概要
1980年10月から1981年9月にかけて、フジテレビ系列局(ただし一部系列局除く)に加えて日本テレビ系列局約3局、TBS系列局・テレビ朝日系列局各約2局ずつにて放送された。
『科学忍者隊ガッチャマン』シリーズの最終作となってしまった『科学忍者隊ガッチャマンF』の後継作品として作られた。
全てを黒く染め上げる侵略者タコベーダー「クロダコブラザーズ」を追って、地球へと不時着した宇宙の保安官・タコローが地球の都市ヨンフランシスコに住む少年・遊木リンと出会い、リンはタコローによりスーパーヒーロー「ムテキング」へと変身して地球の平和を守っていく。基本的にはメカはあれども、ガッチャマンやキャシャーン、テッカマン等と同じく等身大で敵を撃つ肉弾戦を行う。
ムテキングの衣装や舞台等、随所にアメコミを意識したような箇所が仕込まれているのが特徴。
ただ今ひとつウケがよく無かったのか、舞台が日本の下町となるなど、テコ入れが多く行われた。
てれびくんでも掲載され、沢田ユキオ画によるコミカライズ化もされている。
なお、後述のリメイク版『MUTEKING THE DANCING HERO』の放送を睨む格好で、一部エピソードの再放送が、2021年7月からTOKYOMXとテレビ大阪で実施されている。
リメイク版『MUTEKING THE DANCING HERO』
本作を原作とした新作アニメ作品。
詳細はこちらを参照。
登場人物
勉強が苦手で遊びは好きな平凡な少年。
タコロー(CV:有崎由見子)
クロダコブラザーズを追って地球にやってきた保安官代理。
遊木一家
遊木小晴(CV:小宮和枝)
リンとサニーの母親である警察署長でその手腕を買われて日本へ転勤を命ぜられ、サニー以外の家族全員で日本に引っ越すことになる。
遊木団吉(CV:田の中勇)
リンとサニーの父親。
遊木サニー (CV:納谷六朗)
リンの兄。刑事としては無能で引っ越しの際にはおいてかれた。
ミッチー
リンのいとこ。
ヌーボン
犬。
クロダコブラザーズ
長男でリーダー。
タコマロ(CV:辻三太郎)
次男。気障だが真面目。ゆえにツッコミ役に回る事が多い。
タコサク(CV:青森伸)
三男。背が低くやや丸みを帯びた体型。機械に強く、メカの制作を一手に引き受けている。ただその一方でボケ役に回る事もしばしば。
長女で末っ子。ムテキングに惚れている。
メカニック
ホットケソーサー(CV:加藤治)
サイザンス/サイコーダー
コンチューター
メデタイン
トカゲッテル(CV:千葉繁)
関連イラスト
余談
「無敵のキング」で「ムテキング」と語呂が良い事から、ネット上では本作とは関係ない場所でも「ムテキング」と言う言葉が使われる事も少なくない。
というよりAC北斗の拳のシンが投げ以外に無敵になるバグ技を指して「ムテキング」と呼ばれることが多い。
また近年流行の某TPSとは敵がタコ繋がりだが関係ない。
外部リンク
関連タグ
タイムボカンシリーズ:作風が似ている。
科学忍者隊ガッチャマン:本作は第3作『F』の後番。
アオイホノオ - 劇中で本作が取り扱われている。
波打際のむろみさん:アニメ版3話にて特別出演。
ハクション大魔王2020:本作のリメイク版同様、タツノコプロが外部のアニメスタジオと手を組んで作ったアニメ(ちなみにこちらは日本アニメーション)。
シン:AC北斗の拳で無敵になれるバグ技の使い手…だがハイリスクなため好まれないという世紀末ぶり。