概要
嚮導老君(グレートガイダンス)はCygamesのスマートフォンRPG『プリンセスコネクト!Re:Dive』のキャラクター。
『七冠(セブンクラウンズ)』と呼ばれる世界の支配者の一人。ゲーム内世界「アストルム」と作中の現実世界どちらにおいてもコッコロ / 棗こころの実の父親である。
前作『プリンセスコネクト!』では名称不明の七冠であり覇瞳皇帝の野望には賛成、ラビリスタからは世界の覇権にもミネルヴァにも興味が無いと言われており前作と全くの別人となっている。
人物
七冠の中で最年長となる人物で、実質的なリーダー・纏め役。模索路晶(ラビリスタ)からは「恩師みたいな人」と呼ばれ、彼女が学生だった頃から『長老』と呼ばれていた。
この『長老』の名は晶を中心に嚮導老君のあだ名としても用いられている。
当初は詳細がほとんど不明で、アストルム内ではコッコロの故郷である「エルフの里」の長として言及されるのみだった。
その後メインストーリー第1部第10章にて、コッコロの父親である彼が七冠の一人と判明。後の第2部第12章では『嚮導老君』の二つ名が判明するなど、少しずつ情報が開示され、「ソルオーブ」の一つも有していた事なども明らかにされた。
また、アストルム内における嚮導老君は本人を模したNPCである。アバターとしての名前は『エルフィリア・タレル・ダール・ゾラ』。NPCに七冠としての記憶や能力はほとんど無い模様。
嚮導老君本人は最初から現実世界で活動している。エルフの里の長として人々を率いるNPCの長老とは異なり、指導者たるような存在では無かった事がコッコロから語られている。
彼の現実世界の容姿は現状不明。本名も現状は不明だが、娘の本名によって名字が「棗」である事は確定している。
晶によれば『ミネルヴァの懲役』が始まる少し前からアストルムにログインする暇が無くなり、娘のこころが肩書だけではあるが代理として活動していたとのこと。またミネルヴァの予言では、こころ(コッコロ)は将来的に彼に比肩しうる存在に成るとされており、ユーザーの間で議論がかわされている。
レギオンウォーではミソラ曰く、コッコロの中に「権能の欠片」が存在することが言及されている。
ストーリー
第2部第13章ではしばらくNPCの嚮導老君が登場していたが、第7話にてNPCのアバターを依り代にし嚮導老君本人がアストルムへダイブ。コッコロの窮地に際し、『天沼鉾(ベレシート)』と呼ばれる武器を顕現させ、エリスの使徒(黒い精霊の複製を吸収した強化体)を打ち倒す活躍を見せた。また登場当初は黒くぼかしてあった素顔もこの時判明した。
その後はコッコロや主人公らと現実の側で再会する事を約束し、仮の器(アバター)への負荷によってNPCと共にアストルムから消滅した。
満を持しての登場であるが、『七冠』としての具体的な権能の内容は現状明かされていない。
上記の戦闘シーンでは彼の武器や素手による攻撃を受けた部位が程なくして破砕しているが、その事象が権能と関係あるかは不明である。
TVアニメ版第1期第1話にて、原作の同様のシーンでは描かれなかったコッコロの回想内に登場しており、後ろ姿と声が描写されていた。ちなみに「長老」としてのCVはこの時に初めて判明したもの。
第2部第13章のエンディングでは、「長老」が山内健嗣、「ゾラ」が井上和彦でクレジットされており、NPCと嚮導老君本人でCVが分けられている。
第13章幕間ではホマレが消滅間際の嚮導老君と接触。『七人目の七冠』に関しても触れる意味深な会話が繰り広げられた。
第3部第7章幕間で、フルネームが『棗宙(なつめそら)』であると判明。アストライア王国に変わり建国された『デメテール聖廟国(シュライン)』の革命党のリーダーであるリ・ピュセルは日本政府に対して宙の身柄引き渡しを要請される。