「命に人のも自分のもあらへん!奪ったらアカン大事な物や!!
それを絶つアホは、みんな人殺しと同じやねんで!!なんぼそれが自分の物でもな!!!」
CV:勝生真沙子
概要
名前の由来は銭形平次の妻・お静から取られており、夫からもこう呼ばれている。
旧姓の池波は池波正太郎から。
「偽りだらけの依頼人」で初登場。「想い出の写真を返してもらうために中学時代の同級生を探してほしい」という依頼のため、旧姓を名乗って毛利探偵事務所を訪れる。
口から出る言葉のほとんどが嘘であったためコナンに怪しまれるが、終盤で登場した平次によって彼の母親だと判明。小五郎を試すために上述の同級生と示し合わせて依頼をでっち上げたというのが真相であった。
年齢は本人曰く「42歳」。ただし、初登場以前の「結婚前夜の密室事件」で28歳の娘と26歳の息子を持つ同級生の存在が明かされており、真偽は不明。
人物
和服を好む色白の京美人。
凛然とした雰囲気で肝が座っており、事件の容疑者にされても全く動じない。
時には夫を圧倒するだけでなく、初登場時に発生した殺人事件の犯人が自殺しようとした際には、相手が乱雑に振り回す日本刀をただの扇子で抑え上記の台詞で一喝している。その為平次の度胸の良さと肝の据わりっぷりは十中八九彼女から受け継がれているのだろう。
凛としている一方で筋金入りの天然ボケであり、上記の通り小五郎に近づいた際にはコナンに不審者と疑われるなどウソはかなり下手なことに加え、たこ焼きプレートを落として足の指を骨折するといったドジなエピソードも疲労している。後述の小五郎への誤解を明かした際にも、平次には心の中で「(血も涙もないのは自分が大ケガをした時)病院に来ないでてっちりの前で待っていた静華の方」と散々なツッコミを受けるなど、良くも悪くもかなり浮世離れした性格であることがうかがえる。
平次を溺愛しており、心配性でかなりの親バカ。
偽りの依頼で小五郎を試したのも、平次が東京へ行くたびに大ケガをすることから、小五郎を「血も涙もない不人情な人間」なのではないかと疑ったため(当然ながら平次のケガと小五郎は無関係である)。
平次の中学時代のスキー教室にも「東北の方にあまり来たことがないから心配」という理由でついてきている。もっともこの時ビデオカメラを手にしていたため、平次からは「自分が生まれた時から撮っている成長ビデオのコレクションに加えたいだけだろう」とツッコまれている。
古くから家族ぐるみの付き合いがある遠山和葉のことも娘同然に扱っており、よく長電話をするなど交流も深い。
剣道の有段者で、中校生時代に剣道大会で準優勝し(ちなみに優勝者は椿美智子。『YAIBA』の登場人物である鉄美智子の若かりし頃)、切り身を見ただけで魚の種類を言い当てられるほど料理も得意。
得意料理はてっちり(フグ鍋)。また、劇場版初登場となる『から紅の恋歌』では、百人一首の実力者であることが明かされている(大岡紅葉には旧姓で知られていたことから、結婚後は競技から退いた模様)。
「探偵左文字」シリーズの大ファンらしく、『ミステリー作家失踪事件』では10年ぶりの新作に喜んでいたらしく、『どっちの推理ショー』では発売日に朝一で新刊を購入していたらしい。
ちなみに、コナンたちとの初対面時には東京式アクセントの標準語を問題なく使いこなしており、息子ほど大阪弁にこだわらない模様。
ただし世代ゆえか、古い呼称(アイスコーヒーを「冷(れい)コー」)を用いることがある。