバーでもある(スクメロの場合は篠宮明佳里が4人目)。
EPキラル物語内容と投票システムのコンセプト上、当初はプレイアブル化の予定がなく(電撃オンラインの赤塩Pインタビューより)、エテルノ到着後の一年間もNPCとして出演していた。
翠の過去
「五稜魔法科学アカデミー」の生徒だが、魔力査定値は学園最低の8。
そのため物語開始時点では退学処分の危機に迫られていたが、ティエラ先生の助力により、学園最高の魔力査定値92を持つ「湊小春」と出会い、勉強のために彼女との共同生活が始まる。
小春ほどの不穏な言動は見せないが、翠も非常に親友思いの性格をしており、小春の悪口を言った生徒の胸倉を掴むこともあった。
実際、彼女たちの終盤の行動目的の一つは「親友の居場所を作ること」であった。
世界の真実を知り、離れ離れになった2人は後に、
翠は、プリズムを壊し、新たな世界の構築を試みる「地下砦群(アンダースタック)」 、
小春は、プリズムを守り、今までの生活を維持しようとする「結合都市(コロケーション)」 、
それぞれのリーダーとして、つまり敵同士として戦うこととなった。
厄災の後に一騎打ちとなり、隙を突いて小春にトドメをさそうとしたが、先に息絶えてしまう。
小春に抱かれた翠は自身の思いを打ち明け、静かに命を落とした。
その後・・・(ネタバレ注意)
その後、彼女は不思議な空間に辿り着く。
死んだら何も無いと思いきや、意外とその先もあるパターンだった。走馬灯も無かった。
だけど、なんだか暖かい。
そしてふと、死に際のあの言葉を思い出す。
「わたし・・・・・・なんか「踏みとどまらなきゃ」って 思ってた気がするな・・・・・・」
「でも踏みとどまるって・・・・・・何をーー」
考えようとしたその時。
「うわっ!?」
突如として光が現れ、それに吸い込まれそうになってしまう。
「天国への投入 強引すぎない!?」
しかし、そこになんと小春が現れる。
「わたしは 翠を 助けに来たの!」
「わたしの 手を 掴んで! 翠!」
それを聞いた翠。
「踏みとどまらなきゃならないってのは・・・・・・」
「これの こと?」
「・・・・・・よし!」
お互いに手を掴みあった後、鎧を纏って戻って来た小春は武器を振るい、叫んだ。
「キラル・リベール!」
すると、命を落としたはずの翠が小春のキラル(召喚獣)として甦った。
そして、ありったけの魔力(エーテル)を、地下砦群の標的だったプリズムに撃ち放って破壊したのだった。
まるでどこぞの古き英雄たちのように生前の姿のままで小春と共に剣を振るって戦い、小春の幻装メモカでは小春とお揃いの幻装変身衣装を纏う。
(帽子と色が違い、「双星のピアス」を左耳に付ける。後に覚醒前の幻装変身と判明)
普段は生身の人間と変わらないが、「復活」前と比べると直感が強くなり、
小春と一心同体になった為かお互いの考えがわかるようになった。
また幽霊に近い存在故か壁を通り抜ける事も可能。Ep.Alcorではこの特性を活かして潜入任務の先導を取っていた。
エテルノにたどり着いた小春でも普通に召喚でき、普段は小春や彼女を召喚したミネルと共に様々な活動を手伝うことになる。
単独行動も可能なので、Ep.Ⅴでテミスの奇襲に勘付いた翠は単独でエテルノに戻って大量のオブリに応戦した。
小春の対話編では声付きで登場。エテルノのセキュリティーの脆弱さを利用して、
夜な夜な各メンバーの部屋に忍び込んでは寝言を書き記している。
小春が幻装変身(覚醒含め)に着替えた状態で翠との対話編を再生すると、
背景は小春の部屋風のマイルームに変更される。
隊長への呼称は隊長ちゃん。
続編ストーリー「EPキラルI/O」の地球編では翠の遥か遠い先祖である地球人「隼坂怜」が登場。
パートナーは同じく小春の先祖である「湊花澄」。
妖魔を殲滅するべく、水鳴かなの世話をしつつとある研究をしていたが、
後にかなによって、花澄と共にキラル世界の舞台である惑星「ポルエア」に送り込まれる。
お互い子孫を儲けてこの世を去った二人の研究は、無事にその成果である装置にたどり着いた者たちと、とある人物によって成就することになる。
遅れてやってきた「奇跡」
2020年4月までの翠は声付きNPCとして登場のみだったが、彼女の正式参戦が6周年のお知らせの大トリとして発表された。
アザーズ2人目の斬撃メンバーとなり、究極以下の変身は幻装と同じく西洋剣士風。
「エテルノにいるフィフス・フォースメンバーはフィフス粒子によって再構成された存在」という設定から(アニメチャンネルでは省略された)、エテルノにいた小春に召喚された翠もストライカー適性があると判明。
そのため加入した翠はキラルになった後の彼女本人であり、雑談と個人ストーリーの内容もEPキラル終了後の設定に準ずる。
(しかしこれは湊小春の時同様、時空管理局の元々のストライカー選定基準に反しているという考察もできる。)
余談
ちなみにスクストはFate/staynightの2014年アニメ版とコラボしたことがあり、限定メモカで元祖セイバー(2種類)・女性マスター・少女マスター&元祖バーサーカーを召喚でき、限定衣装も実装されていた。
(ちなみに彼女らのメモカは「マルチメモカ」と呼ばれ、全ストライカーが「メインメモカとして装備できる」という特徴がある)
早い話が、今の翠は「小春のサーヴァント」みたいな存在である。
物語を見届けた隊長からは「小春がキラルになる分岐もあるのでは?」と推測する声も。
これはエピソードchiral自体が、隊長の選択(による多数決)で運命が決まる「インタラクティブドラマ」形式であるため。
もしかすれば上記の展開もあり得たかもしれないが、
最悪一部の平行世界よろしく「キラル世界が滅んでミネルも消滅する」という結末もあったのかもしれない・・・
小春同様、初実装の最高レアリティメモカはガチャ産の幻装EXR「双星の光-another-」で、UR「心槍・オルフェリア」は期間限定で無料配布された。
「双星の光-another-」は小春をキラルとして召喚する他、
攻撃パターンも小春版と異なり、後半は武器の「投擲」と「交換」を絡めた攻撃を繰り出す。
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