概要
風が吹けば桶屋が儲かるとはことわざである。
意味は、「あることが原因となって、その影響がめぐりめぐって意外なところに及ぶこと」のたとえ。要は超展開である。良い意味と悪い意味の両方で使われる。
また、「当てにならないことを期待する」ことのたとえでも使われる。
何故風が吹けば桶屋が儲かるのか。有名な流れは以下の通りである。
- 大風で土ぼこりが立つ
- 土ぼこりが目に入って、盲人が増える
- 盲人が琵琶法師や瞽女等になるために三味線を買う(当時の盲人が就ける数少ない職業。当時は基本口伝なので文字を読める(目が見える)必要は無い)
- 三味線に使う猫皮が必要になり、ネコが殺される
- ネコが減ればネズミが増える
- ネズミは木の桶を囓る
- 桶の需要が増え桶屋が儲かる
そんな訳あるか!
個々の事象は確かに起こり得るかもしれないが、その全てが起こるとは到底考えられない一連の事象をまとめて、「風が吹けば桶屋が儲かる」と言うのである。