プロフィール
年齢 | 29 |
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身長 | 166cm |
体重 | 未公開 |
誕生日 | 7月1日 |
血液型 | AB型 |
種族 | 獣人 |
ギルド | 未所属 |
趣味 | 占い、支配 |
苦手なもの | 他人※ |
CV | 蒼井翔太 |
※公式攻略ファンブックより
概要
覇瞳皇帝(カイザーインサイト)はCygamesのスマートフォンRPG『プリンセスコネクト!Re:Dive』のキャラクター。
本名は千里真那(せんり まな)。前作におけるプレイヤーネームは、本名をカタカナ表記にしたマナであったが、そちらは本作では一切名乗っていない。(ゲーム内ポイントであるマナとの混同を避けるためともとれるが、詳細は不明。)
また、前作となる『プリンセスコネクト!』にも同一の人物が登場している。
前作のストーリーにおける活躍については、本名である千里真那の記事を参照。
2022年11月15日より、「エクストラキャラ」の一人としてプレイアブル化した。
その際のキャラ名称が「マナ」ではなく「カイザーインサイト」であるため、記事名称は「覇瞳皇帝」のまま紹介する。
人物
『七冠(セブンクラウンズ)』と呼ばれる七人の天才の一人。その中でもトップクラスの才能を持つ人物であり、七人の中で事実上の代表者となっている。
しかし後述するストーリー内での洗脳や記憶改変、殺害などの悪行もあって多くの登場人物からは因縁を持たれており、メタ的に言うとラスボス的な立ち位置の人物である。
銀髪ロングで狐耳の妖艶な女性の姿をおり、言葉遣いも女言葉を多用したものだが、その正体は男性である。
当初の彼の目的とされていたものは、自身が創造した人の願いを叶える力を持つ超高性能AI「ミネルヴァ」の力によって「プリンセス」となって世界を支配する事だったが、男性である覇瞳皇帝は本来ならばプリンセスにはなれない存在であった。そのためミネルヴァのデータを改竄しプリンセスになるための一環として、男であるにもかかわらず女性の姿をアバターとして使用していたのである。
しかしこれに関しては、後のストーリーにて隠されていた事実が判明する事になった。
覇瞳皇帝が持つ七冠としての固有能力である「覇瞳天星」(はどうてんせい)は、世界をデータとして認識し演算する事で、未来予測や相手の動きの再現などを可能にするというものだが、逆に言うと「覇瞳天星」自体はデータとしての閲覧能力でしかなく、七冠が持つ権能の中でもかなり地味。
しかし膨大なデータの情報を常に見続けるという、常人なら頭がパンクしてしまうであろう事をこなせるのは、彼自身の演算力の高さによるところが大きい。
模索路晶はこの能力を、学校のテストで全教科の問題を一斉に、一瞬で見せられて全問正解するようなものと例えており、それを可能にしている点からも覇瞳皇帝の常人からかけ離れた能力の高さが窺える。
第1部のストーリーでは、大掛かりな洗脳装置によってランドソル王家の「陛下」として新たに「ユースティアナ」を名乗り、ランドソルを支配した。
このユースティアナという名は、本来はペコリーヌの本名(ユースティアナ・フォン・アストライア)だったのだが、世界が「再構築」され覇瞳皇帝が王国の支配者となってからは、ペコリーヌから地位や名前を奪う形でランドソルへ君臨していた。
ちなみに武者修行から帰ってきたペコリーヌと一度相まみえているが、その時に何故か一発で男だと見抜かれている。
当初はキャルを小間使いとして支配下に置いており、本当の王女であるペコリーヌの監視・殺害などの命令を下していた。
このキャルに対する扱いが悪辣極まりないものであり、命令した役目を達成できなかった場合、彼女に電撃を浴びせる罰を与えるといった酷い仕打ちを平気で行う(そのためキャル虐というミームまで生まれることに)。
また、物語の途中では、キャルを洗脳する目的で「プリンセスナイト」として「魔物を操る」という力を与えているため、キャルは覇瞳皇帝のプリンセスナイトという関係でもあった。
後にキャルからはプリンセスナイトの力を返上されたが、4周年記念イベント『Re:member 僕の願いが紡ぐ未来』では、一時的にキャルへ魔物を操作する力を与えている。
七冠という枠組みに属していたり、キャルを支配下に置いたりしているが、本質的には孤独の存在。
「たったひとりで完結し、万物を支配する」という事をキャルに対して説いており、実際基本的に味方という存在を付けることは無い。
ストーリー
第1部
Re:Diveのメインストーリーの初登場は序章前編、つまり物語の最初の一幕である。
前作の最終決戦と思われるシーンにてユイ・ヒヨリ・レイ・主人公と対峙する。その圧倒的な力でレイ・ヒヨリを戦闘不能に追い込み、ユイにとどめを刺そうとするが、主人公がユイの前に立ちふさがり、画面が切り替わったところで序章前編は終了する。
このシーンはRe:Diveは前作の最終決戦で覇瞳皇帝に敗北したところから始まることを意味している。
その後しばらくの間登場は無いが、第5章第4話にて再び登場。
キャルと主人公を空間転移させ、王宮の玉座の間へと呼び寄せる。キャルが役目を果たせない事に痺れを切らした覇瞳皇帝は、キャルの身体の負担を考慮せずに『プリンセスナイト』としての力すべてを与えた。
また、同時に転移した主人公が目を覚ました際は、彼に対しこの世界がつくりものようだと感じたことはないかという疑惑を投げかけ「世界の謎」を示した。
第5章6話では主人公や、クリスティーナなどの他の七冠を一ヶ所に集め、核兵器並の威力を持つ「戦略級の攻撃魔法」で皆殺しにすることを目論んだが、その場にいたラビリスタによって防がれ、彼女と相打ちになる形で昏睡状態になった。
このため、目覚めるためのエネルギーとして他者から生命力を奪う仕組みを発動、ジュンなどの王宮に関わる者を洗脳することで生命力を吸収したほか、洗脳した王宮兵を使ってネネカを攫い、彼女から生命力を奪い続けた。
人の姿をした謎の存在「シャドウ」の有用性に目をつけ、それらを生産・使役する方法を確立すると急速にそれらを増やして街を騒がせた張本人でもある。曰く、シャドウとはむき出しの魂または溢れ出した魂の欠片や想いのかけらが変じたものであり、生命力として吸収することも出来、彼はリソースとして重宝している。
第12章15話にて遂に目覚める。Re:Diveではここで初めて「覇瞳皇帝」を名乗り、王宮を破壊しながらランドソルの街中で生命力を奪うべく活動を再開した。
大混乱となっているランドソルにて、イリヤなどの【悪魔偽王国軍(ディアボロス)】メンバーを襲撃したことを皮切りに主人公サイドとの戦闘が勃発。
大量の魔物やシャドウを操り主人公サイドを翻弄したが、ネネカたち七冠のサポートの成果によって主人公たちが覇瞳皇帝を追い詰めようとする。
しかし、主人公たちが魔物やシャドウを倒したことでランドソル中に出現した「マナ」を覇瞳皇帝が一斉に取り込んだことで、人を超えた存在となり主人公に襲いかかる。
こうして、主人公との最終決戦が始まるのであった。
ちなみに「覇瞳天星」による未来予知能力はRe:Diveだとこの最終決戦の中で披露するのだが、Re:Diveのアストルムはバグだらけなために正確な予知が出来ず、精度が落ちている。ただしその特性から不意打ちを得意とする跳躍王に対しては有利に動く事ができ、彼を苦戦させている。
王都終末決戦
2019年12日22日から開催された、メインストーリー「第一部最終章」の追加に伴う特別イベント。
前述した覇瞳皇帝との決戦と連動した内容のイベントだったのだが…。
詳細は王都終末決戦の記事の方を参照。
決戦のその後
王都終末決戦にて見事覇瞳皇帝を打ち倒すと第15章の7話以降が解放されるのだが、覇瞳皇帝の本当の願いは「物語のような誰からも愛してもらえるプリンセスになりたかった」ということが分かり、ペコリーヌから身分を奪ったのも、七冠をまとめて「アストルム」を作ったのも、その願望のためだったことが判明する。
お互い満身創痍になりながらなおも足掻く覇瞳皇帝は、キャルの弱みにつけこんで利用しようとしたが、彼女が自身から受けていた「プリンセスナイト」の力を返上し、その勢いを乗せた攻撃によって形勢が逆転。
ペコリーヌ・コッコロ・キャル・ユイ・そして主人公の5人で、運命を賭けた最終決戦が始まる。
そして主人公の一撃によって、ついに覇瞳皇帝は敗北。
その後、覇瞳皇帝は「私に勝ったことで、この世界の転換点を乗り越えた」「私が戦うはずだったあの元凶と直面することになる」という意味深な言葉を残して力尽きる。
そして覇瞳皇帝は【王宮騎士団(NIGHTMARE)】に連行され、王宮内の宝物庫にあった異空間に幽閉された。
なお、世界の再構築後にランドソル王家を乗っ取ったものの、世界構造はRe:Diveの世界の元となっているVRゲーム「レジェンド・オブ・アストルム」のものをそのまま引用されていた。
そのため経済インフラ・ライフライン・法治機構と、国を運用するにあたって(もとい、人が生活するにあたって)必要最低限の部分が構築されておらず、彼は王座を手に入れてから真っ先にこれらを一人で整備したとされる。さすが七冠の肩書は伊達ではないということか。
第2部
第1部のクライマックスでは上述の通り異空間に幽閉されたが、第2部第3章第12話では、過去におきたバッドエンドの回想(おそらく第1部15章5話の分岐における後者の選択肢の続き)のシーンに登場。
戦力が尽きた主人公一行を次々と倒し、ついに主人公サイドが全滅。その後、仮面を付けた謎の人物である「全ての元凶」との勝負に挑むも敗北した。
ラビリスタによればこれは決められた未来であり、過去幾度と繰り返され、その度にアストルムの世界はリセットされていた。
第5章5話では、強制的に空間跳躍されたキャルの前に再び覇瞳皇帝が出現。
キャルに対してラビリスタの情報を吐かせるために尋問を行うが、同9話にて主人公が駆けつけ、それによりキャルが「プリンセスフォーム」へと変身。
「アビスエンドバースト」の一撃を受けると、現れたのはアゾールドの「万能人形(オムニフォーク)」だった。キャルの前に現れた覇瞳皇帝は、【レイジ・レギオン】メンバーの一人アゾールドが、ネネカの「変身」能力を万能人形へ仕込んだ偽物だったのである。
また、物語は第2部になった事で、第1部から提示されていた謎も少しずつ明かされていく事になる。
物語の序盤の段階では、Re:Diveにおける「世界の再構築」は覇瞳皇帝が行ったとされるケースもあったが、覇瞳皇帝自身はRe:Diveの世界に対して「何者かが出来損ないの世界」をつくったとしている。
この「何者か」の正体は、第1部エンディングにて初登場したエリスである。実際、上述した第2部3章12話では、彼女が覇瞳皇帝を一瞬で倒し、世界の再構築を行う描写がある。
また、後にミソラから自身の願望を叶いたいが為にユイの願いを妨害し、その不具合で結果的に世界を間違えた形に変え、エリスを生み出してしまった原因に繋がったことが明かされた。
第15章では、ミソラの手によって遂に外に解き放たれる事になり、エリスの城の残骸を取り込み巨大化した「終炎の巨神」を迎撃しているキャルの前に姿を現した。
続く第16章、キャルを遠くへ逃がしつつ、後に合流した七冠と共にエリスが乗り込んだ「終炎の巨神」の攻略に挑む。
脱獄直後は主人公たちに御礼参りをしてからエリスを打ち倒す予定だったが、キャルに諭されてひとまず他の七冠と「終炎の巨神」の足止めをすることにした。
9話でエリスが消えた後は漁夫の利とばかりにミネルヴァを狙ったが、外部の人間が介入してきてチャンスを逃す。
さすがに緊急事態と判断し、ラビリスタと共に『再再構築』に抗ったが後の対応を話し合う時間を稼ぐことしか出来ず、彼女共々ログアウトしてしまった。
その際にラビリスタに「森羅万象遍くすべてを識り、神または世界の理とも呼べる存在として君臨し、世界の営みを眺める」と、彼自身の真の目的を告白している。
無印の終盤や王都終末決戦の時といいお姫様願望は口が裂けても言えないのかもしれない……
下記の通り、プレイアブル化はしたものもその後も改心した様子もなく、主人公達の敵というスタンスを取り続けている。
現在公開されている第3部ではストーリー内どころかOPにも現れていないが……?
第3部幕間
国際警察の目をかいくぐりながら組織の再興を計画しながらの逃亡生活を送っていた。
希留耶の自宅周辺の監視カメラをハッキングする等の御膳立ても行っていた模様。
そしてハンバーガーショップで一息ついてた所に(当然、店の監視カメラをハッキングした上で)、グルーヌイが自身のmimiにハッキングして通信を取り、交渉を持ち掛けてきたが、「遠縁の親戚の希留耶は人質にならないし、何より神でもないのにその上から目線の態度は気に入らない」と一蹴する。
イベント
ストーリー上で非常に重要な人物であるためか、4周年イベント『Re:member 僕の願いが紡ぐ未来』の後編ストーリーにて覇瞳皇帝が出演。時系列的には第2部の中盤ほどであり、王宮の異空間に幽閉されてから外に出るまでの間の出来事である。
眠りから目覚めない主人公を覚ますための手掛かりとして、ラビリスタからの案によって覇瞳皇帝が封印されている場所へキャルが向かう。久しぶりに外部の人物と接触した覇瞳皇帝はキャルを翻弄するが、彼女は負けじと主人公を目覚めさせるための手掛かりを聞き出すために、覇瞳皇帝を説得しようとする。
そこでキャルが語った主人公に対する熱い想いを聞いた覇瞳皇帝は、呆れつつも彼女の熱意を認め、キャルへ「ソルの塔」に向かうよう指示する。
その先でキャル達に待っていたのは、かつて覇瞳皇帝がキャルへ渡した「プリンセスナイト」の権能による、魔物を操る力が発動した事によって出現した魔物の軍勢だったが、駆けつけた主人公の仲間達の活躍によって事なきを得る。覇瞳皇帝の狙いは、不安定な状態にあるソルの塔にて魔物と争い「世界」に負荷を掛ける事で、アストルム世界と主人公が隔離されている「夢の世界」を強引に繋がせるという、彼なりのやり方による計らいであった。ラビリスタは9割嫌がらせであると分析しているが、結果的には主人公が目覚めるための大きな糸口へとなった。
キャラストーリー
1話から3話までは4周年イベントから第2部15章までの空白期間の補足になっている。
獄中の彼は質問にもおざなりに答えネネカに憐れまれるほどの希死念慮を抱いているが、これは2度の敗北やキャルの裏切りによるショックだけではなく「意見を違えた人間を独善で見逃しても後の火種にしかならないため徹底的に始末すべき」というポリシーにもよるもの。
この考えに基づき主人公(かキャル)の手で殺されることを強く望んでいたが「あなたが敵対しても何度でも倒す(意訳)」
という2人の決意を聞き、殺されるまで抗い続けるという形で生きることを決める。
4話の現実エピソードは大半のキャラとは違いアメスによる夢ではなく彼による回想という形式になっており、晶と真那達が袂を分かつ一端が語られる。
なお、過去に主人公と邂逅していることも判明したが、二言三言交わしただけで晶のように考えを変えるまでには至らず、お互いが何者かも分からずじまいであった。
プレイアブル化
「私を解き放つ覚悟ができたのね……?」
上記の第2部終盤のストーリーの内容の公開によって、近いうちにプレイアブル化するのではという声が多数出てくるようになった。
そして2022年11月10日に放送された配信ラジオ「プリコネチャンネルRe:Dive 第267回」にて、満を持して「エクストラキャラ」の第2号としてプレイアブル実装されることが決定した。
なお、エクストラキャラ第1号であるカリンを解放しないとカイザーインサイトを解放する事は出来ない為注意。
スキル
ユニオンバースト | 覇瞳天星・滅光 | 敵全体のバリアとステータスアップ効果を解除+物理大ダメージ |
---|---|---|
スキル | 天叢雲剣・偽翔 | 前方の敵全てに物理中ダメージ+TP小ダウン+自分のTP小回復 |
八尺瓊匂玉・滅葬 | 前方の敵全ての攻撃を受けた際の被ダメージを中アップ+物理/魔法防御力とクリティカルダメージを小ダウン | |
天叢雲剣・草薙 | 前方範囲内の敵全てに通常攻撃 | |
EXスキル | 八咫鏡・煌裁 | 物理攻撃力中アップ |
八咫鏡・煌裁+ | 物理攻撃力大アップ |
キャラステータス
【物理】
後衛で、天の星を瞳に宿し、覇道を進む皇。
権能を解放し敵全体のバリアと全ステータスアップ効果を解除し、耐久力ダウンと複数の広範囲攻撃で敵を滅する。
アリーナ向きの物理サポーター兼サブアタッカー。通常攻撃が前方に全体攻撃で複数回攻撃なので実質ママという声も。
性能の要である『ステータスアップ効果の解除』については意外と適用範囲が狭く、行動速度バフやボスの固定バフ等は解除されない。(速度バフはともかく仮に固定バフまで解除できたら正月キャル以上のぶっ壊れになってしまう)
この性能に対して、「味方になったら弱くなった」と言う声もあれば「大敵に挑む側(ボスバトル)ではなく大勢を屠る側(アリーナ)なので解釈一致」と言う声もある。
解放条件
- メモリーピース3000個
- マナ5億
- メインストーリー第1部 第15章 第9話を閲覧済み
- カリンを解放済み
TVアニメ版
「あなたの進むべき道はわたしが示してあげる。」
アニメ「プリンセスコネクト!Re:Dive」にも登場。キャラ名は「カイザーインサイト」となっている。
第1期第2話時点では表立って登場はしていなかったが、第1話でユウキのフラッシュバックされた記憶(原作でいう上記の序章のシーン)の一瞬にのみ登場しているほか、キャルは「あのお方」と呼んでいる者のために行動していることが第2話にて描写されていた。
その後の第3話ではセリフ付きで登場しており、こちらにおいてもキャルに対してペコリーヌの監視を命じている。
第12話でユウキが見た悪夢の中では、原作の第1部第5章で初登場した強化形態で登場しており、【トゥインクルウィッシュ】の3人に加えて【美食殿】の3人も倒されてしまっている。
また、第13話でのペコリーヌの回想の中では、「偽のユースティアナ」としてペコリーヌの両親を洗脳し、彼らの娘として振る舞っている様子が描かれた。
やはり、こちらの世界でも物語の黒幕として動いているのだろう。
ちなみにこちらの彼はゲーム版と違って最初から疲弊している状態であり、(アニメオリジナル設定の)シャドウを使って人々を拐かしては吸収して魔力変換し、力を取り戻そうとしている。最大の狙いはペコリーヌのようであり、第2期第5話では空間転移によってペコリーヌを玉座の間へ呼び出し、彼女を尋問した。
また、余裕が無いのかゲーム版では辛辣に接するキャルに対しても対応が甘く、むしろゲーム版よりお互いに依存したような関係性を見せる。
第2期における最終決戦ではネネカとラビリスタを操る事で優勢を保っていたが、ユウキによって二人を立て続けに開放され逆転されてしまう。
ラビリスタによって説得されるが、繰り返される敗北のループによって精神的に疲弊しきっており、自暴自棄になった末に自らをシャドウに吸収させて暴走。たがそれはただの自爆に終わってしまう。
もはやこの世界からの完全な消滅すら望んでいたが、男気溢れるキャルとそれを支援する【美食殿】によって救出され、最終的に【王宮騎士団】によって拘束された。その後、ラビリスタから昔の好で食事に誘われるも、やはり和解したくないのか断った。
その後は改心した様子は見せず、鳥籠のような牢に入れられるも、キャルがたまに面会に来るなど、ゲーム版よりは自由に過ごしている様子。
キャルを虐げる描写はシャドウが化けた偽物に割り振られており、徹底した悪という印象はやや薄れている。現にゲームでは完全に憎み切れてはいないとはいえキャルからは決別を言い渡されたのに対し、アニメでは前述の通り最後まで見限られることはなかった。
Shadowverse
カード
この新世界における神は、私だけでいいのよ。
万難を排して、私の夢を完璧に叶えてみせるわ。
全員、ここでゲームオーバーにしてあげる……。
同じCygames制作の対戦型デジタルカードゲーム『Shadowverse』では、プリコネRがテーマの一つとなっているカードパック『アルティメットコロシアム』にて参戦した。
カード名 | カイザーインサイト |
---|---|
種類 | フォロワー |
クラス | ネメシス |
レアリティ | レジェンド |
コスト | 10 |
進化前 | 攻撃力:7 体力:7 |
能力 | アクセラレート 1; 手札1枚を選択して、選択したカード以外の手札をすべて消滅させ、「消滅させたカードの枚数」と同じだけカードを引く。1ターン目なら、さらに1枚引く。 |
ファンファーレ ランダムな相手のフォロワー1体と相手のリーダーに7ダメージ。自分のリーダーを7回復。相手のターン終了まで、潜伏 を持つ。 | |
進化後 | 攻撃力:14 体力:14 |
能力 | |
CV | 蒼井翔太 |
収録セット | アルティメットコロシアム 絶対の帝王 |
※アクセラレート…プレイするのに十分なPPがなく、自分の残りのPPがアクセラレートの値以上なら、アクセラレート能力のみを持つスペルとしてプレイできる能力。
※ファンファーレ…手札からPPを支払って場に出たときに発動する能力。
※潜伏…自身が攻撃するまで相手カードの能力や攻撃の選択対象にならなくなる能力。
原作では敵キャラであるため、Shadowverseでの登場時点でプレイアブル化はされて無かったが、まさかの参戦となった。当初の原作では未実装キャラであったため、今回登場したプリコネRキャラのフォロワーの中では、同じネメシスクラスで登場したアメスと並びユニオンバースト能力を持っていない。
アクセラレートとしてプレイすると、手札1枚を残してカードを入れ替えることが可能。
フォロワーとしてプレイした場合は、ランダムな相手フォロワー1体と相手リーダーに7ダメージ、自分のリーダーを7回復と莫大なダメージの差を広げることができるうえに、1ターンだけだが潜伏することができる。
進化前は7/7のステータスだが、進化後は14/14と倍のステータスになっている(一般的に進化時に上昇するステータス量は+2/+2)。事前に相手リーダーに7ダメージを与えているため、残って進化すれば合計で21点のダメージを与えることが可能。
Shadowverseは20点の体力を先に削った方が勝つため、これが通ったならばそのまま勝ちとなる。
本体は上記のようなロマン溢れる性能だが、アクセラレート能力による小回りの利きやすさも売りとなっており、豪快さと堅実さが合わさったカードと言えるだろう。
主にアクセラレート能力をメインで使用され、第18弾環境のローテーションでは「連携ネメシス」というデッキで使用された。第17弾で登場した界門のホムンクルス・ラズリとは本体との相性もよく、セットで使われることが多かった。
アンリミテッドでは、主に「アーティファクトネメシス」というデッキで手札入れ替えカードとして使用されている。2022年11月時点では一枚制限カードに指定されている機構の解放などのキーカードを、手札入れ替え能力によって探しに行ける点が売りの一つ。
リーダースキン
『アルティメットコロシアム』のリリースに伴い、ネメシスの「リーダースキン」としても参戦した。「リーダースキンセット」を購入することで、カイザーインサイトをネメシスのリーダーとして操作できるようになる。
リーダースキン及びカード名は「カイザーインサイト」だが、代わりにリーダースキンセットに収録されてる称号が「覇瞳皇帝」となっている。
クエスト
2020年1月7日から開催される新イベント「クエスト」にもカイザーインサイトが登場。
1日1回限定で勝利することができる強力な対戦相手を担当している。カイザーインサイトに勝つことで多くのポイントを入手することが可能である。
クエストミッションの内容も「8ターン以内に勝利する」「重複するカードがないデッキで勝利する」「EPを使用せずに勝利する」とやや難易度が高いものだが、それ以上に異質なのはカイザーインサイトが使用するデッキの内容。
デッキ内のカード全てが強力なトークンカードで構成されており、最序盤からアナライズアーティファクトや防御型ゴーレムなどのアーティファクトカードを展開したり、サタンの波動などのコキュートスカードやトワイライトソード、殺戮の女神・ティシポネーといった、本来は元となるレジェンドのカードを経由してプレイするカードを平気でそのまま使用してくるのだ。
前述したミッションを同時にクリアするとなると、その分達成の難易度は上昇する。
カイザイーインサイトのデッキ構成の都合上3つを同時に達成するのは至難の業であり、CPU戦とナメていたプレイヤーを阿鼻叫喚させた。
余談
- ユキに次ぐ二人目の男性プレイアブルキャラで、前作からの続投を除けば初とも言える。プロデューサーの木村唯人は、インタビュー当時は男性キャラの実装予定がないことを言及していたが、前作時点でユキという前例があるからこそ、覇瞳皇帝の実装を疑うプレイヤーも少なからずいたが年齢的に男の娘扱いするのは無理がある気が・・・。
- また、プレイアブル化の際に判明した現実の世界の千里真那の姿は、長髪の中性的な青年…どころではなく、容姿や口調までも女性的な立ち振舞をしている。
- なお本人の性自認については未だに明言されていない。現実世界でも女性的な風貌と名前で通してたためトランスジェンダーの可能性が考えられるが、ただ単に可愛いものが好きなだけだったり、性別などのバイアスはかけずに自分を見てもらいたいだけの可能性もある。
- 神道が専門、スキル名が三種の神器、そしてキャラスト4話のモブの発言から、実家は旧皇族の可能性がある。
- 王都終末決戦では覇瞳皇帝と直接対決するイベントがあり、カイザーインサイト実装後の後発プレイヤーでもバトルの挑戦はできるが、カイザーインサイトの解放条件にはメインストーリー第1部第15章第9話の閲覧が含まれており、覇瞳皇帝撃破後のみでしかカイザーインサイトが解放できないため、覇瞳皇帝とカイザーインサイトを戦わせる事は不可能である。
- ストーリー内ではどう見ても魔法攻撃を打っていたのに物理キャラとして実装したことを突っ込まれることも多いが、実装当時は飼い猫と友人(仮)が魔法パで猛威を奮いすぎていたため、過度なインフレ防止のために攻撃属性が変更されたのかもしれない。
関連イラスト
関連項目
プリンセスコネクト! プリンセスコネクト!Re:Dive 七冠(プリコネ)
カイザーインサイト…表記ゆれ。プレイアブルキャラ、アニメ版、Shadowverseにおける正式名称。
ユースティアナ…覇瞳皇帝が「陛下」として君臨した際の偽名。上述の通り元々はペコリーヌの本名。
キャル…第1部では彼女を小間使いとして働かせた。しかしそれに愛情など無く、半ば奴隷のような扱いであった。最終的には第1部終盤でキャルの方から決別される。
ネカマ…リアルは男性だがアバターの性別は女性ということでネタにされることがある。プレイアブル実装でリアルの容姿が判明してからはネカマではなくガチ勢と言われることも。
悪のカリスマ…純粋な悪党ではあるものの、キャルはもちろん、更に現実世界では彼を信奉する人も少なからずいる模様で、事実大企業の総帥をつとめることからも大人物であることは疑いようがない(クリスも同格であるにもかかわらず「真那様」と慕っている)。
プリコネRのストーリーボスキャラクター
覇瞳皇帝→ゼーン