概要
プリンセスナイトとは、CygamesのスマートフォンRPG『プリンセスコネクト!Re:Dive』(以下、Re:Dive)と、その前作である『プリンセスコネクト!』(以下、無印)に登場する用語の一つ。
無印かRe:Diveかでこの用語の設定は微妙に異なっているため、当記事ではそれぞれに分けて解説する。
Re:Diveに登場する同名の組織については、プリンセスナイト(ギルド)の記事を参照。
また、以降の項目には各作品のネタバレが多く含まれています。
プリンセスコネクト!
作中に登場するVRゲーム『レジェンド・オブ・アストルム』のプレイヤーたちの中で噂になっている伝説の存在。戦闘指揮に特化しており、パーティメンバーのステータス上昇などの特殊な能力を有している。
その正体は『七冠(セブンクラウンズ)』と呼ばれる特殊な存在から力を与えられた者たちのことである。
プリンセスナイトとなった者は味方のステータス上昇能力が使えるようになるほか、各自固有の能力を持つ。また、パートナーと心を合わせることで共に発動できる大技「ユニオンバースト」を扱うこともできる。
劇中では主人公に加え2人のプリンセスナイトが登場し、2人は主人公たちの行く手を阻んでいた。
一覧
七冠『迷宮女王(クイーンラビリンス)』のプリンセスナイト。
固有能力は対七冠及びプリンセスナイトへの特効。七冠やプリンセスナイトに該当する者が主人公固有の剣で攻撃を食らった場合、現実と同じ痛みを味わうほか、トドメを刺すことでそのアカウントを破壊(同じアカウントでログイン不可能)することができる。ただし本人の戦闘力はあまりない。
七冠『跳躍王(キングリープ)』のプリンセスナイト。ギルド「エターナル・ソサエティ」のメンバーでもある。
固有能力は結界の展開。結界を張ることで相手の陣形を狭めたり動きを封じたりすることができる。
七冠『変貌大妃(メタモルレグナント)』のプリンセスナイト。ギルド「カレイドスコープ」のメンバーでもある。
固有能力はバグを生み出すことによる魔物の凶暴化「煌輝創正(デカダントライト)」。
プリンセスコネクト!Re:Dive
『七冠』に力を与えられた者を『プリンセスナイト』と呼ぶ点は共通している。
しかし、あくまで作中のゲーム世界のシステムの一部だった無印と違い、ゲームの世界が(登場人物にとっての)現実世界となっているRe:Diveでは、特殊な権能を持つ文字通りの神となった七冠から、その権能の一部を譲渡された特殊な存在として扱われている。
また本作では、作中に登場する王宮直属ギルドの名称としてもこの言葉が使われている。本来はここまで解説してきたとおりの意味の用語だが、世界が何者かによって『再構築』された際に、多くの登場人物は王宮直属ギルドの名称として認識するようになった。
メインストーリー第2部第9章における会話では、登場人物達もギルドの名前ではなく、主に主人公が持つ特殊な力として認識している部分もあるようだが、登場人物達の過去(前作)の記憶までは戻ってないため、現状はまだまだ曖昧な様子である。
一覧
迷宮女王(ラビリスタ)のプリンセスナイト。Re:Diveの第1部でそのように呼ばれることは基本的に無かったが、第2部では主に敵対勢力の【レイジ・レギオン】からそう呼ばれることがある。
無印に起きたことは元より、生活の基礎などの意味記憶まで失っているが、プリンセスナイトとしての力は無意識に発揮している。
固有能力は自身以外の大幅強化へと変化し、無印の頃の特攻効果はほぼ失われている模様。
基本的には仲間を対象とするが、やろうと思えば魔物や動植物、さらには精霊を強化して場の属性を強化し、それによって天候の変化なども可能としているなど適用範囲が広い。
第2部では無印の頃の「プリンセスナイトの力」を取り込んだ事によって、新たにヒロインたちを「プリンセスフォーム」へと変身させる力を身に付けた。
ただしその出力は本人の精神力と比例しているらしく、精神的成長と共に力を取り戻している様だが、逆に再び逆行すると発動に支障が出てしまう。
3周年イベントでは諸事情からコッコロに関する記憶を忘却してしまった際、一時的に能力が使えなくなっていた為、それだけ彼女が現在の彼の精神性を構築する上で重要な存在であった事が窺える。
ダイゴ
跳躍王(ラジラジ)のプリンセスナイトだが、Re:Diveでそのように明言されることは基本的にない。また他の多くのキャラと同様に無印の頃の記憶が無い。
本作ではクリスティーナらと共に、最初から主人公側の味方として活動していく。
記憶を失ったことに加え、無印のストーリーで主人公の剣の能力による攻撃を食らったことで退場したという経緯があるためか、無印の頃の固有能力である「結界」を使用する様子も長い間見られなかった。だが、第2部第9章第5話における【レイジ・レギオン】のランファとの戦闘(レギオンウォー)のさなか、彼女達に攫われたラジラジを助けたいという気持ちに呼応して、ついに「結界」を発動させる力を呼び覚ます。第2部第12章では結界能力を発動させるシーンがアニメーションとして描写された。
マサキ
変貌大妃(ネネカ)のプリンセスナイト。
Re:Diveでは当初ネネカと共に独自の行動を取っていたが、覇瞳皇帝の手先となった王宮兵にネネカが捉えられてからは、ネネカ奪還のために主人公たちと行動を共にするようになる。
第2部になった後はしばらく出番が無かったが、エリスによってネネカが攫われた7章幕間以降は、ネネカを救出するために再び立ち上がった。
当初は無印の頃の固有能力である「煌輝創正(デカダントライト)」を発動させる様子は見られず、複数の魔物を合成したキメラ「バグモンスター」を生成できるだけに過ぎなかった。しかも生成するだけで操ることは出来ない。
しかし力を取り戻したのか、後のストーリーでは「煌輝創正」も戦闘の際に使用している。第2部ではその能力を使い、【レイジ・レギオン】のカリザが使役する二体の魔物を同士討ちさせるシーンなどが見られる。
覇瞳皇帝のプリンセスナイト。固有能力は魔物の操作。
当初は能力の扱いに慣れておらず失敗することも多かったが、たゆまぬ練習と「陛下」こと覇瞳皇帝からプリンセスナイトの力すべてを受け取った結果、部隊規模の魔物を操れるようになり、陛下代理人としてペコリーヌらと衝突することになる。
第1部の最終章で覇瞳皇帝に権能を返上したが、その後の某イベントで交渉の元一時的に復帰する事になった。
嚮導老君の実娘にしてプリンセスナイト。
固有能力は認識(世界)の修正からの保護で、プリコネR全体の問題を解決するにあたり、切り札となり得る力。
第2部の後半にて久々に再開した際、本来父には不要であったナイトの権限を託された。
余談
- プリンセスナイトという単語は、Re:Diveにおける楽曲のタイトルとしても用いられている。主人公がここぞという時に力を発揮する場面のBGMとして流れることが多く、いわゆる勝利フラグの演出の一つとして登場している。
- グランブルーファンタジーとのコラボの際に登場した召喚石「プリンセスナイト」は、プリコネRにおける主人公を意識したものである。
- Shadowverseにおいても、期間限定イベント「クエスト」のミッションを全てクリアした際に入手できる称号として登場しているほか、第15弾カードパック「アルティメットコロシアム」のアディショナルカードにて、主人公が「プリンセスナイト」として参戦した。詳しくはユウキ(プリコネ)を参照。
- 2019年年末のCM「プリコネの年末年始はヤバイよ!ヤバイよ!」篇ではお笑い芸人の出川哲朗がコラボ出演したため、「出川はデヴィ夫人のプリンセスナイト」とネタにされることがある。
- なお、『アサルトリリィ Last Bullet』でも、「漆黒の騎士と白の姫騎士」で実装された衣装の名前に「プリンセスナイト」が使われている。但し、あちらはラスバレに登場する衣装の名前として使われているため、本作のプリンセスナイトとは全く関係ない。ラスバレに登場するプリンセスナイトについては、プリンセスナイト(アサルトリリィ)の記事を参照。