概要言うで工藤!
『名探偵コナン』の主要キャラクター・服部平次が江戸川コナンに対し、作中であまりにも多く「工藤!工藤!」と呼びかけることに由来。
平次はコナンの正体が工藤新一と知っている上、平次登場回には必然的にコナンと推理を語り合うシーンが多く存在するため、
そのやり取りの中で本名を呼ぶことが増えるのは致し方ない部分もあるのだが、ネット上ではすっかりネタとして定着している。
そもそも和葉に「蘭が東京で平次をたぶらかした」という誤解を与えたのも、平次が東京に行って帰ってくる度に「工藤」の話をしていたため。
それ故に和葉は「工藤とかいう女に平次は惚れているらしい」と勘違いして初登場時には、「あんたやろ?工藤って…」と蘭に詰め寄ったのである。
更には直接呼びかける時だけでなく、平次のモノローグにも「工藤」の登場回数は多い。
『黒の組織と真っ向勝負満月の夜の二元ミステリー』での「何が何でも工藤…」というモノローグは特にネタにされがち。
「せやかて」とは関西弁で「そうは言っても」という意味なので、「そうは言っても工藤」(新一への反論)という意味となる。
これ以外にも「関西弁+工藤」の形で応用が可能であるため、使い勝手はかなり良い。
こうしてネタ化はますます加速していくのであった。そりゃないで工藤……
そしてアニメ『銀魂』335話においては、クサナギという名の意思を持つ妖刀がキャラとして登場しており、これを平次役の堀川りょう氏が関西弁で演じているのだが、
次回予告ではなんと「せやかて工藤!」と口にしかけている場面がある(なお主人公の坂田銀時は「バーロー」と堂々と言っていた)
原作の掲載誌も違えば放送局すらも違う作品のパロディーは銀魂にはよくあることだが、これには驚愕と共に腹筋崩壊したファンも多いことだろう。
派生に気ぃつけろや……工藤!
同類語
- なんやて工藤
- なんやと工藤
- せやけど工藤
- せやろか工藤
派生語
- もろたで工藤
- やったで工藤
表記揺れ
関連タグ、関連タグや工藤!
最後に、実はこの「せやかて工藤」という言葉、原作には一切出てこない。
ちなみに「もろたで工藤」は原作及びアニメでの初登場時に出てきて、その後も何度か公式に取り上げてもらっている。
そして2017年、この台詞に関しても劇場版作品『から紅の恋歌』公開に向けて実施された「せやかて工藤キャンペーン」にて服部平次のセリフとして扱われたことで、半ば公式となったのであった。